冷静と情熱のあいだ の商品レビュー
映画と一緒に
かつて愛し合った、順正とあおい。ささいな誤解とすれ違いから離れてしまったふたりの人生を、それぞれの視点に分けてひとつの物語として描いた意欲作。映画では語られなかった部分を、ぜひ原作でお楽しみください。
yama
「冷静と情熱のあいだ」とは、最愛と結ばれない事実のなかで、それでも折り合いをつけて日常を生きていくことだと思います。順正に共感しましたが、Blu=冷静が順正、Rosso=情熱があおい、という対比も興味深いです。読後すぐは逆に思えたのに、振り返るほどに納得します。 辻仁成と江國香...
「冷静と情熱のあいだ」とは、最愛と結ばれない事実のなかで、それでも折り合いをつけて日常を生きていくことだと思います。順正に共感しましたが、Blu=冷静が順正、Rosso=情熱があおい、という対比も興味深いです。読後すぐは逆に思えたのに、振り返るほどに納得します。 辻仁成と江國香織が別々の視点から同じ物語を描いたのも、まさにその「あいだ」が人間を豊かにも切なくもすることを示しているように思います。 端的に言えば、 「冷静と情熱のあいだには、人の生そのものがある」 のではないでしょうか。
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20年ぶりぐらいに再読。 その当時、知人から「rosso」と「blu」を借りて感銘を受け、これ欲しい!ってなり、どうせならということで愛蔵版を購入した。 rossoとbluの合本で、1章ごとに交互に綴られている。ハードケース入りだからか、20年以上の歳月を経た今でも割と綺麗な状態...
20年ぶりぐらいに再読。 その当時、知人から「rosso」と「blu」を借りて感銘を受け、これ欲しい!ってなり、どうせならということで愛蔵版を購入した。 rossoとbluの合本で、1章ごとに交互に綴られている。ハードケース入りだからか、20年以上の歳月を経た今でも割と綺麗な状態で残っていた。 当時結構ハマって、原作読んだあとは、映画版を見たり、エンヤのサントラ買って何度も聞いたりした。フィレンツェとミラノのドゥオモはいつか行ってみたいと思っているけど、未だに実行に移せていない。そこから見える古都の街並みは、いったいどんな景色なんだろう、と今も心の中で想像している。 イタリアと日本を舞台にしたラブストーリー。主人公のあおいと順正は、お互い過去に囚われてしまって、今を生きているようで、あの時のまま時が止まっているかのよう。青かったあの時の恋を、後悔とともに胸に刻んで生きている。何気ないそれぞれの日常から、ゆっくりと相手への想いの色が濃く変化していく様子が切ない。 ーあの時から8年。未来に向け今を見つめて、冷静さと情熱のはざまで、激しく揺れ動く二人の心情に胸が熱くなった。 20年ぶりに読んでも、当時読んだ時に感じたセンチメンタルな気持ちは、今でもはっきりと思い出せて何だか感慨深い。 子育てがひと段落ついたら、いつかカミさんとドゥオモを巡りたいな、と思った。
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初読みです。この形で読むのが良いのか、そうでないのか分かりませんが、交互に読むのは進行が分かりやすくて入り込めました。また年が明けましたが、歳を重ねるにつれ過去を引っ張ることが多くなるばかりです。まひろに振られ続けた道長のように帰国子女同士でもやっぱり同じ、女性は未来を向けるけど...
