シュガーレス・ラヴ の商品レビュー

山本文緒(著者)

2012/07/11

色々な病のある人の話。
むしろ病がある人のほうが繊細で精神が高潔なのかもしれないとこの本を読んで思ったしまった。

正常ってことに何の価値があるのかわからなくなる、魅力的な病のある主人公達。

中でも自律神経失調症の話が好きでした

2012/05/05

働く現代女性のストレスが、
病を導く。

ストレスによる、難聴や睡眠障害など・・・。

同じ世代の私としては、
読んでいて他人事とは思えない話ばかりでした。

一番好きなのは、「ねむらぬテレフォン」です。

2012/04/08

この小説は病気がテーマです。女性にまつわる病気が1つ1つ小説の題と対応しています。『シュガーレス・ラヴ』だと味覚異常というように。
作者は「生きていく上での鈍痛を描きたい」といっていたそうですが、痛みに耐えつつ、時は流れ、周りの人が変わり、自分も変わっていくというのがうまく書かれていると思います。人生の鈍痛にたえる人に、すすめます。

ネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120408/1333840801

2012/02/28

明るい気持ちになりたい人にはオススメしない。
明るい・ポジティブ・元気だけが人生じゃないよね？小説じゃないよね？

きっと女性なら誰もが抱えているであろう、重くて暗くて口に出来ない悩み、ストレス。
現代女性を追い詰めるストレスシンドロームが題材の短編集。

個人的に心に残ったのは「眠らぬテレフォン」「月も見ていない」「夏の空色」「秤の上の小さな子供」

ぶっちゃけこの本をポジティブ女子やプラス思考男子に薦めたら引かれてしまいそうだ。笑。

久しぶりに読んだ小説。
小説読まないし、読めないから。
表現やボキャブラリー、言葉の使い方が綺麗で引き込まれる。

山本文緒さんの表現力だけでなくて、題材にも引き込まれた。
どうしようもない怒りや悩みを、こんなにも素晴らしい文にしてくれる人がいるんだなぁ。

2012/02/06

女の人って男のひとよりストレス感じやすいそうですが、だからうつ患者は女のひとの方が多いんだけど、自殺者は男の人のほうが多いんだよね←

女の人特有の、いわゆる神経症みたいなところに着眼点を当てたのは良いなと思うし、またこれをかけるのは山本さんだけな感じがする。

2012/01/16

3話しか読んでいないがこの作品の男性みな好感を持てなかった。体調が悪いときって、男性はもっとやさしい言葉をかけてくれるものじゃないのかなぁ…何だか悲しくなった。

2011/12/21

「いるか療法」と「夏の空色」がお気に入り。
あとは自分がアトピーなので「ご清潔な不倫」も。
上2つは長編にしてほしいなあと思いつつラプンツェル～ときらきら星～みたいになっちゃうのかなあなんて。
短編だと物足りないけどその分妄想が広がる！

2011/10/07

感想を書くために読み返したのに、何て書こうか悩んで月日が経ち…また忘れちゃったよ…!

表紙やタイトルに釣られ、購入した中学時代。
あまりにも、痛々しい女性ばかりで、こんな風にはなりたくないと。
…思っていたけど、今の自分ははたしてどうなのか。しいては、未来の自分はどうなるのか。

さくっと読めてしまうけど、明るく楽しいわけではないだけに読み返すのは腰が重い。

2011/09/02

この本に出てくる女の人は皆体や心に欠陥を抱えてます。その全てがわかるわかると共感できるものばかり。

短編好きな人にはたまらな〜い！と思います。

物語は全部が全部ハッピーエンドではないですが、希望を持たせて終わるリアルな感じが読んでいて面白かったです。

恋愛小説が苦手な人にもオススメできる一冊でした！

いやぁ。よかった。

2011/09/01

ストレス・シンドロームを題材にした短編集。

なかなか面白かった。

たあ、１つ１つはちょっとしたときに読むのに良いし、
先を読みたくはなるけれど、
読み終わって見ると、どれが一番心に残ったかとか、
どの話のこういう部分がよかったな～～

としみじみ思うところはなかった。

女性におすすめ。