センセイの鞄 の商品レビュー
よかったあ。月子さんとセンセイの関係が少しづつ近づいていくのが、まどろっこしいんですが。年齢を重ねた男女が、躊躇しながらも自分の気持ちに正直になっていく姿が、いいですねえ。
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2016/3/10 この本はやっぱりいいね。 ずいぶんと久しぶりの再読。 とてもいいね。 川上弘美はこれ以外はどうも合わないけれど、これだけはやっぱりいいね。 2020/2/15 どうしてこの本だけこんなに焼けているんだろう? 昭和初期の本かと見間違えるわ。 センセイの...
2016/3/10 この本はやっぱりいいね。 ずいぶんと久しぶりの再読。 とてもいいね。 川上弘美はこれ以外はどうも合わないけれど、これだけはやっぱりいいね。 2020/2/15 どうしてこの本だけこんなに焼けているんだろう? 昭和初期の本かと見間違えるわ。 センセイのの 立ち居振る舞いや、潔さに惹かれる。 月子さん側から見たセンセイだけれど、センセイ側のお話が見えてくるのは、自分がもう少し大人になってからかなぁ。
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http://walking-diary.cocolog-nifty.com/honyomi_nikki/2016/02/post-ca76.html
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センセイと月子さんのふれあいを描く佳作。二人のやりとりがとても自然。こんなふうに話ができるということが、この心地よさが全てかなあと、思う。一緒にいて楽しく、隣にいることがとても自然な関係。そんなふうに日々を重ねられるのが幸せだと、ウイルキンソン社のジンジャエールを飲みながら思った...
センセイと月子さんのふれあいを描く佳作。二人のやりとりがとても自然。こんなふうに話ができるということが、この心地よさが全てかなあと、思う。一緒にいて楽しく、隣にいることがとても自然な関係。そんなふうに日々を重ねられるのが幸せだと、ウイルキンソン社のジンジャエールを飲みながら思った。とくに「お正月」の出会い、やはり二人のウンメイを感じる。 この作品、映画になったそうだが、センセイ役は柄本明さんだったとか。昨日「玉音放送を作った男たち」の下村大臣役を見たばかり。センセイはどうだろう、と見たくなった。 この話、センセイの視点から書いたらどんなかんじだろう、ともふと思った。2015.8.2読了。
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心臓を握られて無理に揺さぶられるような暴力的なときめきも嫌いじゃないけど、ツキコさんが言うように「あわあわと、そして色濃い」ときめきも素敵だ。 そしてお酒飲みたくなる。猛烈に。 『電化製品列伝(長嶋有)』で書かれていたとおり、連載という形式であったからこそ、センセイとツキコさんが...
心臓を握られて無理に揺さぶられるような暴力的なときめきも嫌いじゃないけど、ツキコさんが言うように「あわあわと、そして色濃い」ときめきも素敵だ。 そしてお酒飲みたくなる。猛烈に。 『電化製品列伝(長嶋有)』で書かれていたとおり、連載という形式であったからこそ、センセイとツキコさんがゆっくりと関係を育ててゆく様をみることができたんだろうなあ。
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新社会人が読むべき本の一つとして、ウェブページのまとめに載っており、図書館へ行き借りました。 思えば、ここから図書館通いが始まりました。 ひとつひとつの物事が丁寧に描写してあり、落ち着いて、しかし飽きる事なく物語が続きます。 恋愛小説は激しいもの、複雑なものの方が印象に残ります...
新社会人が読むべき本の一つとして、ウェブページのまとめに載っており、図書館へ行き借りました。 思えば、ここから図書館通いが始まりました。 ひとつひとつの物事が丁寧に描写してあり、落ち着いて、しかし飽きる事なく物語が続きます。 恋愛小説は激しいもの、複雑なものの方が印象に残りますが、ゆったりした流れの中、なんとも言いがたい幸福感に包まれます。 何より、先生とツキコさんの掛け合いが、長年連れ添った夫婦のようで、親娘のようで、微笑ましいです。 日々追われる生活の中、少し立ち止まって、新たな気持ちで前に進んでいく気持ちになれる一冊です。
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ふわあっと始まって、ふわあっと終わった感じ。子供の頃読んでいたら、きっと全然面白くなかったんだろうなぁと思いながら読んだ。こういうお話に魅力を感じられるような歳になったんだなぁとしみじみした。
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「ワタクシはいったいあと、どのくらい生きられるでしょう」 突然、センセイが聞いた。センセイと目が合った。静かな目の色。 「ずっと、ずっとです」わたしは反射的に叫んだ。隣のベンチに座っている若い男女が驚いてふり向いた。鳩が何羽か、空中に舞い上がる。 「そうもいきませんでしょう」 「...
「ワタクシはいったいあと、どのくらい生きられるでしょう」 突然、センセイが聞いた。センセイと目が合った。静かな目の色。 「ずっと、ずっとです」わたしは反射的に叫んだ。隣のベンチに座っている若い男女が驚いてふり向いた。鳩が何羽か、空中に舞い上がる。 「そうもいきませんでしょう」 「でも、ずっと、です」 センセイの右手がわたしの左手をとった。センセイの乾いたてのひらに、わたしのてのひらを包むようにする。
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ずいぶん前、高校生のころに読んで、すてきな雰囲気の小説だとは思ったものの、心情的にはさっぱり理解できなかったこの小説。主人公の月子さんの年に近づいてきて、雑誌に紹介されていて久しぶりに読んでみようと思い立ち、読んでみたけれど、月子さんの冷静で見つめているような、それでいて揺れてい...
ずいぶん前、高校生のころに読んで、すてきな雰囲気の小説だとは思ったものの、心情的にはさっぱり理解できなかったこの小説。主人公の月子さんの年に近づいてきて、雑誌に紹介されていて久しぶりに読んでみようと思い立ち、読んでみたけれど、月子さんの冷静で見つめているような、それでいて揺れているような心情に同調できて、以前とは違った気分で楽しめた。
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ツキコさん センセイ マンガ『娚の一生』を思わせる40代女性と70代男性の物語。やさしい言葉で二人の空気が伝わる。 料理がおいしそうな作品。
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