ひまわりの祝祭 の商品レビュー

藤原伊織(著者)

2010/06/07

読むのにすごく時間がかかった。

全く話に入り込めなかったなぁ。
途中何度も挫折しかけたけど、一応全部読んでみた。

やっぱりガツガツのハードボイルド系は好みじゃない。

2010/05/12

テロリストのパラソルも良かったけど、こちらはより一層好み。
ファン･ゴッホのひまわりなど美術系のキィが使われているところ、全体的に淡々としたトーンで綴られているところ、主人公の甘い物好きなところなど。ホイップクリームドーナツ…。
いつも思うのだけど時々村上春樹を思い出させるトーンがある。全然違うはずなのに。

2010/04/11

　登場人物がみんな濃い。嫌いなキャラがあまりいないってすごい（犯人は嫌いですが！）
　本文の一番好きな所は、主人公と奥さんの出会い編。まるで映画みたいに頭の中で思い浮かべれる。奥さんがかわいいし！とにかくイオリンの書く文章が大好きだったよ。

2010/04/03

原田、とにかく原田の印象が強烈。
登場人物が魅力的。非現実的だけど、それをリアルに描写されているので想像しやすく作品にのめり込める。
そして文章が好き。。

2009/10/30

　ファン・ゴッホの８枚目の「ひまわり」を廻るハードボイルド。伊織さんは、文章力があるし人物も魅力的でいいんだけど、ちょっと書き過ぎか？　やくざが絡んで来てどうのっていうのは、私はいただけない。幻の（笑）デビュー作「ダックスフントのワープ」から注目してたけど、どんどんあの世界から離れていっているのは、ちょっと淋しい

2009/10/07

新規購入ではなく、積読状態のもの。
2009/8/13〜8/18

高校時代に早熟の天才画家として、二十代ではグラフィックデザイナーとして鳴らした秋山秋二。妻、英子が妊娠した状態で自殺してからは、抜け殻のような生活を送っていた。昔の上司に誘われ賭博場に行ったことから、身辺が騒がしくなり、ファン・ゴッホのひまわり争奪戦に巻き込まれていく。
　藤原氏の「テロリストのパラソル」に続く、第２弾。「テロリスト〜」同様、極上のハードボイルドである。主人公の秋二ほか、英子、麻里、村林、田代、曽根、井上ら脇役達もキャラがたっているが、最高のバイプレーヤーは原田であろう。
　残念ながら藤原氏は亡くなってしまっているので、残された作品は数少ないが、これからも時系列を追って味わって読んでいきたい（蚊トンボ〜は先に読んでしまっているが）。
　ただ、一点残念なのが、京都から高速で東京へ行く際の記述。阪神高速は関係ないはずなのだが。大阪出身の藤原氏が間違うとは思えないのだが。

2009/10/07

テロリストのパラソルは小気味よくてすごく面白かった覚えがあったから
とても期待して読み始めたんだけど、これは私にはちょっと。。。。

出てくる人がみんな理屈っぽくて、特に主人公、性格悪すぎる（笑）
殆どが会話で成り立っていて、ちょっと読みにくかったです。
理屈っぽいのは藤原作品の特徴だとは思いますが
これはやりすぎって感じ。

2009/10/04

テロリストのパラソルと比べると主人公の魅力がちょと足りなかったかなぁという印象。
ただ、流れるように頭の中に入ってくる美しい藤原伊織の文章はもちろんいつも通り。

印象に残ったのは原田。
老人・細身・スーツ・腕っ節が強いといかにも劇画的。でもかっこよかった。

2009/10/04

半分まで来てようやく"ひまわり"が出てきたと思ったら
ものすごい加速度をあげて
ストーリーは進んでいった。
そして空(から)。
すべてが終わったあと
わたしの心は現実から少し離れ
空虚な感じが襲ってきた。
いつのまにかずいぶん強く引き込まれてた。

2009/10/04

自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが…。名作『テロリストのパラソル』をしのぐ、ハードボイルド・ミステリーの傑作長編。