愛してるなんていうわけないだろ の商品レビュー

角田光代(著者)

「これからはあるくの…

[文庫ＯＦＦ]

「これからはあるくのだ」にも出てきたおばさんが登場。順番としてはこちらの方が先ですが、おばさんのファンの方にはお勧めです！

読むと思わず前向きな…

[文庫ＯＦＦ]

読むと思わず前向きな気持ちにさせてくれるエッセイ集です。

2024/08/14

「恋は盲目〜…。」の一節にはハッとさせられた。今の私も、自分の気持ちでいっぱいで本当に大切にすべきことが見えなくなっているんだろうなあ。
他人と比べて自分を卑下したり、物事を難しく考えすぎたりしないで、私もわたしのままでいいんだなあと思わせてくれる、そんな言葉で溢れていた。
思わず、ふふっと笑ってしまうような部分も多々あって、しんみりせずに読めたのもまた良かった。
これからもきっと、何度も開くことになる本だと思う。

2024/02/07

その日までわくわくして準備して、その日のためにパックとかするデートがしたいってこの本だったかな
めちゃくちゃわかるぅぅぅってなったその気持ち忘れてた

2023/06/07

かなりよかった
角田光代のエッセイは引き込まれる
23.4の時に書いたエッセイに10年後の角田光代が最後に書き下ろしエッセイが加えられてる
てか初エッセイ集らしい

常に好きな人がいるって書いててすごいなって思った

おばさんが月うさぎのふりして団子をヒョイっととったはなしをおばさんが亡くなったあとに彼女の仕業だと母から聞いて感謝した話よかった

情操教育受けてない論理的な優しくない男の人とデートしたあとに乗ったタクシー運転手の話も良かった

あと、相手の言葉も行動もいくらでも疑えてしまう。
だけど自分の気持ちは唯一信じれるから自分が好きとかこの人といると心地いいとかを信じていれば楽みたいなのもそうだよなぁ、と思ってしみた

あとは初デート中に相手がパンを買い食いしてそういう一面あるんだなぁと知った時の、どこの生まれで血液型が何で、という言葉を使わないで、その人を一つ知ったっていう表現がいいなと思った

2023/01/26

感想
メッセージアプリで気軽に愛を語り合える時代。愛してると囁く難易度は下がり、価値も薄れる。だが会いたい思いは変わらず通底するものを感じる。

2022/09/01

非日常を特別と感じ、人そのものに関心を持ち、人を愛する心の日記。
自分の気持ちに素直に正直に生きる角田さんの心を少し覗くことができた気がする。
自分もこんな感じで心の中をもっと文に残したい。

2022/06/24

等身大の著者の思いが詰まった面白エッセイ。「贈り物」「十五夜の夜」「東京貧乏パラダイス」などが好み。日出子おばさん、素敵な人だったんだろうなぁ。お金がなくて袋麺を調理してくれる激安店で腹を満たしていた学生時代をツラツラと思い出しながら、そっと本を置く...。

2023/06/11

角田さんとお話しするような気持ちで一気に読んだ。一番好きだったのは「日常生活におけるデエトの重要性について」。その中に、「どこの生まれで血液型がなにで、という言葉を使わないで、その人を一つ知った。」という一節があるが、この本がまさにそれ、つまり、読むことを通じて角田さんと「デエト」をするような本だった。ところで「デエト」っていう表記、とてもいいな。

2022/02/11

●私どもにもやがて最後の時が来てこの人生と別れるなら、願わくばありがとうと言ってこの人生に別れませう

●恋は盲目。何に盲目になるなか。相手の欠点が見えなくなる、というよりも、好きだと言う自分の気持ち以外、何も見えなくなる。

角田先生の20代前半の日記帳を見ているかのようなエッセイ
恋愛に関する事、人付き合いに対して自分の20代前半の価値観と類似点が多く感情移入しながら読んでいた
お金がない頃だって楽しいし、むしろお金が無いから楽しめてた事も沢山ある
"夜半にタクシーをぶっ飛ばして恋人に会いに行こう"
とか、20代前半らしいけど、20代前半のありのままを簡潔に表現する力が凄いなぁと思った

角田先生の作品は八日の目の蝉以外読んだ事無いが、他も読んでみたいと思っ