競作五十円玉二十枚の謎 の商品レビュー

アンソロジー(著者),若竹七海(著者),法月綸太郎(著者),依井貴裕(著者),有栖川有栖(著者),笠原卓(著者)

2009/10/04

五十円玉を千円に両替する男の謎について、東西のミステリ作家が執筆。投稿された作品もあって満足の行く一冊です。

2009/10/04

某所で触れたのでブクログでも。若竹七海さんの実体験「毎週書店で50円玉20枚を千円札に両替する男」をお題に若手ミステリ作家達が解決編を創作しています。新地獄荘で花が咲いた話題が元になってるだけに、皆さん遊ぶ遊ぶ。内輪ネタや名前のもじりが楽しいです。特に内輪ネタを読んでると作家さんたちがすごく身近に感じられて、つてをたどればもしかしてお知り合いになれるかも？と思わせてくれます。一目惚れ説に「じっくり見りゃいいんだ」と斬り捨てる若竹節も痛快。マニアックさが面白い一冊でした。

2009/10/04

　まさにタイトルの通り。もともとは、若竹さんが書店でアルバイトをしていたとき、中年男が毎週土曜日に五十円玉二十枚を千円札に両替に来るという日常の謎（実話）です。
　本書では、この謎に法月綸太郎、依井貴裕といったプロ作家の解答と、一般公募で寄せられた解答が載せられています。お買い得な１冊です。その中で１番面白かったのは一般公募だった佐々木淳さんの若竹賞受賞作。風変わりな先輩が出てきて、その人の名は猫丸・・・そう、佐々木淳さんは後の倉知淳さんなのでした。
　ちなみに、今「ミステリーズ！」誌に連載されている北村薫さんの「ニッポン硬貨の謎」は、この謎に対する北村流の解答と風の噂に聞きました。すごく気になります。

2009/10/04

ミステリファンにとっては有名な例のお話の解決編集。
ネタがかぶってるのに出版しちゃうのはどうなんですか。