外国語の水曜日 の商品レビュー
黒田先生の著作3冊目! この本も非常に楽しく読めた。 言語学者として、言語について色々な説明がなされており、例えば世界には2900もの数の言語が存在し、日本語のようなSOV文型の割合の方が多いだとか、まさに目からウロコ。 その中でも、彼がロシア語を会得したノウハウから記される語...
黒田先生の著作3冊目! この本も非常に楽しく読めた。 言語学者として、言語について色々な説明がなされており、例えば世界には2900もの数の言語が存在し、日本語のようなSOV文型の割合の方が多いだとか、まさに目からウロコ。 その中でも、彼がロシア語を会得したノウハウから記される語学学習法が為になる。 P123 留学先では文法はその国の言語で教えられる。つまり、その国の言語がある程度知っていないと、文法解説すら理解できない。 P131 教科書は1つの科を完璧にしてから次に進む、などと思わなくていい。真面目な完璧主義は言語嫌いになりうるから。いい加減さも大切。 P134 外国語の日常会話とは、とても高度なもの。他人の会話内容なんて理解できなくて当然だし、そもそも母語ですら分からない時もある。 ただ、会話ができるようになるためには、 ①基本的な例文を1万くらい暗唱する! ②文法を学習する。 と。 学習のコツは ・やめないこと。 P257 しつこくやる! 語学は特別な才能なんてよりも、勤勉さと機転だ! 以降、P269〜の語学が学びたくなる色々な書物紹介が大変面白かった!
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副題にあるとおり、「外国語学習」の観点から言語学を繙いた一冊。習得するために必要な知識や心構え、習慣等がユーモアを交え、時には熱く語られている。 「どうせ完璧なんて無理なんだから、中途半端でも構わないじゃない?」 諦め悪く、目くじら立てずに楽しく勉強。読んでいて心が軽くなる、著者...
副題にあるとおり、「外国語学習」の観点から言語学を繙いた一冊。習得するために必要な知識や心構え、習慣等がユーモアを交え、時には熱く語られている。 「どうせ完璧なんて無理なんだから、中途半端でも構わないじゃない?」 諦め悪く、目くじら立てずに楽しく勉強。読んでいて心が軽くなる、著者ならではのこの一節が強く印象に残った。
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理系の大学で英語を教えていたときの話、という読み出しで興味を持ち手に取った。 筆者が出会った、様々な言語の学習者を紹介している。まずきっかけを持ち、勉強を始め、自分に合った勉強方法を見つける。言語が習得できるか否かは性格や素質は関係ない。絶対に必要なのはあきらめずにしぶとく勉強し...
理系の大学で英語を教えていたときの話、という読み出しで興味を持ち手に取った。 筆者が出会った、様々な言語の学習者を紹介している。まずきっかけを持ち、勉強を始め、自分に合った勉強方法を見つける。言語が習得できるか否かは性格や素質は関係ない。絶対に必要なのはあきらめずにしぶとく勉強し続けるという姿勢だ。随所に、語学習得には時間がかかる、と書かれていて心からうなずけた。
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黒田龍之助の著書にハマったことから、この本は避けて通れないなと思い手に取った。エッセイとしての描写はもちろん秀逸であるが、別著書において著者が主張する言語学入門としての役割も十分に担えていると思う。これほど自分の学問へ素直にまた謙虚に向き合う先生と出会える学生が羨ましくて仕方ない...
黒田龍之助の著書にハマったことから、この本は避けて通れないなと思い手に取った。エッセイとしての描写はもちろん秀逸であるが、別著書において著者が主張する言語学入門としての役割も十分に担えていると思う。これほど自分の学問へ素直にまた謙虚に向き合う先生と出会える学生が羨ましくて仕方ない。
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個性的なメンバーと彼らにまつわる言語たち。 実際に著者が行った授業や勉強方法も書かれていて、なるほどなと思わされる事から思わず笑ってしまうような事まで書いてあり、面白かったです。 またこんなに和気藹藹としている研究室なら楽しいだろうなと羨ましく思ったりしましたが、これも教授個人の...
個性的なメンバーと彼らにまつわる言語たち。 実際に著者が行った授業や勉強方法も書かれていて、なるほどなと思わされる事から思わず笑ってしまうような事まで書いてあり、面白かったです。 またこんなに和気藹藹としている研究室なら楽しいだろうなと羨ましく思ったりしましたが、これも教授個人の研究室だからできる事なのでしょう。 正直これがゼミの研究室であれば、研究は進まなさそうです。 尚、内容は前半はエッセイ、後半が言語学入門の入門といった感じでしょうか? 言語学の入門書として購入される方におすすめしませんが、読み物としては面白かったです。
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ロシア語を大学出教える筆者の研究室でのさまざまな話。 その研究室にさまざなま言語を学ぶ留学生が集まってくる。その場所などの出来事や言語についてのエッセイ。 思わず笑ってしまうエピソード(筆者のユーモアによる)や、各章の最後に問題があり、学生のレポートの内容が取り上げられ(また、...
