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沈まぬ太陽(3) の商品レビュー

4.4

236件のお客様レビュー

  1. 5つ

    125

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2009/11/22

随分前に、アフリカ編の上・下を読んだままだったので、今回、映画化されるという報道で、途中までだったことを思い出し、本棚から引っ張り出した。映画館に行くことは多分できないので、原作を先に読み終えてから、後にDVD鑑賞しよう。 山崎豊子の文章は非常に読みやすく、また詳細な調査をして...

随分前に、アフリカ編の上・下を読んだままだったので、今回、映画化されるという報道で、途中までだったことを思い出し、本棚から引っ張り出した。映画館に行くことは多分できないので、原作を先に読み終えてから、後にDVD鑑賞しよう。 山崎豊子の文章は非常に読みやすく、また詳細な調査をしているので臨場感あふれる描写が素晴らしいのだ。映画は、恩地役が渡辺謙。彼本人がこの役をやりたいと言ったらしいので、なおさらこちらも楽しみ。

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2009/11/16

この本を読んで飛行機大好きだが正直乗ることに恐怖を覚えた。 企業としてやはり利益を求めていかないと経営はなりたたないとおもうけどやはり安全性という点ではケチれない点も多い ただ、税金を大量に投入して経営がなりたってるというのにそこで働く社員の給料は日本でもトップクラスの給料をもら...

この本を読んで飛行機大好きだが正直乗ることに恐怖を覚えた。 企業としてやはり利益を求めていかないと経営はなりたたないとおもうけどやはり安全性という点ではケチれない点も多い ただ、税金を大量に投入して経営がなりたってるというのにそこで働く社員の給料は日本でもトップクラスの給料をもらってるのはちょっとおかいしいと思う。 そして、墜落事故は1回だけと思ってたけどけっこう墜落してることにさらに恐怖を覚えた

Posted byブクログ

2009/11/20

 映画を先に観ようか?原作を先に読もうか?の状態で、この「御巣鷹山篇」を読みました。 【 事故のこと 】  『JAL123便の事故』(小説ではNAL123便ですが)は周知の大事故、皆さん知っているし、私もあの頃のことを思い出しました。  少しだけ感想を書きます。(ストーリーのネ...

 映画を先に観ようか?原作を先に読もうか?の状態で、この「御巣鷹山篇」を読みました。 【 事故のこと 】  『JAL123便の事故』(小説ではNAL123便ですが)は周知の大事故、皆さん知っているし、私もあの頃のことを思い出しました。  少しだけ感想を書きます。(ストーリーのネタバレはナシですから、ご安心を)  読むと、「こんなにも悲惨な事故だったのか」と改めて知りました。「悲惨」という言葉では足りない、全く足りないです。「ここまで知らなかった。こんなにも酷いとは!」と、それだけです。ご遺族の方々だけでなく、この巻に登場するありとあらゆる人物が「どうしたらいいのだろう」の状況です。「もし私がこの人物だったらどうするだろう?」と考えてみても、「答え」なんて見つからないです。「いったい何ができるだろう?」、「何もできないだろう」です。想像もできない「辛い」ことの嵐です。「歴史的大惨事とはこんなにも酷いのか」と感じました。  この事故は、あの頃ニュースでたくさん流れていたのだと思います。「垂直尾翼」という言葉で、ハッと当時のことを思い出しました。飛行機関連の専門用語なのになぜかこの言葉を知っている自分がいました。おそらく、この事故のニュースで記憶したのだと思います。  もちろん、「あくまでも小説(フィクション)だから」と思いながら読んではいました。しかし、「これが事故の真実なのだろうな」と感じながら読んでしまっていました。 【 メッセージ 】  本屋さんで軽く目を通してみました。20数ページあたりで、目の辺りが熱くなってきたので……購入してしまいました。ちなみに、この巻ずっと最後まで泣きまくりってわけじゃないですよ。グッときて、落ち着いて、グッときて、落ち着いて、です。中盤までその繰り返しがしょっちゅうでした。 【最後に】  この巻は、主人公のストーリーとは別物として、これ単独で読むことは可能だと思います。かなりのかなりオススメです(感じ方が違うものだから、本を薦めたりすることは少ない私ですが、私たちの世代には特に「是非どうぞ」です。)。全巻を読んでいないし、まだ映画を見ていないし、つまり、全体像を全く捉えていない今の時点の私が言うのは変ですが、この第三巻だけを読むってことも可能だと思います。映画を観る前でも、観た後でも、どちらでもいいので。いかがでしょうか? 全巻も読んで、映画も観てみたいと思います。〔ウルセブ-iwa〕

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2011/09/25

シリーズ3冊目。前巻から一気に年を経ました。舞台の中心は、おそらく誰もが知ってる「あの」前代未聞の悲惨な航空事故ですが、主人公がその渦中に巻き込まれてしまいます。なぜなら、主人公だから?。内容的には、必然的に「墜落の夏」と重なる部分が多いですが、より豊富で深い情報を基に、見事な作...

