きみにしか聞こえない の商品レビュー

乙一(著者)

2009/10/04

以前、『失はれる物語』の方でこの本に収録されている２編を読んだのですが、その時は借り物だったのでもう手元に無く、そしたらこないだ見つけたので購入。
３つの話ともすこし悲しくて小説の「きみにしか聞こえない」は読むの２回目くらいなのに少し泣いてしまいました（マンガも持ってる）
華歌のラストにびっくりでした。うん、多分、あの考えでいいと思うんだ・・・。
とても好きな本です。

乙一先生の作品は読みやすいといつも思います。

２００８年１０月２６日　読破

2014/04/24

古い作品ですが。買ったのもかなり前ですが。
なんだかんだで読み損ねてたのを読み終わりました。

面白かったです。

頭の中に妄想で作り出したケイタイが時間を越えた相手と繋がる。
色々矛盾がありそうな設定なのに綺麗に辻褄があってることがさすがだなと思いました。

3作とも”切ない”乙一でした。
吐きそうになるグロさはなくて、後味も悪くなく、気軽に読める一冊だと思います。

乙一氏は誰もが時には感じる生き辛さ、生きることの意味、苦しみを表現するのが上手。でも生きるのも悪くない。こんな世界も悪くない。今回はそう思わせてくれる結末でした。（どの作品もそうであるとは言えません。あくまでこの作品は、ね）

最後の「華歌」も面白かったし引き込まれたけど、あのオチは必要だったのでしょうか？なくても話は成り立つのに。最後の最後の最後で、「え・・・えぇぇぇぇぇ！？！？！？」って、声に出しそうなくらい驚きました。

そんなサプライズも、やっぱり乙一氏なんですよね。

2009/10/04

かなり昔に読んだ本。まだ辛うじてラノベ読んでた頃。大好きだったなぁこれ。
映画化された時はびっくりした。

薄いのですぐ読めます。

2009/10/07

　ハードカバーの失われる物語に入っていなかった、文庫本の書き下ろし「華歌」のために購入。とっても切なく悲しいお話でした。オススメです。

2009/10/04

今一番の人気作家、と聞いて読みましたが、期待しすぎたかな。

読んでてストーリーはまた非現実的で現実的な、私の好むストーリーでしたが、
文のテンポが時折あまりよくない部分があって、読んでて引っかかる所がありました。

ストーリーも予測できてしまう辺り、登場人物に思い入れも特にないまま悲劇が起こったりなど。
正直この本は始めから「お涙頂戴」の本なので、それがこの作家さんの特色なのでしょうが大体のストーリーが物語の中盤の辺りで予測できてしまうのが勿体ないところです。

これほどまでに一つの話に背景、設定を考えることができるのなら一つ一つ短編にして書くのはとても勿体ない、と思いました。

2009/10/04

友だちがいない私にケータイは必要ない。でも本当は… ある日ケータイのコール音が頭の中で鳴り響き、時空を超えた心の会話が始まる。本作のキーワードは孤独と時間。小説評価☆☆☆☆☆ 成海璃子の主演で2007年映画化美しい風景とDREAMS COME TRUEの主題歌は秀逸映画評価★★★★

2009/10/04

泣ける乙一、健在。
恐らく著者本人が抱えてる哀しみというか切なさが多くの読者に訴えるんだろうなと思う。
羽住都さんの挿絵もすごくきれいで好きです。

2009/10/04

私はケータイを持ってない。なぜなら、私には友達がいないから。だから毎日空想をして、憧れ続けていたある日。頭の中に鳴り響いた美しいメロディ。――短編集だったのですが、「華歌」が特に好き。一番、乙一さんの世界観にぞくぞくした。切ないお話だった。

2009/10/04

映画化したKIDSが読みたくて読みました。
基本的に乙一作品は読み終わった後、悲しい話だなぁと思うことが多いです。

2009/10/04

映画化に歌と、どこかで耳にした事のある人が殆どではないでしょうか。私はこのお話が大好きで、何度も読み返したくなります。繋がることが幸せ。他にもお話が入っています。