すべての雲は銀の… の商品レビュー
壊れた心にやさしく降り積もる物語 誰もが抱える傷なのに、痛くてたまらない――。 恋人の裏切りに心を引き裂かれ、大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。もう人を愛せない。心も、そして体も――。 終わりのない痛みに閉ざされた僕が出会ったのは、信州の空のような明るさの奥にさまざまな傷...
壊れた心にやさしく降り積もる物語 誰もが抱える傷なのに、痛くてたまらない――。 恋人の裏切りに心を引き裂かれ、大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。もう人を愛せない。心も、そして体も――。 終わりのない痛みに閉ざされた僕が出会ったのは、信州の空のような明るさの奥にさまざまな傷を隠し持った人たちだった。 愛し合い、傷つけ合い、やがて赦し合う人々が静かに、せつなく奏でる交響楽。待望の長編小説。 最近いい本に結構会えるのでうれしいな。
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出てくる人たちのキャラクターがそれぞれ個性的で楽しく最後まで読めました。恋愛小説でありながら、人生についても教えられることが多い村山由佳作品のひとつです。
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瞳子さんが魅力的。登校拒否や身体障害、シングルマザーなど色々な問題を切り込んでいる作品。村山由佳の魅力が詰まっています。
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ぬるい感じがした。 祐介は彼女に裏切られた。大学生活を捨て信州で働き始めた。そこで出会うさまざまな傷を隠し持った人たちとの出会い。
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実家に帰っているとき、母親が読んでいた本をぱらぱらめくっていたら面白かったので、東京に戻る前に読みきろうと奪い取りました。 おおまかにいうと、恋人を兄貴に寝取られて傷ついた大学生の青年が友人の紹介で長野(だったかな?)のペンションに住み込みバイトすることになって、そこでいろん...
実家に帰っているとき、母親が読んでいた本をぱらぱらめくっていたら面白かったので、東京に戻る前に読みきろうと奪い取りました。 おおまかにいうと、恋人を兄貴に寝取られて傷ついた大学生の青年が友人の紹介で長野(だったかな?)のペンションに住み込みバイトすることになって、そこでいろんなひとと触れ合っていくという話。 うじうじした男の子の一人称の小説ってあたりはずれがデカイと思う(笑)のですが、これはとても面白かったです。登場人物がそれぞれ魅力的で。 主人公の彼だけでなく、それぞれの悩みや痛みを抱えた人たちの、群像劇という感じでした。 いろんなことに決着がつかないまま終わってしまうのが物足りないような気もしますが、これはこれで良かったのでしょう、きっと。 (読書日:2004/2/29)
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タイトルは英語の格言 "Every cloud has silver lining." (どんな不幸にもいい面はある) からつけられている。 登場人物は誰も彼も 何かしらどこかしら哀しい。 しかし 作中でも語られているように 幸福や不幸はその人...
タイトルは英語の格言 "Every cloud has silver lining." (どんな不幸にもいい面はある) からつけられている。 登場人物は誰も彼も 何かしらどこかしら哀しい。 しかし 作中でも語られているように 幸福や不幸はその人だけにしかわからないもので、どんなに周りから不幸に見えようと 本人が幸福だと思えばそれは幸福なのだし 逆もまた真なのである。 哀しくて仕方がないのにじんわりと安らかな気持ちにさせられるのは何故だろう。きっとそれは 物語の舞台となっている「かむなび」に流れている真摯さと、自分を自分として認められることの充実と責任からくるものなのだろう。人の気持ちのあたたかさほど冷たい胸を温めてくれるものはない。
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心に傷を負った大学生の祐介が、住み込みのアルバイトとしてやってきた菅平にある宿「かむなび」で出会う人と、それぞれの心の傷を優しく再生していく物語。 大体、兄に彼女を盗られるというのが、同性の兄弟の居ない私には遠い物語だけど、もしかしたら私がそういう立場になるかもねなんて思いなが...
心に傷を負った大学生の祐介が、住み込みのアルバイトとしてやってきた菅平にある宿「かむなび」で出会う人と、それぞれの心の傷を優しく再生していく物語。 大体、兄に彼女を盗られるというのが、同性の兄弟の居ない私には遠い物語だけど、もしかしたら私がそういう立場になるかもねなんて思いながら読み始めましたが(ぉぃ)。 ところがどっこい、主人公の祐介をすごく身近に感じることができました。共感できる部分が多いんだな。 祐介は、確かに傷ついて逃げる形で「かむなび」へやってきてはいるけど、結果人間として成長できたと思うのね。彼女とうまくいってたら得ることのできなかった経験や、人との関わりを手に入れたのよ。ってことは、結果オーライなのよ。 って思えるまでは時間がかかるだろうけど、今日のピンチは明日の笑い話になると思って頑張れ、祐介! 読み進めるながら、私は祐介を自分の友達のように応援しちゃいました。 登場人物には色々な悩みや過去があるの。その中で、桜ちゃんという登校拒否の優等生には心を痛めたよ。わかる〜〜!!って。 親の求めるいい子でいたいみたいなさ。けど、それに疲れたっつう。 あぁ、桜ちゃん!! そんな色々な人を癒せる宿「かむなび」私も行って見たいなぁ〜
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なんか、主人公がいっつも同じタイプな気がする・・・。 この人の作品は、脇役が脇役じゃないところがいい! 瞳子というキャラクターに憧れる・・・。 瞳子が常連のバケネコさんって感じがするの。
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誰かを許す、受け入れるということの大事さと難しさを教えてくれる話。恋愛だけじゃなくて家族の問題にも触れてるところが良かったな。
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恋人の裏切りに心を引き裂かれ、大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。 もう人を愛せない。心も、そして体も――。 終わりのない痛みに閉ざされた僕が出会ったのは、 信州の空のような明るさの奥にさまざまな傷を隠し持った人たちだった。 愛し合い、傷つけ合い、やがて赦し合う人々が静かに、...
恋人の裏切りに心を引き裂かれ、大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。 もう人を愛せない。心も、そして体も――。 終わりのない痛みに閉ざされた僕が出会ったのは、 信州の空のような明るさの奥にさまざまな傷を隠し持った人たちだった。 愛し合い、傷つけ合い、やがて赦し合う人々が静かに、せつなく奏でる交響楽。 長い作品ですね〜、でも結構難なく読めたな 心に傷を持った人達のお話なんですが 星々の〜みたく重くは無いです あんまり恋愛恋愛してません 信州の山奥での生活がやさしいです 都会育ちの僕ですが、ちょっとこういう生活に憧れました 個人的にはもっと自然との描写がほしいと思いました
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