シリーズ3冊目。前巻から一気に年を経ました。舞台の中心は、おそらく誰もが知ってる「あの」前代未聞の悲惨な航空事故ですが、主人公がその渦中に巻き込まれてしまいます。なぜなら、主人公だから?。内容的には、必然的に「墜落の夏」と重なる部分が多いですが、より豊富で深い情報を基に、見事な作品に昇華させたというかんじでしょうか。むしろ、ノンフィクションである「墜落の夏」の方が著者の主観的な部分が多く、あくまで小説であるこちらの本の方が客観的に描写されていると思いました。しかし、本書での某航空会社および某航空機製造会社の姿勢は、ほんと腹立たしい!。こればかりは、現実でないことを祈りたいですが・・・。さて、残り2巻。続きも楽しませてもらえるのでしょか?。

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2009/10/28

実はこの巻しか読んでいません。 ひたすらに無常。 恩地と行天。 山崎豊子がつけたこの名前 映画を見て意味があったとわかりました。 全巻を通してちゃんと読みたいと思っています。

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2012/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「クライマーズ・ハイ」や「墜落の夏」を読んでいたので、この事故の凄惨さは知っていましたが、やっぱり読むのは辛かった……。 一瞬にして家族を失ってしまった遺族の無念さや怒りや悲しみは測り知れない。 自分がこの飛行機に乗っていたら、家族が乗っていたらと考えると心臓がドキドキして、遺族の人の行動・言動に涙が出る。 どうしてこんな事故が起こってしまったのか、今後起こさないためにはどうすればいいのか。そういうことをこの「NAL」は、考えたのかな? 遺族の1人が言っていた、「腰にするシートベルトじゃなく、乗組員がしてる肩からのベルトにすべき」だとか、「ヘルメットがあった方がよかった」とか、もっともだと思うことが書いてあるけど、そんな風に改善した様子もないし……。 絶対起こっちゃいけないことだけど、もし万が一同じような事故が発生したら、また同じような犠牲者が出るんじゃないの??? この本はあくまで「小説」だけど、もしNALの上層部が、ここに書かれているような考えや対応しかしていないのだったら、我が家は今までカードでマイルを貯める関係で、○ALを利用することが多かったんだけど、もう二度と乗りたくないなぁ……。

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2009/10/20

沈まぬ太陽のキーメッセージとも言える第3巻。5巻どれも味わい深く、あたかもその場に居合わせたかのように感じさせてくれるが、第3巻は特に描写が至高である。飛行機落下事故現場を描いた場面など、実際に見たことがあるわけでもないのに、涙が溢れてきてしまった。文章でここまで感情を引き出させ...

沈まぬ太陽のキーメッセージとも言える第3巻。5巻どれも味わい深く、あたかもその場に居合わせたかのように感じさせてくれるが、第3巻は特に描写が至高である。飛行機落下事故現場を描いた場面など、実際に見たことがあるわけでもないのに、涙が溢れてきてしまった。文章でここまで感情を引き出させてくれる山崎さんの描写力に圧倒された。

Posted byブクログ

2009/10/13

日航機墜落事故と残された遺族の苦難を描く。 人に「読んで欲しい」と言える本に初めて出会った気がする。

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2009/10/10

沈まぬ太陽ー。 ①と②を読み終わってからだいぶ時間が経ってしまったのだが、 ③に手を付けました。 以前御巣鷹山の本を読んでいて、なんか正直もう読みたくないなーなんて思ってしまったのだが。綴られてるあまりに現場がおそろしくて。 朝元気に出かけて行った家族のあまりにも急すぎる死。し...

沈まぬ太陽ー。 ①と②を読み終わってからだいぶ時間が経ってしまったのだが、 ③に手を付けました。 以前御巣鷹山の本を読んでいて、なんか正直もう読みたくないなーなんて思ってしまったのだが。綴られてるあまりに現場がおそろしくて。 朝元気に出かけて行った家族のあまりにも急すぎる死。しかも遺体は暴風と火で引きちぎられ、帰ってこない。 もうね、共感できるほど感情が追い付かなかった。 想像を絶する問題なんだろうな。 こういう保障って、本当はカネで解決できるものではないと思うんだけど、 企業にしてみればこれで折り合いをつけることが一番楽なんだよね。 本当に大切なものは目には見えないんだよ、って誰かが言っていたけど、 見えないものは物質化して保障してくしかないよね。 まあ、それは安全対策を根底から悔い改めるというのを前提として。

Posted byブクログ

2009/10/04

この本が航空機墜落の話だとは思っていたけれど、ここまで細かく書かれているとは思わず、 ドキドキしながら読み進めました。 父の飛行機内で書かれた遺書に涙しました。

Posted byブクログ