初読みです。この形で読むのが良いのか、そうでないのか分かりませんが、交互に読むのは進行が分かりやすくて入り込めました。また年が明けましたが、歳を重ねるにつれ過去を引っ張ることが多くなるばかりです。まひろに振られ続けた道長のように帰国子女同士でもやっぱり同じ、女性は未来を向けるけど男はどうしてこうウジウジなのでしょう。それでもユーロスターのおかげでラストチャレンジの機会を得たのだから頑張れ。でも、ユーロスターってパリより南にも路線があるのですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すぐに読んでしまった。 初めて『冷静と情熱のあいだ』を読んだけど、愛蔵版は女性目線と男性目線を交互に展開されてゆくので、分かりやすいけど、悪く言えばネタバレになってしまうから、それが耐えられなくなり、終盤から女性目線のロッソだけを読み進めた。 ロッソを読み終え、ハッピーエンドではないんだな、2人別々の人生を歩いてしまうんだ、と残念に思った。一方、過去のようには戻れない厳しい現実を見た気がした。私にもあおいほどではないけど、まだ忘れられない人がいて、やはり私も今の私の人生を生きないといけないのだと思い知らされた気がした。また関われると期待してはいけないと諦めるにはいい終わりだと思った。 だけど、最後ブルーを読んで、順正はあおいを追いかけていった。また私は期待してしまうかもしれない。2人会えるといいな。何もかも、またぴったりとなったらいいなと思った。
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昔に流行って、当時読んだ時も好きだった、という記憶はあるのだが、あのメロドラマ的なものが今でも好きだと思えるから確かめたくて、愛蔵版を読んでみました。 結論、私の感受性は変わっていなくて、この徹底的に美しさに彩られた物語を美しいファンタジーだと思って素直に受け止められることに安...
昔に流行って、当時読んだ時も好きだった、という記憶はあるのだが、あのメロドラマ的なものが今でも好きだと思えるから確かめたくて、愛蔵版を読んでみました。 結論、私の感受性は変わっていなくて、この徹底的に美しさに彩られた物語を美しいファンタジーだと思って素直に受け止められることに安堵。 人間の汚らしいところを見せてるようで全然生々しくない、なのにしっかり胸の痛みは覚えるし、センチメンタルになれるこの物語が好きです。 そしてこのラストだけが微妙だなぁ、と思うところも変わらなかった笑 あと、マーヴの完璧さが息苦しいのも変わらなかった 2023.7.24 118
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誕生日プレゼントにいただいた。 別々に刊行された2冊を、各章を交互におさめて1冊にした愛蔵版。 刊行当初もこの読み方をした人もいるかもしれないが、まずは2冊を読み、あおいと順正を愛おしく思う読者は改めてこの1冊を読むといい、と思う。
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たまたま入院した時に暇つぶしに読んだ本。 号泣しちゃって、看護師さんを驚かせないようにするのが必死でした、汗 そんな時に読むのはやめましょう(笑) 日本とイタリア、過去と現在、彼と彼女のストーリーが交互に現れても、それをストンと受け止めて読み進められました。 個人的には、一人称で...
たまたま入院した時に暇つぶしに読んだ本。 号泣しちゃって、看護師さんを驚かせないようにするのが必死でした、汗 そんな時に読むのはやめましょう(笑) 日本とイタリア、過去と現在、彼と彼女のストーリーが交互に現れても、それをストンと受け止めて読み進められました。 個人的には、一人称で語られるにもかかわらず、男女それぞれの物語が同時に進むスタイルは好きでした。 2人の人生の半分くらいを自分も経験したような感じです。
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分厚さに圧倒されたけど、後半にはあっという間に読めた。終わり方がすき。 過去や未来はすこし幻想的なものだけど、今だけは確実なもの。でも、過去や未来を心の支えにして人は生きていく。全部大切なもの。
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数年に一度読みたくなる本。 読むたびに解釈が違ってくる。 最初は、学生時代の恋人が10年前の約束を叶えたハッピーエンド。 二回目は、冷静と情熱って?両極端すぎるなあ。 あいだはどこなのか? あおいって、いつもバスタブに浸かって、本ばかり読んでいる。解決しないよ・・・ 今回は、過...
数年に一度読みたくなる本。 読むたびに解釈が違ってくる。 最初は、学生時代の恋人が10年前の約束を叶えたハッピーエンド。 二回目は、冷静と情熱って?両極端すぎるなあ。 あいだはどこなのか? あおいって、いつもバスタブに浸かって、本ばかり読んでいる。解決しないよ・・・ 今回は、過去と未来から解放されたふたりの物語。 今を生きるふたりは、どうなるのだろうか・・・ 赤と青、やはり往復書簡のように交互に読むのが良いです。 見事に、合わせて一つの小説です。
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