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風の男 白洲次郎 の商品レビュー

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93件のお客様レビュー

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白州次郎を知るにはまずはこれ!

日本国憲法誕生の現場に立会い、GHQ相手に一歩も退かなかった男、白州次郎。「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像が蘇る!

aoi

日本の戦後処理、産業…

日本の戦後処理、産業復興に大きく貢献した白洲次郎氏の物語。政治家・行政官ではないながら、GHQと対等に交渉し、電力・貿易等戦後の基幹産業を発展させる基礎を築いた彼の活躍がなければ、現在の日本の発展はなかったのではないかとも思わせる。豪傑であり繊細、武士でありジェントルマンである彼...

日本の戦後処理、産業復興に大きく貢献した白洲次郎氏の物語。政治家・行政官ではないながら、GHQと対等に交渉し、電力・貿易等戦後の基幹産業を発展させる基礎を築いた彼の活躍がなければ、現在の日本の発展はなかったのではないかとも思わせる。豪傑であり繊細、武士でありジェントルマンである彼の魅力にすっかりとり憑かれた一冊であった。

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白洲正子を知ってから…

白洲正子を知ってから、その旦那を知った。英国に留学、英国貴族と終生に亘る友情を築く氏の生き方。やせがまん、見栄っ張り、ある意味かっこつけ。リストにはないが、新潮文庫で本人の著作もよめる(プリンシパルのない日本)。死に際にご息女に言ったという”相撲も千秋楽、パパも千秋楽”、という言...

白洲正子を知ってから、その旦那を知った。英国に留学、英国貴族と終生に亘る友情を築く氏の生き方。やせがまん、見栄っ張り、ある意味かっこつけ。リストにはないが、新潮文庫で本人の著作もよめる(プリンシパルのない日本)。死に際にご息女に言ったという”相撲も千秋楽、パパも千秋楽”、という言葉が忘れられない。

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今では奥さんの白洲正…

今では奥さんの白洲正子のほうが有名かもしれませんが、この人も立派な文学者でした。

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自分の立場・役割を自…

自分の立場・役割を自分自身がハッキリと理解していて、私利私欲とは無縁にさらっとやってのける。素敵です。格好良いです。

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  この本は白洲氏の…

  この本は白洲氏の一生涯を網羅的に淡々と述べいる。白洲氏を一言で表現すれば、題名にもあるように「風」という字につきる。「風のように現われ風のように去っていく」颯爽とした人生を過ごしてきたように思われる。宮沢喜一氏によれば、白洲氏は常にPrinciple(おそらく筋を通すことの意...

  この本は白洲氏の一生涯を網羅的に淡々と述べいる。白洲氏を一言で表現すれば、題名にもあるように「風」という字につきる。「風のように現われ風のように去っていく」颯爽とした人生を過ごしてきたように思われる。宮沢喜一氏によれば、白洲氏は常にPrinciple(おそらく筋を通すことの意)という言葉を発していたそうである。与えられた仕事に妥協なく全力を尽くし、自分のやるべきことが終われば潔くその場から退く。行動にはまったく私利私欲が感じられない。「風」といっても一本の透明の矢のようである。

文庫OFF

まあまあといったとこ…

まあまあといったところでしょうか。話じたいはおもしろいですよ

文庫OFF

2024/06/28

美談が多く 俄に信じがたい 黒いところもあるはず 夫人への手前(忖度) 厳しかったのだろう 期待した内容と異なる 多くの政治家が初心を忘れ 私欲に溺れる生き様を晒す事を常とするなか 彼はどうだったか 興味深い。

Posted byブクログ

2024/06/24

男なら誰もが憧れるいい男、白洲次郎。弱きを助け強きを挫くを文字通り実践した男の生き様は、やはりかっこいい。敗戦後、日本中が打ちひしがれた気分の中、占領軍司令部相手に時には日本語で「バカ野郎」と叫びながら丁々発止と巧みな英語でやり合った男です。 堤清二の白洲次郎評。「私利私欲を持っ...

男なら誰もが憧れるいい男、白洲次郎。弱きを助け強きを挫くを文字通り実践した男の生き様は、やはりかっこいい。敗戦後、日本中が打ちひしがれた気分の中、占領軍司令部相手に時には日本語で「バカ野郎」と叫びながら丁々発止と巧みな英語でやり合った男です。 堤清二の白洲次郎評。「私利私欲を持って付き合おうとする人間を白洲ほど敏感に見抜きそれに対し厳しい反応を示した人を他に知らない。白洲が晩年に至るまで仲良く付き合っていた人に共通した性格があった。私心のない人、大所高所に立って自分の考えや行動すらも客観的に捉えられる人、本当の愛情のある人」 そして、1985年11月28日83歳、「葬式無用、戒名不用」の言葉を残して爽やかな一陣の風のように去っていった。 本書の残念なところは、あまりにも時系列順に詳しく書き込み過ぎたところ。伝記なので仕方ない部分もあるが、白洲次郎の軽さと凄さが十分に伝わりにくいキライがある。例えば前半は本書の様な履歴を簡潔に書き留め、後半は彼の武勇伝や天衣無縫さ、ユーモアや暴言などのエピソードをまとめて章立てにすればもっと親しみやすい読み物になったのではと思う。

Posted byブクログ

2021/05/04

エアガール?に出てきた白洲次郎を見て、そういえばそういう人おったな〜、と思って読んでみた。 剛腕であり繊細。やんちゃだけど気配り。とか色んな遂になる要素を抱えてる人柄に魅力を感じる。肌で感じた一次情報をしっかりと自分の考えで副次的な使える実学に落とし込んでいるんだろうなと思った。...

エアガール?に出てきた白洲次郎を見て、そういえばそういう人おったな〜、と思って読んでみた。 剛腕であり繊細。やんちゃだけど気配り。とか色んな遂になる要素を抱えてる人柄に魅力を感じる。肌で感じた一次情報をしっかりと自分の考えで副次的な使える実学に落とし込んでいるんだろうなと思った。さっと身を引く潔さとか歯に絹着せないもの言いとか、純粋に日本だけで育つとちょっとこうはならないよなというのはやはり10代後半から20代前半をイギリスで過ごしたのが大きいんだろう。

Posted byブクログ