石ノ目 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幼いころに消息をたった母を探すために 友人と山に登ることになった私。 山には古くから石ノ目がいると言われていて、その目を見たものは石にされると言い伝えられている。 山で遭難して出会った人。 他短編。 架空の人物なのにいつの間にか自分と友人には見えるようになったはじめという女の子 意志を持った醜い人形の優しい心と切ない運命 刺青の犬がいつしか命を宿したように動きだし、家族の大切さに気付かせてくれたとき 乙一ひさしぶり! 読んでると展開にどきどきで怖くなったりで 結末はいつだって安堵で斬新で飽きないよね。 著者のはきっといつの時代になっても色あせることのない作品なんだと思う)^o^(
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展開のしかたがよく、テンポよく読めた。乙一さん独特のぞくぞく感もあり、きゅんとする切なさのある作品でした。ありがとうございました。
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読んだことないと思って手にとったがどれもすべて読んだことがあった…。平面いぬ。が好き。ポッキーの可愛らしさといったら。そして主人公の気持ちに身に覚えがあって、じんわりときた。
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10代でこれ書いたのか~。不気味と言えば不気味な設定なんやけど、読後はせつないような、寂しいような。 挿画がいまいち。
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以前から気になっていた乙一を初めて読んでみました。もっと、取っつきにくい言い回しなのかとおもっていたのですが、全然読みやすいものでした。 いずれの話もファンタジーベース。あり得ない現象を自然のことと受け入れる人達を通して、主人公が成長していく、人間の様を描いています。 4つの...
以前から気になっていた乙一を初めて読んでみました。もっと、取っつきにくい言い回しなのかとおもっていたのですが、全然読みやすいものでした。 いずれの話もファンタジーベース。あり得ない現象を自然のことと受け入れる人達を通して、主人公が成長していく、人間の様を描いています。 4つの短編がおさめられていますが、自分は 石の目 BLUE はじめ 平面犬。 の順に面白かったです。
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ZOOに比べたらあまり怖くないし、あっと驚く展開もない。ややセンチメンタル。でもやっぱり乙一の作品が好き。次は長編を読みたいな。
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ホラーに分類されているみたいだけど、ちょっといい話の短編集っていう感じだった。 「BLUE」が悲しかったなぁ。
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乙一、学生時代の短編集。このひとつ前に長編を一本書いている。短編集のタイトル「石の目」は、民話(?)をベースにした幻想的世界のホラーだけれど、それ以外のホラー要素は薄い。白乙に分類されるようだ。うまくいくいかないは別にして、とにかくアイディアをかたちにしてみようというような作品。...
乙一、学生時代の短編集。このひとつ前に長編を一本書いている。短編集のタイトル「石の目」は、民話(?)をベースにした幻想的世界のホラーだけれど、それ以外のホラー要素は薄い。白乙に分類されるようだ。うまくいくいかないは別にして、とにかくアイディアをかたちにしてみようというような作品。それなりに面白いけれど、課題も残っている。特に楽しく読んだのは「はじめ」。妄想上の存在なのに、二人で共有されて、ほぼ事実のように感じられる女の子、というアイディアは、まあ味付け程度で、中高生の適度な距離感を保った「親友」の関係の描き方や、その身近な冒険が楽しかった。「BLUE]は、人間関係の弱者に光を当てるということを、ストレートに扱った作品で、基本的には悲惨な話なんだけど、その中にいかに嘘くさくなく光明をみつけるのか、ということが彼の中核的なテーマの一つになっていく。
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石ノ目、はじめ、BLUE、平面いぬ。を収録した短編集。 というか、石ノ目まじで怖い。真昼間に外で読んだにも関わらずゾクゾクくる。 隔離された世界観、誰もいないシーンとした感じの中で、石ノ目を見てはいけないハラハラ感。よく描けてると思います。すごいと思います。 お得意の叙述トリッ...
石ノ目、はじめ、BLUE、平面いぬ。を収録した短編集。 というか、石ノ目まじで怖い。真昼間に外で読んだにも関わらずゾクゾクくる。 隔離された世界観、誰もいないシーンとした感じの中で、石ノ目を見てはいけないハラハラ感。よく描けてると思います。すごいと思います。 お得意の叙述トリック抜きでも、あの世界観でビビらせて、最後に少し泣き落としをつける辺り、「あーー、やっぱり乙一だ」と、感動と同時に安心しました。ファン的に。 「はじめ」はイマジナリーフレンドの話。子供、恐怖よりも好奇心が勝る視点で書かれてるので、はじめが現実味を帯びてくるのが楽しいです。 特に自分はイマジナリーフレンド遊びしなかったからなー。ちょっと羨ましかったり。 そして読み終わった後、「乙一はイマジナリーフレンド派だったんだな・・・」と、現実に戻されてみたり(笑) BLUEって、他の本にも収録されてた? 外見のせいで完全にいじめられているのに、気づかずに、健気に「みんなと同じ」を目指すブルー、ひたすらかわいそうです。 女王や王子もウザイけど、それよりもどっちつかずの騎士が一番むかつきます。 ただ・・・騎士が最後萌えないあたり、作者はBlue>騎士>>その他なのかな・・・ 平面いぬは、以前のレビューの何処かに書いたはず。
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読み終わってせつない気持ちになりました。 乙一さんの作品はいつも切なくなるのですが、 この本の短編集の中の『Blue』は一番、切なくなりました。 自分を作っていくれた人は同じなのに、自分だけみんなと姿が違う。みんなは大切に扱われるのに、自分は乱暴に扱われる。 でも最後まで、自...
読み終わってせつない気持ちになりました。 乙一さんの作品はいつも切なくなるのですが、 この本の短編集の中の『Blue』は一番、切なくなりました。 自分を作っていくれた人は同じなのに、自分だけみんなと姿が違う。みんなは大切に扱われるのに、自分は乱暴に扱われる。 でも最後まで、自分のためではなく、自分を扱ってくれる人のために命の灯火を燃やす姿はなんとも言えませんでした。 『愛』という語が辞典に掲載されていますが、 愛する、愛されるというのは、なかなか上手く説明できるものではありません。 この本では、そんな家族愛や信頼を教えてくれるようなものでした。
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