ダレン・シャン(1) の商品レビュー
傑作ファンタジー
正体不明のヴァンパイヤと取引したところから、ダレン少年の運命の輪はめぐりはじめた……。圧倒的な面白さで、大人も子供も夢中になった傑作ファンタジー。ページをめくる手が、止められません。
yui
少し前にXでトレンドにあがっていたのと、一つ前に読んでいたものの中に書名が登場していたのとで、懐かしくなって奥から引っ張り出してきた。 ダレンとクレプスリーに再会したのは、10年以上振りくらいだろうか。記憶の中以上に文章のテンポが良く、するすると読み終えてしまった。 中盤、ダレン...
少し前にXでトレンドにあがっていたのと、一つ前に読んでいたものの中に書名が登場していたのとで、懐かしくなって奥から引っ張り出してきた。 ダレンとクレプスリーに再会したのは、10年以上振りくらいだろうか。記憶の中以上に文章のテンポが良く、するすると読み終えてしまった。 中盤、ダレンに対して共感性羞恥を煽られる面が若干出てきてしまったのは、多分私が年齢を重ね過ぎたせい。ダレンとクレプスリーが邂逅してから終章に向けては、結末を知っていながらもページをめくる手が止められなくなってしまった。 クレプスリーは、常に待っているんだよなあ、と改めて気付く。長寿からなる視野の広さによるものなのだろうか。残酷な選択を迫る存在であるにもかかわらず、少年であるダレンに正直に語ったり、視点を合わせてくれたり、なかなか真摯でもある。 やっぱり……………クレプスリーが好きだ。クレプスリーが、というのもそうなんだけれど、クレプスリーとダレンの掛け合いが好きで。『奇怪なサーカス』は完全な序章であることは重々承知しているが、墓場からの旅立ちに、やっぱりゾクゾクわくわくさせられてしまうのだった。
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小学生の頃、近所にあった図書館で借りてきてどハマりし、1日中読んでいた思い出の本。 15年ほど経った今、古本屋さんで見つけて再び手に取りました。 子どもの頃に読んでいた本を、大人になってから読むのってどんな感じかなと思いつつも読み始めましたが、とても面白くやっぱり1日中読んでし...
小学生の頃、近所にあった図書館で借りてきてどハマりし、1日中読んでいた思い出の本。 15年ほど経った今、古本屋さんで見つけて再び手に取りました。 子どもの頃に読んでいた本を、大人になってから読むのってどんな感じかなと思いつつも読み始めましたが、とても面白くやっぱり1日中読んでしまいました。 このあと、ダレンはどうなるのか… 記憶は曖昧なので、少しずつ読み進めてこのストーリーを楽しみたいと思います。
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お金や宝石で買えない。 脅迫して奪うなんてできない。 どうしよう。 そうだ、盗もう!!! ってなんでやねん。
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「バンパイアにさせられたダレン少年はこの先どうなってしまうのか?!」…とでも言いたいところだけれど、子供の頃にどハマりして何度も読み返したシリーズ。 子供の頃に好きだった本は、その人の趣味嗜好を形成するとよく言われるが、私の場合はまさにコレ。 ハマりすぎて原作全巻も買い、大学受...
「バンパイアにさせられたダレン少年はこの先どうなってしまうのか?!」…とでも言いたいところだけれど、子供の頃にどハマりして何度も読み返したシリーズ。 子供の頃に好きだった本は、その人の趣味嗜好を形成するとよく言われるが、私の場合はまさにコレ。 ハマりすぎて原作全巻も買い、大学受験を控えた英文読解力をそれで鍛えた。 児童書なので難しい単語や文法が出てこないのと、ストーリーがシンプルなので「たしかこの辺はこんな話だった」で辞書要らずで速読の練習になる、おすすめ。 あと漫画版もおすすめ。…映画?知らないなぁ。
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ハリーポッターに続き、世に広まったダークファンタジー、という認識しかなかったシリーズ。何故に読もうと思ったかといえば、今度参加している集まりで子供達の読書感想文のお手伝いをすることになりまして、そこに参加してくれる一人がこのシリーズで読書感想文を書きたいと言っていて、それならこれを期に読んでみよう!と思ったのです。 ひとりの、ちょっと悪ぶり、成績はまあまあ、妹とは仲が良く、友人たちはやんちゃの盛り、サッカーが大好きで得点屋の主人公はみんなから名前を呼ばれる。 彼の名前が、ダレンシャン。 ある日悪友たちのひとりがフリークサーカスのチラシを持ってくる。 それを見に行きたくて、悪友のなかで一番の親友のスティーブと夜に出かけていく。 そこで本物のバンパイアに出会い、彼にスティーブが仲間にしてくれるように頼みこむ場面をみてしまう。そしてそれとは別に、ダレンの心の中にはバンパイアが所有している大きな蜘蛛に魅了されてしまう。 その蜘蛛の毒にやられて病院に運ばれるスティーブだけれど、バンパイアの所有するような蜘蛛の毒など人間に分かるわけがなく、彼はどんどんと衰弱していく。 親友を助けるべく、ダレンは自分を差し出してバンパイアに助けを求める。 なんとか助かるスティーブだったけれど、その代償はあまりに大きかった。 人間としてのすべてを捨てて、ダレンはバンパイアとして生きていく一歩を踏み出す。そしてそれは、親友との永遠の決別の一歩でもあった。 あ、ここで終わるんだ。 そしてこれがハリーほど一般に浸透しなかった理由がよく分かった。 ハリーほどの世界の描き込みはなく、主人公のばっさりいうと普通の悪ガキのダレンの目線で描かれる自分たちの色鮮やかな世界から、夜の異形の生き物たちの世界への移行は色をどんどん失っていく。 感情移入ができる人物はいなかったけれど、妹がめちゃくちゃいい子で、好き。 あとバンパイアの哀愁が滲むのがいいな。ここからもっとこれが深い色に成っていくといいなとと思う。 妹、これからも物語に噛んでくるんじゃないかな~と思ったり。 さて、二巻を借りてこよう。
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ようやくこの本読めた… あるフリークショーがすべての運命の始まり ダレンは蜘蛛が好きだったため 見世物のクモに魅入られてしまったのです。 それが運の尽きでした。 一応ショッキングなシーンがあるので要注意。 ダレンがバンパイアになるうえで必要不可欠な 行動なのです… 割とカラッとしてるかな。
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小学生の時に読みました。 最初の3ページ程読んだだけで世界観に引き込まれ、そのまま1巻突破。一つ一つの場面が想像しやすく、家にいることすら忘れてしまう程没頭できる本です。ミステリーでありながらファンタジーな世界です。
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欲に負けたせいで手放した。 理由も告げず親友を捨ててまでなりたたかった者に、自分ではなく親友が選ばれたら恨みは凄いだろうな。 全ては自分で招いたことではあるが、不本意な事に変わりはないだろうな。
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ダレンがクモを盗んだことが突拍子もなくてびっくり。その後も嬉しくて見せびらかせたりするところはなんとも子供らしい。全てが自業自得のように感じてしまいあまりキャラクターに感情移入できず。それでも一度死んだことを見せかけて、と言うところは大人でも楽しめるようなストーリー展開で少し面白く感じた。お父さんがお母さんを救急車を呼ばせて1人で大声をあげて泣くシーンは少しうるっとした。そもそもどうしてスティーブがそんなに吸血鬼にこだわるのかもイマイチ掴めず。最後にはスティーブとの決闘が待っているのかと推測。ダレンシャンがこれからどのように変わっていくのかちょっと楽しみ。
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