愛してるなんていうわけないだろ の商品レビュー
●私どもにもやがて最後の時が来てこの人生と別れるなら、願わくばありがとうと言ってこの人生に別れませう ●恋は盲目。何に盲目になるなか。相手の欠点が見えなくなる、というよりも、好きだと言う自分の気持ち以外、何も見えなくなる。 角田先生の20代前半の日記帳を見ているかのよう...
●私どもにもやがて最後の時が来てこの人生と別れるなら、願わくばありがとうと言ってこの人生に別れませう ●恋は盲目。何に盲目になるなか。相手の欠点が見えなくなる、というよりも、好きだと言う自分の気持ち以外、何も見えなくなる。 角田先生の20代前半の日記帳を見ているかのようなエッセイ 恋愛に関する事、人付き合いに対して自分の20代前半の価値観と類似点が多く感情移入しながら読んでいた お金がない頃だって楽しいし、むしろお金が無いから楽しめてた事も沢山ある "夜半にタクシーをぶっ飛ばして恋人に会いに行こう" とか、20代前半らしいけど、20代前半のありのままを簡潔に表現する力が凄いなぁと思った 角田先生の作品は八日の目の蝉以外読んだ事無いが、他も読んでみたいと思っ
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古いエッセイだから、スマホとかインターネットとか出てこなくて、なんとなく穏やかな世界なのが伝わってきた。デートの根本は人を知ることだという言葉が響いた。たしかに意味をいろいろつけすぎると億劫になるから。 全てが無駄じゃないというのもいいなと思った。もっと他の本も読んでみたい。
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角田さんの20代の頃のエッセイ集 ちょっとした隙間時間に読むのに最適すぎた! 全力の恋愛をされていて人間らしいというか すごく価値観や生活感とか違うところ自分にはないところ 全力さが伝わってきて純粋に素敵だなと思った! 好きな人に会うためのタクシーぶっ飛ばしちゃったり デエト...
角田さんの20代の頃のエッセイ集 ちょっとした隙間時間に読むのに最適すぎた! 全力の恋愛をされていて人間らしいというか すごく価値観や生活感とか違うところ自分にはないところ 全力さが伝わってきて純粋に素敵だなと思った! 好きな人に会うためのタクシーぶっ飛ばしちゃったり デエト(笑)の重要性の女の子ならではのあの感じ(笑)❤︎ クスッときちゃうエピソードや表現の仕方がすごく大好き! あとタクシーのおじさんのエピソードの優しい男を見抜く方法は笑った
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角田さんが二十代前半の頃のエッセイ。めんどくさい感じとか、年をとることへの嫌悪とか、痛々しい感じもある。好きだったのはこの文「どんなことがあっても、自分の心の中だけは、自分のためにものすごく利己的に自由なんだと思う。」
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角田光代さんが、デビュー当時(20代前半)に書いたエッセイ。 作品としてと言うより、角田さんの生活や考え方にとても共鳴して、読んで良かったという感想。 色々教えられもした。
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主に恋愛について、主観的なような客観的なような不思議な感じで共感できる感じで書いてある。学生とか若い時ってそうだったよなあ、うんうんと思いながら読んだ。真面目に学生生活を送っていたらピンとこないのかな?色々あるけど、楽観的に生きたもの勝ちだよね〜っと全体的にゆる〜く書いている感じ...
主に恋愛について、主観的なような客観的なような不思議な感じで共感できる感じで書いてある。学生とか若い時ってそうだったよなあ、うんうんと思いながら読んだ。真面目に学生生活を送っていたらピンとこないのかな?色々あるけど、楽観的に生きたもの勝ちだよね〜っと全体的にゆる〜く書いている感じ。 エッセイだからか、昔の作品だからか、文章が話し言葉っぽい所が気になるけどそこは好みの問題かと思われる。
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なんだか楽しかった。 私も22才位のとき 同じようなことかんがえたりしてたりだったなぁ~。 恋人のもとへタクシーをぶっ飛ばしておけば良かったなー。
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2回目。 この頃の角田さん、若いなあ〜。 って、今の私と同い年くらいか笑。 このエッセイで書かれてたように、 本当に今まで築き上げてきたものが自分っていうのを作り上げてきたんだと思う。 だから、20代での行動が30代の自分にも影響されてくる。 40代も、それから先もず...
2回目。 この頃の角田さん、若いなあ〜。 って、今の私と同い年くらいか笑。 このエッセイで書かれてたように、 本当に今まで築き上げてきたものが自分っていうのを作り上げてきたんだと思う。 だから、20代での行動が30代の自分にも影響されてくる。 40代も、それから先もずっとそう。 私はどういう人間になりたいんだろう?? この本の「マイニチ」っていう章の中では、 30代になった角田さんが、このエッセイを振り返って書いていて、 「その年齢でしか受け取れない楽しみはたくさん用意されている」と言っていた。 今は、早く大人になりたい、と思ってばっかりだけど、 この年齢でしか楽しめないことがもっとたくさんあるはず。 先ばかり追いかけないで、今この瞬間にある幸せを逃さず精一杯楽しみたい。 だってやっぱ、人生楽しんだもん勝ちでしょ!!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「自分の心を最大限に活用して、自由に楽しく生きたい」 角田さんのエッセイを読んでいると、せせこましい日常をうぶな子どものように、めいっぱい味わったり、楽しんだりすることができることに、僕はあらためて驚かされる。もちろん、見知らぬ電話相手に「パンツの色は?」と尋ねられたやり切れなさも、込みでね。
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電車の行き帰りでさくっと読める読みやすいエッセイ。 角田さん本人も最後に書いてあるけど、このエッセイを書いていた 10年前の自分はずいぶんと幼く思え…なって表現があったぐらい 若いし、読んでいるこちらもなんだかそんな若さや無謀さを 愛おしいと思うぐらいだった。 でも、私が20...
電車の行き帰りでさくっと読める読みやすいエッセイ。 角田さん本人も最後に書いてあるけど、このエッセイを書いていた 10年前の自分はずいぶんと幼く思え…なって表現があったぐらい 若いし、読んでいるこちらもなんだかそんな若さや無謀さを 愛おしいと思うぐらいだった。 でも、私が20代だった頃に読んだら、かなり心臓の真ん中を 突き刺してくれたんじゃないかと思う。 『楽しいことばかりを集めて瓶詰めにして、 きっちり蓋を閉めても、かなしみのにおいはかすかに 生じると言う。』 好きだ嫌いだ、お前がいないとダメ、「一生」とか「絶対」とか 簡単に使ってしまう男の人が、私は反吐が出る程嫌いだし、 恋愛にうつつを抜かし、ふわふわしている人が苦手である。 幸せの中にだって、必ず、かなしみのにおいはある。 簡単に言葉を乱用しないでほしい。 …少々、主観的になりすぎたけど、 自分の年齢と折り合いをつけてみんなそれぞれマイニチを 過ごしているんだと思うし、そう思いたいなと。 自分に自信なんかないし、持てるなら持てるようになりたいけど やっぱり、不器用に人と接する事しかできないなら せめて、ひとつでも笑えるようにいたいもんだ。 そういう意味ではこのエッセイをこの年齢で読めたのも なかなか良かったなって思う。
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