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天帝妖狐 の商品レビュー

3.9

444件のお客様レビュー

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    108

  2. 4つ

    175

  3. 3つ

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2009/10/04

この本は二作品が収録されています。先の日記にも書きましたが「天帝妖狐」よりも「A MASKED BALL」のほうが個人的には好きです。今だからこそ実感できるインターネットの匿名掲示板のような感覚と、サスペンスホラー。トイレに「らくがきするな」という落書きがされていたことを発端とし...

この本は二作品が収録されています。先の日記にも書きましたが「天帝妖狐」よりも「A MASKED BALL」のほうが個人的には好きです。今だからこそ実感できるインターネットの匿名掲示板のような感覚と、サスペンスホラー。トイレに「らくがきするな」という落書きがされていたことを発端として話が進んでいくのですが、これがまた面白い。こういうのあまり読まないので犯人(と呼んでいいのかな)が誰だかさっぱり判りませんでした。 ライトノベル感覚で読めるサスペンス、と言ったところでしょうかね、乙一作品は。どれもこれも手に汗握る、というとまた激しいですがそうではなくてどことなくもやもやを残したまま進む読みやすい小説なのでお勧めです。

Posted byブクログ

2009/10/04

一個目の話しが普通に好き。さらりと読みやすい。軽いホラー。問題は天帝妖狐だよね。。。コックリさんはしない。

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2009/10/04

これは普通に楽しめたと思います。得体の知れない人が主役っていうのがすごくドキドキして、読み進める好奇心を駆り立てられますね。「A MASKED BALL」はトイレの落書きが掲示板みたいになっている話で、学校のトイレっていうのが身近に感じて面白かったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

ジャンプノベル並びに、集英社文庫から発刊された「夏と花火と私の死体」に続く乙一先生著作、二作目の作品です。 一作目よりも非常に落ち着いた感じの作りになっていますが、内容はこれまた濃いです、面白いです♪ 『化け物』と呼んでいいのか分かりませんが、夜木と呼ばれる包帯を顔中に巻き、素...

ジャンプノベル並びに、集英社文庫から発刊された「夏と花火と私の死体」に続く乙一先生著作、二作目の作品です。 一作目よりも非常に落ち着いた感じの作りになっていますが、内容はこれまた濃いです、面白いです♪ 『化け物』と呼んでいいのか分かりませんが、夜木と呼ばれる包帯を顔中に巻き、素顔を決して見せない可愛そうな夜木の物語です。分類としてはきっと、ホラーになるのでしょうが、やっぱりどこかせつないものを含んでいる印象があります。 こちらはやはり文庫版です、新書版と内容がほとんど違うそうです、新書版を持っているのですが、読んでいなかったりします・・・・・・はい、読みます(涙)

Posted byブクログ

2009/10/04

むしろ、この中に入っている A Masked ball のほうが好きです。 切なさの漂う空気はこの人の右に出る人がいないのではと思うほど。 天帝のほうは、なぜか少し物足りなさを感じました。

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2009/10/04

表題作の他に収録されている「A MASKED BALL」はトイレの落書きから始まるお話。「天帝妖狐」はタイトル通り、狐つきの話。

Posted byブクログ

2009/10/04

表題作も良いですが、同時収録のA MASKED BALLが私は好きです。トイレの壁の落書きからストーリーが展開するところとか、発想も設定もすごく面白い。この作家さんは短編がとても上手いです。

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2009/10/04

同時収録『トイレのたばこさんの出現と喪失』かなんかそんなタイトルでした。 こっちは適当に読み流す程度のつくりです。 初期の乙一なのでそこまでワクワクとかはないです。 けれど『天帝』のほうはちゃんと作りこまれています。 単純な設定の中でですが、ホラーと切なさがちゃんと織り交ぜられて...

同時収録『トイレのたばこさんの出現と喪失』かなんかそんなタイトルでした。 こっちは適当に読み流す程度のつくりです。 初期の乙一なのでそこまでワクワクとかはないです。 けれど『天帝』のほうはちゃんと作りこまれています。 単純な設定の中でですが、ホラーと切なさがちゃんと織り交ぜられていました。

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2009/10/04

天帝妖狐よりA masked ballのほうが好き。関係ないけど、大学の机にらくがきして、返事があったときにA masked ballを思い出しましたねぇ。

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2009/10/04

乙一作品でも特に好きな「A MASKED BALL」が収録されています。軽いテンポとノリの良さ、そして異常さが良い具合に混ざり合っています。「天帝妖狐」は一度の間違いですべてが狂てしまった男の物語。あとは絶望だけでも彼女がくれた優しさが少しだけ照らしてくれる。切ない物語です。

Posted byブクログ