不幸な子供 の商品レビュー
ただひたすらに不幸な少女。 生まれは裕福、誘拐され、監禁、最後には、運がなかった、不幸だった、としか言いようのない惨たらしいラストが待っています。 ページとページの間にも何かがあるのではないか、と不安になる。 ページとページの間にも、何か少女に不幸なことが起こっている。そう思...
ただひたすらに不幸な少女。 生まれは裕福、誘拐され、監禁、最後には、運がなかった、不幸だった、としか言いようのない惨たらしいラストが待っています。 ページとページの間にも何かがあるのではないか、と不安になる。 ページとページの間にも、何か少女に不幸なことが起こっている。そう思わずにはいられない作品。
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タイトルの通り、不幸な子供の話 多分『小公子』のパロディ、だけどこっちには救いはあまりありません こっちの方が現実的だなぁと思う けれど挿絵の端っこにいる悪魔っぽい小さな生き物のせいでどこか悪夢的な雰囲気も漂っている
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いっそ素晴らしいまでの欝物語。特有の絵と淡々とした雰囲気がよりこの物語を不思議なものにしています。救いは一切ありません。とにかく暗く、でも淡々としているからか『後味が悪い』といった印象はなかったように思います
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解説にもあったけど、ゴーリーの暗い雰囲気の絵がすごくストーリーを引き立ててる。いかにもお涙ちょうだいな感じではない、やっぱり淡々としたかんじ。
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ユニークかつおそろしい絵本作品を数多く発表しているエドワード・ゴーリー。独特の音韻とともに、独自のモノクローム線画が読み手にストーリーを染み渡らせます。この絵本の主人公・少女シャーロットの元も子もない人生、善悪問わず理不尽な(ああ本当に!!)その人生にご注目。不幸や死との付き合い...
ユニークかつおそろしい絵本作品を数多く発表しているエドワード・ゴーリー。独特の音韻とともに、独自のモノクローム線画が読み手にストーリーを染み渡らせます。この絵本の主人公・少女シャーロットの元も子もない人生、善悪問わず理不尽な(ああ本当に!!)その人生にご注目。不幸や死との付き合い方を学ぶいい機会にあるやもしれませんよ。
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同じくゴーリーの作品。女の子に次々と不幸が襲い掛かる・・・。ひとつひとつはありえそうなリアルさがある。でもこれだけ連続することはないな・・・。最後はハッピーエンドになりそうと思いきや、やっぱり救われない。大人向けの絵本か。
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どうしようもなく救いようの無い話。ここまでやるか、と思うがそこがゴーリーの「らしさ」であり「魅力」だと思います。一枚一枚に工夫のあるイラストは色がなくとも十分過ぎるインパクトがある。不条理を突きつけて来る、居たたまれなさ。子どもに「読ませられない」絵本。
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苦労や不幸があっても、ハッピーエンドでカタルシスにもっていくのがお話の定型だとすれば、これは、ページを繰るたび不幸また不幸、不幸のどん底へまっしぐらの、型破りなお話。でも、これだけ徹底して悪いことが続くと、「ここまでやるか!」といっそ小気味よく、しまいに笑いがこみあげて、そ...
苦労や不幸があっても、ハッピーエンドでカタルシスにもっていくのがお話の定型だとすれば、これは、ページを繰るたび不幸また不幸、不幸のどん底へまっしぐらの、型破りなお話。でも、これだけ徹底して悪いことが続くと、「ここまでやるか!」といっそ小気味よく、しまいに笑いがこみあげて、それなりに浄化もされるから不思議だ。有無を言わさずどんどん進むテンポのせいか、気品ある訳文のおかげか、それとも、私たちの心の奥に隠れていた、人の不幸を喜ぶ悪いタネが、意地悪なゴーリーに暴かれての苦笑なのか。
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何ともやり切れない思いになります。悲壮感漂うゴーリーの絵がステキすぎます。また、1コマ1コマに出てくる小さな怪物がカワイイ!
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なんかもうコレでもかコレでもか!って不幸のシャワー。 幸せなページにもひそむ「不幸」を探すもまた一興。
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