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銃・病原菌・鉄(下巻) の商品レビュー

4

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

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  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2009/10/04

このような広範な分野を総合した作品は希である。また、大陸の大きさや、大陸が東西広がるか南北に広がるかが、社会の発展の究極な要因になったという結論は斬新である。文句無しに星5である。

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2009/10/04

・実際の発明の多くは、人間の好奇心の産物であって、何か特定のものを作り出そうとして生み出されたわけではない。 ・あの時、あの場所で、あの人が生まれていなかったら、人類史が大きく変わっていたといううような天才発明家は、これまでそんざいしたことがない。功績が認められている有名な発明...

・実際の発明の多くは、人間の好奇心の産物であって、何か特定のものを作り出そうとして生み出されたわけではない。 ・あの時、あの場所で、あの人が生まれていなかったら、人類史が大きく変わっていたといううような天才発明家は、これまでそんざいしたことがない。功績が認められている有名な発明家とは、必要な技術を社会がちょうど受け容れられるようになったおtきに、既存の技術を改良して提供できた人であり、有能な先駆者と有能な後継者に恵まれた人なのである。 ・技術は、非凡な天才がいたおかげで突如出現するものではなく、累積的に進歩し完成するものである。 ・新しい技術はつぎなる技術を誕生させる。ゆえに、発明の伝播は、その発明自体よりも潜在的に重要なのである。 ・社会の革新性は個々の社会によって異なるため、大陸に存在する社会の数が多ければ多いほど、技術が誕生したり取得されたりする確率も高くなる。 ・家畜とは、人間が自分たちの役に立つように、飼育しながら食餌や繁殖をコントロールし、選別的に繁殖させて、野生祖先種から作りだした動物のことである。 ・社会は自分たちより優れたものを持つ社会からそれらを獲得する。もしそれを獲得できなければ、他の社会にとって変わられてしまうのである。

Posted byブクログ

2009/10/04

文明の生態史観を読んだときも感銘を受けたが、今回はそれ以上だ。歴史本なので軽い気持ちで読んだのだが、極めて論理的で説得力がある。なぜ地域によって格差が生まれたのか?それを環境決定要因で説明するあたりが強引に感じられるのだが納得させられてしまうのである。また、読んでる最中に次々沸き...

文明の生態史観を読んだときも感銘を受けたが、今回はそれ以上だ。歴史本なので軽い気持ちで読んだのだが、極めて論理的で説得力がある。なぜ地域によって格差が生まれたのか?それを環境決定要因で説明するあたりが強引に感じられるのだが納得させられてしまうのである。また、読んでる最中に次々沸き起こってくる疑問を予想されてたかのように解決していく文章構成も見事!ちょいと長すぎるので最後読むのがつらいところもあった。(2006/1/14読了)

Posted byブクログ

2009/10/04

第3部|銃・病原菌・鉄の謎第12章 文字をつくった人と借りた人第13章 発明は必要の母である第14章 平等な社会から集権的な社会へ第4部|世界に横たわる謎第15章 オーストラリアとニューギニアのミステリー第16章  中国はいかにして中国になったのか第17章 太平洋に広がっていった...

第3部|銃・病原菌・鉄の謎第12章 文字をつくった人と借りた人第13章 発明は必要の母である第14章 平等な社会から集権的な社会へ第4部|世界に横たわる謎第15章 オーストラリアとニューギニアのミステリー第16章  中国はいかにして中国になったのか第17章 太平洋に広がっていった人々第18章 旧世界と新世界の遭遇第19章 アフリカはいかにして黒人の世界になったかエピローグ 科学としての人類史

Posted byブクログ

2009/10/04

人類史上での大きな出来事を取り上げた書。なぜ、ヨーロッパ大陸に発生した文明が、現在の覇者となりえたのか、何が重要であったのか。平易で読みやすい。日本やアジアの扱いについて、もうちっと言及があるとなおよかった。

Posted byブクログ