ロシア語を大学出教える筆者の研究室でのさまざまな話。 その研究室にさまざなま言語を学ぶ留学生が集まってくる。その場所などの出来事や言語についてのエッセイ。 思わず笑ってしまうエピソード(筆者のユーモアによる)や、各章の最後に問題があり、学生のレポートの内容が取り上げられ(また、これが実に多種多様!)、言語を学習している自分にとって、いろいろ刺激になる。
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語学オタクになりかけて仏語圏から独語圏に移るミレニアムに手にした本。あれからオタク度はずいぶんエスカレートした。帰国した実家に置き去りにした本をもう一度斜め読み。 語学が大好きな人は自分とダブらせてうなずいて、語学オンチな人にも語学を嫌いにさせない(はず)楽しい一冊。
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面白かったです。 著者をはじめとして、登場人物が皆実在の人物かと思うと、変わった人々がいらっしゃるものだなぁとも思いつつ、楽しく読み終えることができました。読み物として。 ふぅ、私は、本当に英語が苦手な理系学生でしたけど、やっぱり勉強量が到底足りないのだということは理解...
面白かったです。 著者をはじめとして、登場人物が皆実在の人物かと思うと、変わった人々がいらっしゃるものだなぁとも思いつつ、楽しく読み終えることができました。読み物として。 ふぅ、私は、本当に英語が苦手な理系学生でしたけど、やっぱり勉強量が到底足りないのだということは理解しました。 でも、どうやったら楽しく勉強できるのか、また何のために勉強するのか、改めて考えさせられました。 さて、その他色々な言語にも言及されていて、色々好奇心がわいてきます。同じ著者の本も是非拝見したいです。特に、彼が興味を持ったというスラヴの文化などに関する。
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著者の黒田氏は著作が多いのでこの本を代表としてレビューしたい。氏の各著作に流れるテーマは一貫してて、「外国語は英語だけが全てではないですよ。ある言語が他言語と比較して難しいとか有用だとか、そういう理由で優れているとか劣っているということはなく、全ての言語は平等です」ということだ...
著者の黒田氏は著作が多いのでこの本を代表としてレビューしたい。氏の各著作に流れるテーマは一貫してて、「外国語は英語だけが全てではないですよ。ある言語が他言語と比較して難しいとか有用だとか、そういう理由で優れているとか劣っているということはなく、全ての言語は平等です」ということだと思う。 僕は他言語学習をしている女性の方のブログ(この女性は凄いです。英語を生業にして、イタリア語検定1級、フランス語検定2級、スペイン留学経験有り、ドイツ語検定3級という素晴らしい結果を残されています)を見て、この本の著者の黒田氏を知った。氏はロシア語(スラブ語)が専門で、スラブ各諸語の他、英語、仏語、独語にも精通している。 以下、引用があったので載せておきます。語学はやればやっただけ成果があるという、そして少しずつでも良いから勉強しようという控えめながら力強い主張に心惹かれるのです。 ●一つだけよくない教科書の特徴を挙げておく。それは習うより慣れろ、外国語の発想を身につけよ、というようなことを強調しているタイプの教科書だ。 ●外国語学習にとって最も大切なこと、それはやめないことである。 「続けること」なんていう積極的なものではない。とにかくやめない。諦め悪く、いつまでたってもその外国語と付き合っていこうという、潔くない未練たらしい態度が必要なのである。 氏の本には、自分の主張を押し付けない謙虚な印象を持つ。だからこそ僕は氏の本を読んでみたいという気持ちになるのだろう。世の中には「・・・すべき」とか「・・・するな」とかそういう題名の本が売れているみたいだけど、そういう自己主張の強い本が多い中で、読後感に爽やかさが残ります。 氏の各著作を読むまで、ロシア語に全く興味が無かったが氏の影響で、ロシア語を少し勉強しようと言う気になった。氏の(スラブ諸語・ロシア語に対する)熱意が、本の隅々にまで溢れています。外国語勉強する方にとって、一度は読んでおきたい本だと思います。
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第一章では著者の外国語学習にまつわるいくつかの体験談が挙げられており、どれも非常にユニークで面白い。第二章では「難しい言語」「語学の才能のある民族」「日常会話」といった「幻想」についての意見が述べられている。第三章では言語学のうち外国語学習に役立つ内容をまとめている。 外国語学習...
第一章では著者の外国語学習にまつわるいくつかの体験談が挙げられており、どれも非常にユニークで面白い。第二章では「難しい言語」「語学の才能のある民族」「日常会話」といった「幻想」についての意見が述べられている。第三章では言語学のうち外国語学習に役立つ内容をまとめている。 外国語学習や言語学に関心のある人にぜひ読んでいただきたい内容。
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