シュガーレス・ラヴ の商品レビュー
よかった。 なんか、ほっこりした気持ちになった。 アトピーの話がとっても好き。 この本に書いてあった言葉ではないけれど、病気ではなく、コンプレックスなんだと思う。 それを乗り越えて生きていくんだから、普通の人と同じように見えても、深いし優しいし、厚みがあるだな、と思った。
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これも何回読み返したのか。傷を負うことと再生のお話、でもあくまで日常の。いるか療法の話と味覚異常の話が好き。あと声を探す話も。同僚の男の子が言うセリフが好き。
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群像 秤の上の小さな子供がどうしても気になる。無償に注げるのは自分が空っぽだからというはなし加藤諦三あたりが言いそうな
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- ネタバレ
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ジャケ買いです。 チョコかじった表紙とか私に買ってと言ってるようなもの。 あ、買ってないけどw高校の図書室で借りたんやw 短編集ですね、女性と病気について書かれている。 現代社会で起こりうる病、こわいですね(´・ω・`) 確か一番最初のお話って、骨粗しょう症のお話だったかな? 正座しただけで骨折っていう・・・怖すぎです。 偏った食生活だと本当になるんですね。 牛乳大好き骨太の私では絶対ありえないなって思った記憶があります。
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初めてちゃんと小説を読んだ、わたしがいろいろな小説を読むきっかけになった一冊。報われたり救われたりそうでなかったり、いろいろな話が詰まっていて本当に感動したのは今でも覚えてる。
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今年の正月、たまたまNHKのAMラジオでの朗読番組を、聴いて気になってた作品。山本文緒さんの本、久々に読んだ。強いねこの人。
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この本好き。 普段の山本文緒とはひと味違うように感じるけど、それはわたしがあまりこの人の本を読み込んでいないから? ・骨粗鬆症 ・アトピー ・便秘 ・突発性難聴 ・睡眠障害 ・生理痛 ・アルコール依存症 ・肥満 ・自律神経失調症 ・味覚異常 日常生活の...
この本好き。 普段の山本文緒とはひと味違うように感じるけど、それはわたしがあまりこの人の本を読み込んでいないから? ・骨粗鬆症 ・アトピー ・便秘 ・突発性難聴 ・睡眠障害 ・生理痛 ・アルコール依存症 ・肥満 ・自律神経失調症 ・味覚異常 日常生活の些細とも感じられる出来事が、彼女達を追いつめ、病気へと追いやっていく。 各病気をテーマとし、書かれた短編集。 病気をテーマにして小説を書くのはリスクを伴うことだし 、調べるのも大変だろうと思うだけに、この小説は凄いと思う。 誰も気付かないようなことが彼女を蝕んでいく。 そしてそこから立ち直るきっかけも些細なこと。 でもそれをくれる人は少なくて、それを求めては傷ついていく。 女の人なら共感できるような点も多くて、 切なくなったりするんだけど、 最後は希望を残していってくれる。 ハッピーエンドばかりで終わる短編集は、 非現実的な感じがしてあまり好きでないときもあるが、 この本はこれがいい。
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山本文緒さんの本が好きでよく読むのだが、今のところこの本が一番好きだ。 心身に不調を抱えた女性たちをめぐる短編集。主人公たちはみんな不器用だなーと思った。 単純なハッピーエンドではないけれど、かすかな希望が感じられる『彼女の冷蔵庫』と『夏の空色』が特に好き。
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さまざまなストレスに押しつぶされて病気になった女性たちを描く10話の短編集。救われる話もあれば、目も当てられないほど痛々しいまま終わる話もある。共通しているのは、淡々とした語り口なだけに、かえって女性たちのすさんだ精神状態がくっきりと浮かび上がっている点だ。 表題作の「シュガーレ...
さまざまなストレスに押しつぶされて病気になった女性たちを描く10話の短編集。救われる話もあれば、目も当てられないほど痛々しいまま終わる話もある。共通しているのは、淡々とした語り口なだけに、かえって女性たちのすさんだ精神状態がくっきりと浮かび上がっている点だ。 表題作の「シュガーレス・ラヴ」は、食品会社のアルバイトから一流のフードコーディネーターまで出世した主人公が、独立を目前に控えたある日、味覚障害になってしまうお話。その原因にはけっこう驚く。
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ちょっとした疾患を持つ女性たちの話。苦しくて、いとおしい。ただし、『夏の空色』の主人公を「アルコール依存症」と定義するのは間違い。
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