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コーチング の商品レビュー

4.1

54件のお客様レビュー

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2012/08/12

2001年に出版された本。 ということは、落合監督になる前に執筆されたものである。 コーチ、指導者、選手、部下。 野球を通じて教える側と教えられる側を経験した著者の経験談や自己分析内容などを独特の言い回しで(平たくいうと、実直に)綴られている。 んー。 なんというか。 意外...

2001年に出版された本。 ということは、落合監督になる前に執筆されたものである。 コーチ、指導者、選手、部下。 野球を通じて教える側と教えられる側を経験した著者の経験談や自己分析内容などを独特の言い回しで(平たくいうと、実直に)綴られている。 んー。 なんというか。 意外と繊細でマメな方なんだなと、読み終わって感じた。

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2012/07/16

「采配」が面白かったので、読んでみた。教える側だけでなく、学ぶ側にも読んでもらいたいと思った。 自分にとっては、「良いコーチ」と言われたいのか、それとも「良いコーチ」になりたいのか、という言葉が一番響いた。

Posted byブクログ

2012/05/24

誤解を恐れずにいうならば、落合博満氏は個人主義者である。 彼の「オレ流」スタイルを崩さない姿勢はよく知られている。「オレ流」=ワガママだと思っている人も多いのではないだろうか。昨年、中日ドラゴンズの監督を解任されたのも、フロントとの不和が大きいとされている。それみたことか!能力...

誤解を恐れずにいうならば、落合博満氏は個人主義者である。 彼の「オレ流」スタイルを崩さない姿勢はよく知られている。「オレ流」=ワガママだと思っている人も多いのではないだろうか。昨年、中日ドラゴンズの監督を解任されたのも、フロントとの不和が大きいとされている。それみたことか!能力はすごいかもしれないが、やっぱりワガママじゃないか! このように、「オレ流」に偏見を抱いている人にはぜひ読んでもらいたい一冊である。 冒頭に書いた「個人主義者」というのは、「個人を大切にする人」という意味である。基本的には、コーチングをする上司の立場であれば、部下を「一人の人間」として育てる。コーチングを受ける部下の立場であれば、指導を自分のものにしつつ、上司に従うというものだ。個人あっての組織であるから、個人は大切にする。だが、個人が勝手気ままに動いたのでは組織が成り立たない。均衡は、上司と部下のバランス、コーチングの技術によって保たれるのである。 指導する立場にある人のみならず、指導を請う立場の人にとっても得るものが大きい。実績と経験と信念に裏づけされているだけに、心に深く沁みわたる。

Posted byブクログ

2012/03/13

落合監督の独特の考え方が書かれている。共感する点もあり、新鮮な点もあり、とても参考になった。ちょっと違った角度から考えるヒントをもらった。

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2012/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チェック項目32箇所。コーチの仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい。選手なりのよいところはある。良い部分は何かを見極めて頭に叩き込む。何が良くてなにが悪いか分析能力が必要。一年目の選手に否定をしてはいけない。1+1=2の発想から2=3-1、1×2など無限の過程を考える。相手の望みがわからないうちはコーチは何を話してよいかわからない。やり方を間違えないことが大前提。やり方がわかれば突き詰める。欠点を直すこと=良い部分が失われること。誰にでも長所と短所はある。監督は勝つこと、選手は自分のことだけ考える。監督はあくまで「優勝を狙う、それだけの戦力がある」と言うのが基本。それができない監督はユニフォームを着る資格はない。不要な謙遜はチームを停滞させる。指導者が過去の実績にしがみついてはいけない。最終的な起用法は監督が決める。コーチはなぜ選手たちをそういう使い方にしているのか説明責任がある。投手が納得して登板できる環境を作る。良い上司は部下を信頼する。まずは部下に腹の中をすべて吐き出させる。上司が一方的に方向性を決めると納得しない。「自分がいなければ・・・」という人に限って自分がそこにいたいだけ。現場の最高決定権は指揮官が持つ。そのことをあいまいにしてはいけない。責任は組織の長が取り、当事者も取るべき。中途半端なゼネラリストよりスペシャリストが好まれる。年俸問題・・・一人だけ5億、10億貰うと周りに影響アリ?日本のプロスポーツはあくまで企業のバックアップで成長した。ヨーロッパとは違う。チームのためになることは何か?自分で考える。自分を生かすことと自分のやりたいようにやるのは別物。目標は公言するとやるべきことが見えてくる。食事と睡眠・・・精神的スランプ克服法はシンプル。人間としての基本を考える。生活を見直す。本当の自信とは感性を研ぎ澄まし、自分で自分を洗脳することから始まる。裏方の選手からも学ぶ低姿勢。異なった考え方の人間が入ると質問が出ることがある。前の会社での実績はまぐれかもしれないと思って初心に戻って働く。ヤケ酒や仲間との悪口はそのときは気分爽快でも自分には何も残らない。

