悪童日記 の商品レビュー
色々な意味ですんごい衝撃を受けた。なんだこれ!? 後味は良くないけど、この時代にこんな小説がかけたなんてスゴイと思う。グロイの苦手だし、文体もあまり好きじゃないけど、続きが気になるのはなんでだろう。
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ある双子の書いた日記という設定なのですが、あくまで感情をこめないまるで第三者の目線のような文章で物語が進みます。 その語り口ゆえにラストは実に衝撃的です。
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一つ一つ短い物語が重なって、正義でも悪でもなく、あくまで静かに、淡々と完成されていく「ぼくら」の純粋な世界。いつも、いつまでも「ぼくら」であり「ぼくらのうちの一人」だと思っていたが。。。残りの2作を読んでみたい。
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ハリーポッターインナイトメアのようなおもしろさ。どんどん読んでしまいました。本能に逆らえない人々の中で美しきひとつの双子
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YOUさんが何かの雑誌にレビューを書いていてそれから読んだのですが・・かなりの衝撃でした!!生きることについてまざまざと考える1冊です。。
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地名も名前も特定せず、寓話のように描かれた作品だけど、それがこれほど成功したのは戦争という強烈なキーワード、そして主人公である双子の少年の、名前もわからない二人だけど、そのコワイほどのキャラクターだと思う。ウワサ通り面白い。苦く旨い珈琲みたいな作品。
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すごい話。 双子の恐ろしく冷酷で悲しい感情が今の社会に当てはまっているような気がする。 3冊続けて呼んでください。
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恐ろしく冷静で、さみしい。これが現実だろうか、と思う。心のないようで、しかしちゃんとある。そこがまたせつなくなる。
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強烈な現実の中で生きる子供の見る物って何だろう、そして心はどう育つのだろう。守るべき物と憎むべき物を冷徹により分ける「悪童」の様子は、抱かされたシンパシーさえはね返す。
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これは面白い。面白いけど、いろんな人が似たような話を作っているので、既視感みたいなものを感じる。感情がなさげで、超有能な子どもがどうなるか、なんて腐るほどある(浦沢「MONSTER」とか)。これが一番最初だったのかもしれないけどさ、翻訳が刊行されてから15年後(!)の今に今更読書...
これは面白い。面白いけど、いろんな人が似たような話を作っているので、既視感みたいなものを感じる。感情がなさげで、超有能な子どもがどうなるか、なんて腐るほどある(浦沢「MONSTER」とか)。これが一番最初だったのかもしれないけどさ、翻訳が刊行されてから15年後(!)の今に今更読書をしている僕はもう腐るほど似たようなモチーフを見てきました。でも、僕はもっと普通の設定のほうが好きなので、やはり「エドウィン・マルハウス」最強!とか思ってしまうわけです。でも面白いです。この小説の良さは、主人公の双子の作文練習のシーンで書かれているように、感情や価値観を書かずに事実の叙述に徹しているところですね。こういうトラウマ少年・トラウマ少女を仰々しく書くととたんに陳腐になりますから(ダメなラノベみたいになるな)。ま、でもめちゃくちゃ読みやすくて普通に面白いんで、マンガとか好きだけどあまり小説を読まないような人にはぜひオススメです。
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