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人狼城の恐怖(第1部) の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2016/12/18

双面獣と同じパターンかしら。大戦中の非道な実験の結果生まれたヒトならざる者の悲しい話だとすると、この先なんとも進む足が鈍るなあ。 ちゃんと伏線は回収されるのでしょうか。 ジプシーの予告、集められた人々の理由、それぞれの殺害方法、犯人、伯爵の正体、ブロッホの「地下室の死体を確認しろ...

双面獣と同じパターンかしら。大戦中の非道な実験の結果生まれたヒトならざる者の悲しい話だとすると、この先なんとも進む足が鈍るなあ。 ちゃんと伏線は回収されるのでしょうか。 ジプシーの予告、集められた人々の理由、それぞれの殺害方法、犯人、伯爵の正体、ブロッホの「地下室の死体を確認しろ」の意味、ロンギヌスの槍のありか、そして、ハーメルンの笛吹き男との関係性…。 ざっくり気になっただけでも、かなりの伏線が張り巡らせております…。大風呂敷にならないことを祈りつつ。 フランス編に進みます。

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2015/03/30

残酷なグリム童話のような世界観好きです。最後まで読んで謎ばかりだけど、探偵が登場するまでにはまだまだ。でもたくさん人が亡くなったから、犯人は大体絞り込まれたかな?

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2012/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大長編の第一部。解決まで、どのぐらいかかるんかな~、と思うほど長い。第一部、一冊読むのにも苦労したのに、これで探偵の二階堂蘭子が出てきたら、もっと進まないぞ。 伝説や童話に絡めた謎の設定は良いが、連続殺人はムチャクチャ強引。最後の方はホラーもスプラッターも真っ青!な進め方。なので、斜め読みしてしまった。 第ニ部とかも同じなんかね…。

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2012/02/19

「世界で一番長い推理小説」の異名を取る4000枚を越える大長編。 第1部のドイツ編は、「ハーメルンの笛吹き男」と「人狼(狼男)」を軸に、辺境の地にある銀の狼城での殺戮を描く。 製薬会社に招待されたパーティー10名がほぼ皆殺しにされ、そのラストにも奇妙な含みをもたせ物語にゴシックな...

「世界で一番長い推理小説」の異名を取る4000枚を越える大長編。 第1部のドイツ編は、「ハーメルンの笛吹き男」と「人狼(狼男)」を軸に、辺境の地にある銀の狼城での殺戮を描く。 製薬会社に招待されたパーティー10名がほぼ皆殺しにされ、そのラストにも奇妙な含みをもたせ物語にゴシックな色を差す。 最初読み始めた時に8ページから成る見取り図と20人近い登場人物(当然全員ドイツ名)にいきなり圧倒されたけれど、さすがは二階堂黎人。人物や情景の丹念な書き込みで苦労することなく頭に情景を思い描くことができる。 殺人の内容も、超密室あり、首なし死体あり、毒殺あり、刺殺あり、のありありづくし。 こんなに謎を巻散らかして本当に収束するのだろうか、と心配になるくらい盛りだくさん。 とにかく流れに身を任せて読み進め、奇怪なヨーロッパの恐怖に心酔するのが一番良い楽しみ方だと思う。

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2012/02/02

ドイツ編、フランス編はどちらから読んでも良いとあったけど、一応こちらから。まずはドイツのお城での事件編。久しぶりにゴテゴテの新本格モノ~。

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2010/10/30

二階堂蘭子シリーズ フォン・フェスト製薬の企画で「人狼城」に招待された一行。テオドール・レーゼ、フェルラーグド教授、ジャンヌ・ゼーハイム、コネゲン夫妻など10人。招待者の伯爵の不在。壊れた橋。殺害され顔を焼かれた執事バンクス。密室で首を切られたコネゲン夫妻。石弓で射殺されたシャ...

