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ストレンジ・デイズ の商品レビュー

3.2

32件のお客様レビュー

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話は面白いです。なん…

話は面白いです。なんかキザなんだなぁ・・・

文庫OFF

憂鬱・・・

身体の中に等身大の異生体がいる、という少女・ジュンコ。天才的な演技力を有する彼女との出会いで、狂気に向いつつあった反町の時間が動き出す。みっしりと憂鬱が詰まった重み、でも読んでしまう魔力。恐るべし。

abtm

2020/05/20

この小説で描かれているのは「演技」ではなく「不安」である。 単に演技を描くのであれば、劇団や舞台にしてもいいし、 実際に映画に関わるシーンまで書いてもいいはず。 本作では「演技」は「不安」を描く「手段」である。 そして不安とは現代の病理であるとされている。 変化を求めていながら変...

この小説で描かれているのは「演技」ではなく「不安」である。 単に演技を描くのであれば、劇団や舞台にしてもいいし、 実際に映画に関わるシーンまで書いてもいいはず。 本作では「演技」は「不安」を描く「手段」である。 そして不安とは現代の病理であるとされている。 変化を求めていながら変化の兆候が表れると踏み込めない、 これは無力とされているが根底には不安がある。 終わり方にはやや不満があるが、これ以外だと もっと不満だったかもしれない、という予感がある。

Posted byブクログ

2019/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初はワクワクしたけど、中年の男の虚無感を物憂げに語っている様、自分だけが本物を知っているというような盲目的な傲慢さに全く共感できず。価値観が古い。

Posted byブクログ

2018/10/08

村上龍らしい狂気な描写が見え隠れして序盤は良かった/ それにしても序盤で積み上げた設定を後半で思い切り切り捨てた/ ビデオ屋のジーサンとか小説家とか、映画とか、本当はもっと違う展開を想定していたはずだ/ あの展開と締め方はいただけない/ 途中でやる気がなくなったとしか思えない/ ...

村上龍らしい狂気な描写が見え隠れして序盤は良かった/ それにしても序盤で積み上げた設定を後半で思い切り切り捨てた/ ビデオ屋のジーサンとか小説家とか、映画とか、本当はもっと違う展開を想定していたはずだ/ あの展開と締め方はいただけない/ 途中でやる気がなくなったとしか思えない/ 竜頭蛇尾

Posted byブクログ

2016/09/23

村上氏のわかりづらい方の小説。 急に仕事がイヤになって気を病んで家族とは別居。そんなときに出会った女性を起用して映画を作ることが自分が本当にやりたいことであるのに気づく。で、映画を撮るための試行錯誤と言うか、資金を捻出する前段階で話は終わる。 私にはわかりづらく理解もしがたく何も...

村上氏のわかりづらい方の小説。 急に仕事がイヤになって気を病んで家族とは別居。そんなときに出会った女性を起用して映画を作ることが自分が本当にやりたいことであるのに気づく。で、映画を撮るための試行錯誤と言うか、資金を捻出する前段階で話は終わる。 私にはわかりづらく理解もしがたく何も感じなかったので巻末の解説に救いを求めたが、解説がひどい。

Posted byブクログ

2016/07/07

家族との関係も、仕事にも絶望していた反町は深夜のコンビニでトラックドライバーのジュンコと会う。彼女の魅力に気づき、彼女を愛し、反町は彼女を主人公として映画を作ろうとするが。。。言葉にしない日本的な曖昧さの中から、各自の最優先事項を見つけていくとストリーとなっている。主人公の反町は...

家族との関係も、仕事にも絶望していた反町は深夜のコンビニでトラックドライバーのジュンコと会う。彼女の魅力に気づき、彼女を愛し、反町は彼女を主人公として映画を作ろうとするが。。。言葉にしない日本的な曖昧さの中から、各自の最優先事項を見つけていくとストリーとなっている。主人公の反町は周りの人物のことを冷静に分析できるが自分自身のことは曖昧なままで物語のラストでもなんかしっくりこなかった。自身の無力さを感じながら終わる。逆にジュンコはこの後自分の道を見つけていくんだろう。反町(男)は消耗品なんだろうなあと。もっと希望的に考えれば、40代の男が一度リセットして、新しい始まりとも取れるかもしれないね。

Posted byブクログ

2015/01/15

個人的には村上さんには珍しく、終わりに歯切れを感じなかった。 それは、ソリマチさんに対する自分の感情移入がゼロだったことに起因すると思われる。 人生40年を過ぎてから気付く自分の無力感、まだそちら側の人間になりたくないと思う。

Posted byブクログ

2014/03/06

 小雨の降る深夜、コンビニで大型トラックのドライバー・ジュンコと、生きることに疲れた果てた中年の反町が出会うところからストーリーははじまる。より過激に二人の爆走がはじまることを期待して読みすすめるが、期待はみごとに裏切られた。

Posted byブクログ

2013/04/15

サナダ虫、女トラック・ドライバー、ロール・プレイ、憂鬱、無力感。 村上龍は好きだけど、こっち系は面白さを見いだせない。 「何十回何百回と自分で組み立て繰り返し自問して成立した考え方だけが言葉を慎重に選びその組み合わせを厳密にして理論性を得る」

Posted byブクログ