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偶然の祝福 の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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犬のアポロと一人息子…

犬のアポロと一人息子の小さな家族を支える女性作家の話。悲惨なエピソードの中この家族が居るから読み手はすくわれてる。連作短編

文庫OFF

一度目読んだ時は、そ…

一度目読んだ時は、それほどよい、とも思わなかったのですが、二度目、三度目と回数を重ねるごとに徐々に体内に浸み込んでくるのを感じています。「涙腺に石が詰まる」ってどんな感じなんだろう…。「数式」でいっきに有名になった彼女ですが、本来は玄人好みの作家さんではないでしょうか。

文庫OFF

2014/02/06

it's the OGAWA World. open seventh stories up! She wrote 'The Housekeeper and the Professor' (original title:Hakase no Aishi...

it's the OGAWA World. open seventh stories up! She wrote 'The Housekeeper and the Professor' (original title:Hakase no Aishita suusiki). Like(´∇^d)!!

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2013/11/13

図書館で間違えて借りて再読。小川洋子を好きになったきっかけの本でした。その後何冊も読んだけど、これが最高傑作というのが再読した感想。特にバックストロークは連作短編小説の中のひとつではなく、単独の短編として切り出しても最高の短編ではなかろうか。 世の弟達のひとりとして、姉を持つ弟は...

図書館で間違えて借りて再読。小川洋子を好きになったきっかけの本でした。その後何冊も読んだけど、これが最高傑作というのが再読した感想。特にバックストロークは連作短編小説の中のひとつではなく、単独の短編として切り出しても最高の短編ではなかろうか。 世の弟達のひとりとして、姉を持つ弟は是非読むべきですね。

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2013/05/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

博士の愛した数式が好きで、なんとなく気になってた小川洋子さんの本。 出だしは何だかエッセイみたいな文調だから、ご本人の話なのかと思っていたら、どんどん暗くなっていって、最後はすごかったので、やっぱりこれはフィクションだ。 暗いような、ホッとするような、どうなっちゃうんだろうと心配になるような、不思議な感覚は期待以上でした。 ブログでの紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/

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2013/03/23

2013.3/22 小川洋子さんの短編集「まぶた」に含まれる「バックストローク」と関係していたとはね。 オススメは「盗作」「キリコさんの失敗」

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2013/02/28

小川洋子には個人的に好きな作品とそんなに好きじゃない作品が4:6くらいの割合で存在するのだけどこちらは残念ながら後者。 いつでも言葉はきれいだなあと思うのだけど、題材やストーリーのせいで恐怖や気持ち悪さが先立つ。

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2012/10/30

小川洋子の小説を覆っているのは、ひんやりとした静けさ。空中を漂っているというよりは、なにかすとんと底の方に沈んでいるような。。。日常なのか非日常なのか分からなくなってたどたどしく読み進めてしまう。この本の中では、キリコさんだけがしっかりとした輪郭を持って生きているようだった。

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2012/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編。 「失踪者たちの王国」「盗作」「キリコさんの失敗」 「エーデルワイス」「涙腺水晶結石症」「時計工場」「蘇生」 一瞬、これはエッセイなのか?!とも思う作品。 幼い息子と犬のアポロと孤独な私。 「盗作」で優秀な弟がある日片腕をあげたままずっと下ろさなくなった、っていう話はなんかどっかで読んだ気がするのは…なんだろう。 弟の死、アポロがぐったりしてしまった雨の日、幼い頃に家にいたお手伝いさん。 だいぶ読んでから時間が経ってしまったので詳しく思い出せないけど読みやすい)^o^(

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2012/06/07

短編集、もしくは小川さん本人の気持ちを綴ったエッセイなのかもしれない。 文章の柔かさを保ちつつもドキッとするような恐い一文があったりと、ただ優しい雰囲気だけではない。 小川さん独特の穏やかさから出る、物の捉え方や考え方を伺える本。

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