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きみにしか聞こえない の商品レビュー

4.1

434件のお客様レビュー

  1. 5つ

    145

  2. 4つ

    155

  3. 3つ

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2010/10/08

成海璃子・小出恵介主演で映画化になりました♪ 悲しいけど、悲しいだけのラストじゃなくて良いです(*^_^*) 「聞こえますか。夏になったら、あなたに会いたいです。」 純粋な主人公に惹かれます・・・♪

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2010/10/04

2010.10.3 再読 個人蔵書 白乙一で一番すきな短編集。 「CALLING YOU 」「傷」「華歌」の3篇とも、とてもよく作られてる物語だと思う。 「CALLING YOU 」「傷」は、子どもの頃の自分を思い出す。友達が少なくて、閉じてて、自分のあたまの中で会話してる、...

2010.10.3 再読 個人蔵書 白乙一で一番すきな短編集。 「CALLING YOU 」「傷」「華歌」の3篇とも、とてもよく作られてる物語だと思う。 「CALLING YOU 」「傷」は、子どもの頃の自分を思い出す。友達が少なくて、閉じてて、自分のあたまの中で会話してる、ちょっと息苦しい感じがよくわかる。 昔、どっちも映画化されて見たいなぁ~と思ってたのにいまだに見てないし。 ついつい、ドリカムの歌が頭ん中に流れる~。 「華歌」は、ラストを忘れてた。そうだった~。

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2010/09/23

内容(「BOOK」データベースより) 私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世...

内容(「BOOK」データベースより) 私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からの SOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

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2012/03/29

最後のどんでん返しに全部持っていかれた。巧いなぁ、全然気付かなかったよ…。苦悩とか、そういったものが多く書かれていたのに、どこか惹かれるものがあった。これから彼らは、彼女達はどうやって生きていくのだろう。生きてきたのだろう。それを思うとまた寂しいような、羨ましいような、不思議な気...

最後のどんでん返しに全部持っていかれた。巧いなぁ、全然気付かなかったよ…。苦悩とか、そういったものが多く書かれていたのに、どこか惹かれるものがあった。これから彼らは、彼女達はどうやって生きていくのだろう。生きてきたのだろう。それを思うとまた寂しいような、羨ましいような、不思議な気持ちになる。

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2010/08/23

著者の作品は、おそろしくグロテスクなものと、切ないものとありますが、この作品は、表題と「傷-KIZ/KIDS-」二作とも、切ないを通りこして、痛々しさや哀れさを感じさせるものでした。 「華歌」は、二作のような痛さはありませんでしたが、この本に収録された三篇は、どれも社会にうまく適...

著者の作品は、おそろしくグロテスクなものと、切ないものとありますが、この作品は、表題と「傷-KIZ/KIDS-」二作とも、切ないを通りこして、痛々しさや哀れさを感じさせるものでした。 「華歌」は、二作のような痛さはありませんでしたが、この本に収録された三篇は、どれも社会にうまく適応できない、またははじかれた、よるべない心を抱える弱い人物をクローズアップして描いている物語です。 表題は、すてきなファンタジーですが、最後があまりに悲しすぎます。 希望を持てるラストではありますが、十代の少女には乗り越えられないほど大きなつらさではないでしょうか。 「傷-KIZ/KIDS-」は、身体と心に傷を負った少年たち。 命を落としそうなくらい人の傷を背負う彼らは、現代のキリストのようです。 ただ、彼らの行為は誰にも気づかれておらず、評価もされず守られもせずに、ただ傷を負うだけなのは、報われなさすぎます。 二人でいるということが、なんとか慰めにはなっていますが。 映画化されていたとはびっくり。アサトが小池徹平、タケオが玉木宏とのこと。 原作よりも年が上の設定のようです。 「華歌」には、意外などんでん返しがあって、見事に騙されました。 こういった、文章の粋や綾ですっかり読み間違えるような話はとても好きです。 読者は誰もが引っかかると思いますが、性別を勘違いして読んでおり、最後の最後でハッと気づかされるのです。 そこには著者の巧妙な罠があり、葉巻、金歯、ハルキ、イラスト、釣竿、金時計、成金、言葉使い、恋人の黒髪を回想するシーンなど、アイテムがどれも男性を連想させるものばかりでした。 また、主人公を迎えに来る「美しい里美」は、男でした。 男性のイラストがあったため、てっきり主人公の絵と思ったら、それは里美だったのです。 それは、ラストシーンで、主人公の母性を効果的に表すためだったと思います。 最初の2作は、あまりに痛々しすぎて、じっくり読みこめませんでしたが、この3話目は、何度も読み返しました。 羽住都のイラストが素敵です。著者の静かで不思議な世界をよく表現しており、イメージが高まりました。 また、硬質の物語を読んだ後のあとがきでは、作者のお茶目な面が見られて、ほっとしました。

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2010/08/20

最初の2作品は別の本で読んでしまってた。挿絵がきれい。「華歌」は気持ちよく騙されました(笑)絵の効果もかなりズルイw

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2010/07/18

乙一のグロさがあまり出てないので読みやすいけど、 3作品のどれもが、もう一声ほしかった作品集です。

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2010/06/05

ある日、突然現れたケータイ。 時間も、物理も関係なく誰かにつながる。 頭の中のケータイで仲良くなった2人が出会う話。 それがまた切ない。 あぁ青春。 映画版も観た。小出恵介うまいなあ~。

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2010/05/31

これは青春どまんなかのときに読みたかった本。後からみれば大したことないことで悩んだり悔んだりするとき、未来の自分が声を掛けてくれたらどんなにいいか。変えようのない時間を思うと切ない話です。

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2010/05/20

当時もっていた携帯電話が白くて丸いフォルム。 その上緑色のエンターボタンだった。 流行には疎いが小説に影響されやすい私の携帯電話の着信音は「calling you」にしばらくの間設定されていた。 イラストの羽住都の絵柄も相まって、そのもの悲しく繊細なメロディーは私を乙一の虜にして...

当時もっていた携帯電話が白くて丸いフォルム。 その上緑色のエンターボタンだった。 流行には疎いが小説に影響されやすい私の携帯電話の着信音は「calling you」にしばらくの間設定されていた。 イラストの羽住都の絵柄も相まって、そのもの悲しく繊細なメロディーは私を乙一の虜にしてくれた。 中学、高校といつかどこかで一人になったと感じたらそんなときに読んでみてほしくなる。

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