Posted byブクログ

2012/02/14

コーチは自分からは口を出さず、とにかく観察し、教えられる側に何が足りないのか、どこを直すべきかを予め分析し、アドバイスを求められたら指導できるようにしておく。

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2012/02/05

「采配」を読み終えた後、落合氏が監督になる随分前に 書いた書があるということで読んでみた。 すごいな、と思ったことは「采配」に書いてあった内容と 芯の部分でほぼ変わらなかったこと。 やはり人間として「ブレない」ことがもっとも大事で あると感じた。

Posted byブクログ

2012/02/05

現役を引退してまだ2年、コーチ経験といえば横浜の春キャンプでの臨時コーチだけ、という時に書かれた本書。やはり、というべきか、コーチングよりも選手としての自己成長・自己研鑽に紙幅が割かれている。そこは獲れなくても三冠王奪取を公言していた落合氏らしい考え方で、常に目線を上に向けていく...

現役を引退してまだ2年、コーチ経験といえば横浜の春キャンプでの臨時コーチだけ、という時に書かれた本書。やはり、というべきか、コーチングよりも選手としての自己成長・自己研鑽に紙幅が割かれている。そこは獲れなくても三冠王奪取を公言していた落合氏らしい考え方で、常に目線を上に向けていくことに氏の真骨頂があるのだろう。 コーチの仕事は教えることでなく見ていること。そして何が良くて何が悪いかを分析する能力がなければならない。 バッティングは人から教わらず、自分で考え感性を磨いていくもの。対して、プロの守備はプロの指導者から徹底的に教わらなければ身につかない。 結果が良かったから「ああ気分が良い」と感じて眠ってしまう選手と、ホームランを打っても自分のバッティングを考え次の日に練習する選手とでは、経験を積んでいくほど大きな差がついてしまう。 ほかの選手の動きを観察し良いものと悪いものを的確に見極めることができれば、自分の良い部分、悪い部分についても正しい認識がもてる。 自己成長を促す落合氏のアドバイスから垣間見える理想のコーチ像。この10年後に出された『采配』と重複する内容も多いけど、より一選手目線に近いところで読むことができる。そして痛感するのは自己研鑽に対する落合氏の厳しい姿勢。打撃の求道者のような人だから、あれだけの口をききながらあれだけの成績を残せたのだと、妙に納得。

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2012/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落合博満『コーチングー言葉と信念の魔術』を読む。 近著『采配』がよく読まれているが、 その勢いで10年前のこの著書も増刷平積みになっていた。 落合の野球に対する姿勢、群れをつくらない生き方には かねがね共鳴していた。 この本は素朴な文章ながら落合の考えが率直に述べられている。 よくありがちなゴーストライティングの匂いがしなかった。 例えばこんなタイトルが並ぶ。   コーチは教えるものではない。見ているだけでいいのだ   最も優秀なコーチこそ、一軍ではなくファームに置きたい  「良いコーチ」と言われたいのか、   それとも「良いコーチ」になりたいのか   部下の専門分野に強くなれ   食事と睡眠。精神的スランプ克服法はごくシンプル   たとえ結果が出なくても、   自分がやってきた事実まで否定するな   良き理解者が三人いれば、人生は見誤らない                  (本書目次p.8-16から引用) この本を書いた2001年春、 落合は横浜ベイスターズ森監督に招かれた。 現役を引退して初めて3日間だけ「臨時コーチ」を務めたのだ。 その後、落合が監督としてどれだけの実績を残したかは 僕たちは日本プロ野球史の事実として知っている。 『コーチング』『采配』を同時に読むことで 落合の目標設定、方法論とその結果を比較対象できるのだ。 有言実行の男、落合に学びたい。 (文中敬称略)

Posted byブクログ

2012/01/17

仕事をするうえでの考え方として非常に参考になる。 部下育成・自分の仕事の仕方。 野球人として落合が嫌いでも、本書を読めば目からうろこが落ちる。

Posted byブクログ