二階堂蘭子シリーズ フォン・フェスト製薬の企画で「人狼城」に招待された一行。テオドール・レーゼ、フェルラーグド教授、ジャンヌ・ゼーハイム、コネゲン夫妻など10人。招待者の伯爵の不在。壊れた橋。殺害され顔を焼かれた執事バンクス。密室で首を切られたコネゲン夫妻。石弓で射殺されたシャイラー、同時に消えたヨハン・ゼーハイム。毒殺されたエクスナー、フッテン。甲冑姿の怪人物に襲われたテオドール、殺害されたフェルラーグ教授。中身の消えた甲冑。テオドールが目撃した甲冑の下の顔。バラバラにされワインの樽に沈められ首を持ち去られたメイドのハンニ。シャンデリアにつるされたマリカ・クルト。

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2010/08/22

(全4巻を読み終えた上での感想になっています)  確かに長いのである。全4巻原稿用紙で4000枚以上。水増しなしのボリュームであり、なんというか肉ばかりのフルコースを10人前くらい目の前に並べられたという感じである。  「肉ばかり」というのは文字通り。最初の2巻は、完全にスプラ...

(全4巻を読み終えた上での感想になっています)  確かに長いのである。全4巻原稿用紙で4000枚以上。水増しなしのボリュームであり、なんというか肉ばかりのフルコースを10人前くらい目の前に並べられたという感じである。  「肉ばかり」というのは文字通り。最初の2巻は、完全にスプラッタ・ホラーである。腕は飛ぶ、首は飛ぶ、化け物は出る、恐怖というより最後は笑ってしまうほどの大サービスだ。ドイツとフランスにある2つの城で合計20人以上の人が片っ端から殺されていくって話なのだけど、後にいくほどエスカレートしていって、さすがに最後は食傷気味になった。  3巻から名探偵二階堂蘭子が登場する。 4巻まで読んで、分厚い1冊がほとんど解決編であることにあきれたけど、それもおもしろい趣向だった。退屈しないで読める。  とにかくおもしろくて一気に読めたのだけど、読み終わってしばらくすると、何だったんだろうって疑問がわいてきたりもした。ボリュームたっぷりでおもしろいのだけど、結局問題と解答を読んだって感じ。その範囲の中では、ものすごいトリックの嵐でおなかいっぱいになるのだけれど。

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2010/05/08

<ドイツ編><フランス編><探偵編><完結編>の四部作からなる、大長編ミステリーである。ちなみに画像は<ドイツ編>。 そして、二階堂蘭子シリーズである。 ~概略~ 双子の城である人狼城を舞台に起こる、国境を跨いで起こる二つの大量殺人事件に二階堂蘭子が挑む。 余程の活字中毒者か...

<ドイツ編><フランス編><探偵編><完結編>の四部作からなる、大長編ミステリーである。ちなみに画像は<ドイツ編>。 そして、二階堂蘭子シリーズである。 ~概略~ 双子の城である人狼城を舞台に起こる、国境を跨いで起こる二つの大量殺人事件に二階堂蘭子が挑む。 余程の活字中毒者かミステリスキーあるいは蘭子シリーズ好きじゃなければ、読む気すら起きないであろう大長編。 しかし、物語としても充分な面白さであるし、トリックの方も脱帽、いやむしろ帽子を放り投げるくらい秀逸。 作品の構成上、<ドイツ編>と<フランス編>はどちらから読んでもいいとのことだが、個人的には同時に読んで欲しい。この作品の規模の大きさの理解にもつながると思う。 多くの人が、この作品の巨大さに尻込みして読んでないと思うが、是非とも読んで欲しい作品である。

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2010/05/06

長い長い。でも読みにくくはない。人の名前も混乱はしにくいです。序盤は淡々とすすむが、300ページ超えるぐらいから、怒涛の展開。死にすぎ。しかし、この調子で解決するのであろうか。フランス編突入です。

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2010/05/04

二階堂蘭子シリーズ。 全4部作になる第一部、ドイツ編。 独仏国境の険しい渓谷にある双子の古城・人狼城。 ドイツ≪銀の狼城≫に招かれた十人の客に用意されていたモノとは!!? 密室殺人に首なし死体。 挙句に動く甲冑とミステリーが詰め込まれた作品です。 第一部を読む限り、本当にちゃ...

二階堂蘭子シリーズ。 全4部作になる第一部、ドイツ編。 独仏国境の険しい渓谷にある双子の古城・人狼城。 ドイツ≪銀の狼城≫に招かれた十人の客に用意されていたモノとは!!? 密室殺人に首なし死体。 挙句に動く甲冑とミステリーが詰め込まれた作品です。 第一部を読む限り、本当にちゃんと解決されるのか不安になります・・・ こちらの作品は第二部、フランス編から呼んでも なんら問題はありません。 因みに。蘭子はまだ出てきません。

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