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沈まぬ太陽(1) の商品レビュー

4.3

367件のお客様レビュー

  1. 5つ

    157

  2. 4つ

    124

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2009/12/23

リアリティのある内容で、読み応えのある作品でした。次巻以降も期待の一冊です! (概要メモ) 労組の委員長として、従業員のために会社と戦ってきた恩地。その結果、恩地は会社側からは疎まれる存在となり、報復人事を受け、環境の劣悪な地への異動を伝えられる。 恩地はその不当な扱いに不満...

リアリティのある内容で、読み応えのある作品でした。次巻以降も期待の一冊です! (概要メモ) 労組の委員長として、従業員のために会社と戦ってきた恩地。その結果、恩地は会社側からは疎まれる存在となり、報復人事を受け、環境の劣悪な地への異動を伝えられる。 恩地はその不当な扱いに不満を抱くも、一社員に戻った今、何もできないことに苛立を覚える。そんな中、現在と同等レベルの地への異動を言い渡される。

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2010/06/29

会社が、一人の人間をここまで追いつめるとは…。華やかな航空会社の裏側に渦巻く、安全を忘れた野望の世界。会社との熾烈な闘いに敗れた主人公は、謀られて中近東のカラチ、テヘラン、そしてナイロビへと海外をたらい回しにされた。家族とも離れ、たった一人アフリカの大地で、大自然と対峙する現代の...

会社が、一人の人間をここまで追いつめるとは…。華やかな航空会社の裏側に渦巻く、安全を忘れた野望の世界。会社との熾烈な闘いに敗れた主人公は、謀られて中近東のカラチ、テヘラン、そしてナイロビへと海外をたらい回しにされた。家族とも離れ、たった一人アフリカの大地で、大自然と対峙する現代の流刑の徒は、企業という“猛獣”に、不屈の戦いを挑んでいた。現代を抉り、人間の真実を問う、今世紀最後の傑作。  日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗。85年の御巣鷹山事故の衝撃を出発点に、その内実を描いたノンフィクション・ノベル。全5巻の大作ながらベストセラーになった。労組活動を「アカ」呼ばわりされ、海外の僻地勤務を命じられた主人公・恩地に、リストラ社会を生きる人々の共感が寄せられたのが一因だろう。だが、もっと重要なのは、だれもが知るあの会社をモデルに実在人物をも特定できる形で汚点を紡いだ「蛮勇」ではないか。たとえ事実と創作の混線ぶりが気になるにしても。「白い巨塔」の財前や「不毛地帯」の壹岐でなく、企業内で黙々と働く恩地が英雄という閉塞時代に、私たちはいる。

Posted byブクログ

2009/12/01

3部5巻からなるこの大作。 1巻はパキスタン、インド、ケニアとたらい回しされるアフリカ篇。 某ナショナル・フラッグ・キャリアの「国民航空」の腐敗を 「事実に基き、小説的に再構築」したこの作品。 なんだかんだ言ったって、最近結構飛行機にも乗るし、 裏側を垣間見ると、ちょっと不安...

