センセイの鞄 の商品レビュー
“先生でもせんせいでもなくセンセイ”なのである。 小泉今日子さんと柄本明さんでドラマ化もされていましたが、私としては小林聡美さんとカーネルおじさん(あるいはスラダン安西先生)だったのですが…ただ小林聡美さんはともかくカーネルおじさん(安西先生も同様)は出演不可能よね…。
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人と人との係わり合いが、自然と恋愛感情に発展していく、ということをしっかりと描いていると感じた。年老いたセンセイと中年の元教え子という、普通は恋愛が成就しないような設定をすることで、そのことが際立って見えるのか?お互いを尊敬することや、一緒にいて安らぐこと、親密になっていくこと、...
人と人との係わり合いが、自然と恋愛感情に発展していく、ということをしっかりと描いていると感じた。年老いたセンセイと中年の元教え子という、普通は恋愛が成就しないような設定をすることで、そのことが際立って見えるのか?お互いを尊敬することや、一緒にいて安らぐこと、親密になっていくこと、その葛藤を、自分のことのように感じることが出来た作品。
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静かな静かな、恋愛小説です。なんともせつないラストに、泣かされます。 それにつけても、ちょっとした飲み屋で、日本酒をちびちびやりたくなる本ですなぁ・・・。
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2011.09. 2005.6.14. とても静かなセンセイと月子さんの居酒屋と恋の模様。なんだか一癖も二癖もあるんだけど、するりするりと読める。「キノコ狩」がツボ。ラスト、あっけないほどの死を、受け入れられずに、淡々と時は流れる。やっぱり静かな別れに、すごく悲しくなってしみじ...
2011.09. 2005.6.14. とても静かなセンセイと月子さんの居酒屋と恋の模様。なんだか一癖も二癖もあるんだけど、するりするりと読める。「キノコ狩」がツボ。ラスト、あっけないほどの死を、受け入れられずに、淡々と時は流れる。やっぱり静かな別れに、すごく悲しくなってしみじみしてしまう。いい本だ。 ★5
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森博嗣を勧めてくれた友人が一押しの恋愛小説。若者にはない熟した恋のほんわか感が出てますね。かつての高校の先生との恋って実際にはあるのかなぁ。かっこいい先生がいれば、こんな風に卒業後にあるのかしら。
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この手の、サラリとした小説はどう読んでいいのかわからない。どこで感動するのかな〜と思っているうちに終わってしまうし。
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センセイと月子さんのあわあわとした恋の物語。今よりうんと大人になってからでも誰かと素敵な恋ができるものなんだと思いました。真夏の太陽のような激しい恋の話ではなくて、秋の雲間にみえる月のようなほんのりとしたあたたかみのある作品です。
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いわずと知れた川上弘美の中でも人気の高い作品。WOWOWで映像化された好演(柄本明:小泉今日子)も見ものです。
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大人になったツキコさんを子ども扱いする、ちょっとからかってみる、そんなセンセイが素敵です。飄々とした大人の余裕から、少しずれた時に表れる、センセイの姿勢と言葉も、甘やかでたまりません。食べ物の描き方もしとやかでおいしそう。
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時間がゆっくり優雅にすぎていく感じがたまらなくスキ。湯豆腐とか、枝豆とかきのこ汁とか、普通の食べ物なのにすごくおいしそう♪高校のときの英語の先生もなんかちょっとセンセイみたいな人でした。
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