日の名残り の商品レビュー
おもしろかったー。読み応えあり、ひさびさに本の世界に入り込みました。本のシチュエーションというより、物語に漂う感性のようなものが自分の頭の裏あたりに入り込む感じ。腑に落ちるということはないからこそ、おもしろい。
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執事とは。萌えーなんかじゃないんです!奥深いもんなんです!切ない中、最後に救いどころを設けるあたり、作者の力量を感じました。なんちって笑
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失われつつある伝統的な英国、とあるが、日本人のためかピンとこず。淡々とした情感は素敵だが、少々退屈かも。でも、痛烈な風刺小説として読むとにわかにどきどき。著者が日系人だし。
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大物貴族に執事として仕えたスティーブンスンの回想。第2次大戦前に彼が自負していたものは崩れ去ったのか、残ったのか。新しい主人のもとで彼が追及する執事の品格とは何なのか。映画のアンソニー・ホプキンスもよかったけど、この本の中に住むスティーブンスンも素敵です。いつか原書に挑戦したい1...
大物貴族に執事として仕えたスティーブンスンの回想。第2次大戦前に彼が自負していたものは崩れ去ったのか、残ったのか。新しい主人のもとで彼が追及する執事の品格とは何なのか。映画のアンソニー・ホプキンスもよかったけど、この本の中に住むスティーブンスンも素敵です。いつか原書に挑戦したい1冊。
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購入日不明。5月30日読了。老いた執事がこれまでの人生を振り返るお話。これ映画みたいけど,主演がアンソニー・ホプキンズて…怖くない?
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簡単に云えば、短い旅に出た老執事が その道すがら自分が館で過ごしてきた古き良き時代を回想する… といった内容なんですが、 その中に自分の仕事に対する誇りや女中頭への淡い恋愛感情、 イギリスの美しい風景なんかが表現されてて イギリス好きのあたしには堪らんです。 映画も良かったし。
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品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで...
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。
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ホントは英語で読まなきゃいけなかったんだけど。でも大学が選んだとは思えないほど優れた話だった。執事さんばんざーい
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