3部5巻からなるこの大作。 1巻はパキスタン、インド、ケニアとたらい回しされるアフリカ篇。 某ナショナル・フラッグ・キャリアの「国民航空」の腐敗を 「事実に基き、小説的に再構築」したこの作品。 なんだかんだ言ったって、最近結構飛行機にも乗るし、 裏側を垣間見ると、ちょっと不安になります。 今回はANAで往復しましたが、前回の11月の出張の時はJAL。 JAL乗りながら、3巻の御巣鷹編を読んで号泣していた俺って。 ブックカバーしてあるから、何読んでるか分からないだろうけど、 ちょっとヤバイ人でしたね。 そう言えば、事故も多いし、不祥事多かったから JALが嫌いで、スターアライアンス派だったんだってことも 思い出したりしながらも。 最近は、時間帯がいいと気にせず乗っちゃっている自分も いたりして。そもそも、トラブルは収まっているわけではないんですが。 中国にいると、日系よりも、やっぱり中国系のキャリアの 整備のほうがもっと不安。 最近、中国国際航空と上海航空がスターアライアンスに加盟したり、 中国南方航空がスカイチームに加盟したりと、世界基準に近づいてきた 中国の航空会社。でも、上海ベースの中国東方航空はまだワンワールドに 認められないんだよね・・・。 MUの整備はヤバイっていう話も聞くし・・・。 御巣鷹編で涙したのは、墜落後、遺体を捜す家族の執念だとか、 その想いに対して。 俺がこんな場面に遭遇したらどうするんだろうとか思いながら。 子供の頃、将来の夢は?って聞かれて、大人になって 何をするっていうことを飛ばして、「実家の畳の上で死にたい」って 言っていた俺。 この本を読んで、その思いをまた新たに胸に抱いた。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2007-12-16

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2009/11/26

いやぁー酷いぜJ●L! 今後の展開に期待です。 僻地の海外勤務って大変なんだな…今は大分ましになったんだろうけど、昔は…

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2009/11/24

ずっと読みたかった本。 この筆者の本は初挑戦でしたが、読みやすかったです。 主人公の不器用さ、信念、情…などに心打たれました。 しかし、あまりにそれが辛くて途中は挫折しそうに…。 続きも楽しみ

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2009/11/24

ずっと読みたかった一冊。 映画を見たことをきっかけにして読み始めました。 映画には出てこないシーンの連続に完全に心奪われていました。 企業の不条理に対して自分の信念を曲げずに戦う恩地。 自分の中での正義を持つことの大切さをこの本から学びたいと思います。 それにしてもこれを...

ずっと読みたかった一冊。 映画を見たことをきっかけにして読み始めました。 映画には出てこないシーンの連続に完全に心奪われていました。 企業の不条理に対して自分の信念を曲げずに戦う恩地。 自分の中での正義を持つことの大切さをこの本から学びたいと思います。 それにしてもこれを読むと海外赴任って中々大変だなぁっと心から思います。 あ、それもこの本を通じて学びたいことかも。 自分の人生をどのように築いていくのかも、 この本から盗んでやろうと思います。

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2009/11/17

すでに映画が公開されているけれど、本で読んでみたくなった。 日本の企業の体質って、こんなものなのか。 一部の人間だけが権力という名の甘い汁に群がって、純粋に努力するってなんだろう。

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2009/11/15

単行本がでたときに借りて読みました。 もう最後まで読みたくて、仕事中も読み続けました。 山崎豊子さんの小説はどれもものすごく取材されてますよね。 すごいと思う。 映画化を機にもう一度読み直そうと思ってます。

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2009/11/12

難しく、重たい内容なのに、どんどん読みすすみ、 みるみるハマっていきます! アフリカ篇(上)は 会社、組織というものに、憤り!!を感じながら読み終わりました。

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2009/11/10

一言。壮絶。 特に、 御巣鷹山篇 での飛行機事故の悲惨さはすさまじい。 当時のことは幼すぎて記憶にないのだけど、映像が頭によみがえるようだ。残された家族の悲しみが心にのしかかってくる。 話的にも重いが、あっちこっちと視点が変わり、横道にそれた感が私にはちょっとつかれた。 一...

一言。壮絶。 特に、 御巣鷹山篇 での飛行機事故の悲惨さはすさまじい。 当時のことは幼すぎて記憶にないのだけど、映像が頭によみがえるようだ。残された家族の悲しみが心にのしかかってくる。 話的にも重いが、あっちこっちと視点が変わり、横道にそれた感が私にはちょっとつかれた。 一瞬、○航空はひどい!!と憤ってしまったが、Webをみると、はやり両者言い分があるんだろうなぁ。フィクションだということは忘れちゃいけない。

Posted byブクログ