ひまわりの祝祭 の商品レビュー
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どうもミステリーというのは、あまり得意ではないのですが…。 主人公は平穏を愛し望む人。 でも生きている以上、それは避けられないものだよね。 なにかしら心乱される出来事は起きる。 たぶん心に何かを抱えながらも、平穏な生活に戻るであろう主人公。 でも君はそれでいいのか?と思ったりもする。 ミステリーって読後幸せな気分になれる作品が少ない気がする。 だからあまり得意じゃないんだよね~。(^^;)
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銃など登場させて無理やりハードボイルド風にしなくても、とても面白いと思った。高校時代の、主人公と奥さんとの関係がとても素敵だ。 「つるつるのプラスチックみたいな平板な生活」を送る主人公が、本人の意思に反して混乱に巻き込まれていく。転がるような展開に、ぐいぐい引き込まれた。藤原伊織さんの作品は「テロリストのパラソル」しか読んだことなかったけど、これも面白かった気がする。過去の作品を調べたら、藤原さん、すでにお亡くなりになってるんですね。ビックリしました。
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主人公のおっさんの落ちぶれ加減がいい感じです。 さすがの藤原伊織。 ほかの作品よりはミステリ要素が強いかな。 奥さんの裏切りの件はよかったけど、 ラストは嫌だなあ・・・。 ゴッホのことは、ファン・ゴッホと呼ぶことにしよう。
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伊織さん、テロ・パラ以来、久しぶりの読書ですが、異端な天才少年の数日間のドラマ。 ファン・ゴッホの ひまわりが もう一枚 しかも日本にあったら! って、 可能性あるよね!! 英子さんはなんで死を選んだのか、、、 かなり、こだわりの純愛! だよね。 ああ しまった、読んだのは角...
伊織さん、テロ・パラ以来、久しぶりの読書ですが、異端な天才少年の数日間のドラマ。 ファン・ゴッホの ひまわりが もう一枚 しかも日本にあったら! って、 可能性あるよね!! 英子さんはなんで死を選んだのか、、、 かなり、こだわりの純愛! だよね。 ああ しまった、読んだのは角川文庫版だった、、、 丸善の店頭に積んであったんだけど、新作じゃ無かったのね! 話の展開、ドンドン引き込まれていくスピード、最後の5ページでも、まだ進行中! これって、映画にはなりませんかぁ??? やはり、伊織さんはすごい! 解説の中で、小説らしい小説という、表現があるがまさに、そのとおりだと感じた。もう15年も前の小説なんだ!!ええ、テロパラから2年後(1997年)の発行!! へぇ。 (全然中身が古くないなぁ) 2005年に亡くなられてることも知らず。 ご冥福をお祈りします。 なんで、能のある方がこんなにも早く亡くなっているのか! 日本の文壇って、、 伊織さん制覇するかな、、、 、 よし、最後のあたり もう一度読むぞ!!
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絵画方面にも造詣が深いとは、著者はかなりの博識なのだな、と思ったが、絵画などに興味がない、もしくは受け入れる態勢でないとおもしろく感じられないのが残念。 それにしても著者は若くて美人で気が強い女性が好みなのだろうか。いっつもこのパターン。
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ゴッホの「ひまわり」をめぐる争奪戦の中、元、アートディレクターが巻き込まれて、妻の自殺以来の無気力が徐々にアイデンティティを取り戻していくが… 「ひまわり」が7つもあるって知らんかったf^_^;) 勉強不足や
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絵が好きで、美術大学で学んでいたものとして、 ストーリーだけでない感覚・感情の部分でわかることが多くあった。 英子さんの言葉、あんな言葉を投げ掛けられるなんて、 主人公は幸せものだったと思う。 相変わらず脇役が魅力的だったし、ものすごい調査量だったと思うが、 ラストがちょっと腑...
絵が好きで、美術大学で学んでいたものとして、 ストーリーだけでない感覚・感情の部分でわかることが多くあった。 英子さんの言葉、あんな言葉を投げ掛けられるなんて、 主人公は幸せものだったと思う。 相変わらず脇役が魅力的だったし、ものすごい調査量だったと思うが、 ラストがちょっと腑に落ちないので★4
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一時遠ざかっていた、読書の世界にひきもどしてくれたのが彼の作品群です。 彼が食道がんでなくなったのは、個人的に衝撃的なできごとでした。 酒量は彼に匹敵しそうなので、本当は控えないといけないのだけど。
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ファン・ゴッホが描いた名作「ひまわり」。 生涯で7枚作成されたとされている「ひまわり」には実は8枚目が存在した…、というお話。 いろんな話が混ざってて複雑ですが、歴史も取り入れたスケールの大きい話に満足。
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純文学にも引けをとらない美しい日本語と爽快な会話の数々。この作者とにかくうますぎ!自殺した妻をもつ元有名画家が主人公。ゴッホの8枚目のヒマワリという歴史的なミステリーを題材に物語が静かに進んでいく。ハードボイルド特有の派手なシーンはない。がそこはこの作者の真骨頂。一つ一つの会話を...
純文学にも引けをとらない美しい日本語と爽快な会話の数々。この作者とにかくうますぎ!自殺した妻をもつ元有名画家が主人公。ゴッホの8枚目のヒマワリという歴史的なミステリーを題材に物語が静かに進んでいく。ハードボイルド特有の派手なシーンはない。がそこはこの作者の真骨頂。一つ一つの会話を丁寧に織り込み、筋の通ったやせ我慢の美学を紡いでいく。しびれます。ミステリーとしては想像を超える事はなかったが絵画の現代史や手法を学ぶにも参考になった。
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