女たちのジハード の商品レビュー
随分前にテレビで観た。面白かった記憶がある。でも、聖域と同じ作者だとは思わなかった。 1997単行本にしては、内容がもう少し前の世代な気がする。この年代では、仕事で男女差別は無かったし、結婚=退職って考えもしなかった。 でも、思い通りに進まなくてジタバタしながら、それでも逞し...
随分前にテレビで観た。面白かった記憶がある。でも、聖域と同じ作者だとは思わなかった。 1997単行本にしては、内容がもう少し前の世代な気がする。この年代では、仕事で男女差別は無かったし、結婚=退職って考えもしなかった。 でも、思い通りに進まなくてジタバタしながら、それでも逞しく進もうとする姿に好感が持てる。
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少し時代は前になる女性たちの価値観や働き方がよく描かれていると思った。 荒波の中、たくましく生きようとする女性たち。 考え方が稚拙なんだけど、なんだか、ふっとそんなものかもなあと思い読んだ
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同じ独身女性として、共感する部分もあったけど、気持ちを言葉にするとなんだか計算高い女子…と引いてしまう。 面白かったけど、読んでいて気持ちよい感じではなかった。 女たちのジハード…って、こんななんかなぁ?
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117回 1997年(平成9)上直木賞受賞作。13章からなる社会・恋愛小説。OLたち(康子/ 沙織/ 紀子/ リサ/ みどり)の仕事&恋愛奮闘話。実際に女性ではありそうな話だが、男ではとてもこんな振る舞いかたはできないと思う。おもしろさてんこ盛り。おすすめ。 章題:ナイーブ(康)...
117回 1997年(平成9)上直木賞受賞作。13章からなる社会・恋愛小説。OLたち(康子/ 沙織/ 紀子/ リサ/ みどり)の仕事&恋愛奮闘話。実際に女性ではありそうな話だが、男ではとてもこんな振る舞いかたはできないと思う。おもしろさてんこ盛り。おすすめ。 章題:ナイーブ(康)/ アダムの背中1(リ&沙&紀)/ シャトレーヌ(康)/ アダムの背中2(康&紀)/ コースアウト(沙&康&紀) / 扉を開けて(沙)/ ファーストクラスの客(リ)/ 上昇気流(リ)/ それぞれの春(沙)/ 二百五十個のトマトの夜(康)/ 離陸(沙)/ タッチ アンド ゴー(沙)/ 三十四歳のせみしぐれ(康) ※( )内はその章のヒロイン
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普通のOL、普通の人生はないか、、 私は登場人物の誰に似ているかな。 1番理想は紀子やろな。 男の人に自分の人生を預ける。 それやったら似てるリサの方が近いかもな。 ただ自分の心の奥深いところに、沙織とか康子みたいな自分の道を開いて行きたい願望はあると思う。 でもそれをやるかや...
普通のOL、普通の人生はないか、、 私は登場人物の誰に似ているかな。 1番理想は紀子やろな。 男の人に自分の人生を預ける。 それやったら似てるリサの方が近いかもな。 ただ自分の心の奥深いところに、沙織とか康子みたいな自分の道を開いて行きたい願望はあると思う。 でもそれをやるかやらんかは行動力の違い❓ 私は自分の将来設計なんて立ててない。この本を読んで、自分のやりたいことは何か、自分はどういう人間なのか少し考えてみたいなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
97年第117回直木賞受賞作品。 保険会社に勤める女性5人のストーリー。康子は30才過ぎにマンション購入して生き方が変わった。リサは家事が得意で計算高いはずが、結局好きになった人がボランティア活動に励む医者で、ネパールのトイレのない生活をする事になる。紗織は得意の英語を活かせたらと、翻訳家をめざし頑張っていたのだが、ヘリのパイロットの道を選ぶ。紀子は家事が何も出来ず、夫から暴力を振るわられ離婚し、仲間に励まされ再就職するのだが、やっぱり結婚のゴールにたどりつく。みどりはもともと結婚していたが、キャリアウーマン系の性格から仕事を続けていた・・・しかし、リストラに・・・でも、子供を産んでから、ご近所さん達とサークル活動を始める。それぞれ夢中で生きていく女性。紀子だけがおいしい蜜をすっているが・・・。勇気付けられる本であった。康子の生き方が一番好きかな。
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いろんな女性たちのいろんな心情がすごくよく伝わってくる作品。個人的には苦手なタイプの女性ですらあっぱれな描かれ方で 、一気読みしてしまった。
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半年以上前に買ってそのまま放置していた。一度に数冊買った中の一冊で、なぜだか読んでいなかった。今日、読み終えて、正直よかった。 5人の中堅保険会社に勤務するOLの話。女性が会社勤めしながら自ら自分の生きる道を見つけていく姿は、読むものに希望というか勇気を与えてくれ、グイグイと読み...
半年以上前に買ってそのまま放置していた。一度に数冊買った中の一冊で、なぜだか読んでいなかった。今日、読み終えて、正直よかった。 5人の中堅保険会社に勤務するOLの話。女性が会社勤めしながら自ら自分の生きる道を見つけていく姿は、読むものに希望というか勇気を与えてくれ、グイグイと読み進めることができた。自分で道を開こうとしないと未来は開かれない。人間ひとりで生きているわけでもないので周りの人たちの影響を受けながら、それぞれの道が開けていく様子は気持ちよく映った。読後、爽快感が残った。
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初版2000年。13年経った今、また日本社会から離れて15年、持てる感想はこんなのがジハード(聖戦)?だった。男たちが社会的に成熟していないのと同じように、女たちもまた未成熟だったのだろう。VERYという雑誌に象徴される、「勝ち組」主婦・・・あれ?BMWに乗ってイタリアンニット(...
初版2000年。13年経った今、また日本社会から離れて15年、持てる感想はこんなのがジハード(聖戦)?だった。男たちが社会的に成熟していないのと同じように、女たちもまた未成熟だったのだろう。VERYという雑誌に象徴される、「勝ち組」主婦・・・あれ?BMWに乗ってイタリアンニット(アルマーニとか?)を着て、テニスレッスンに通い、小洒落たお店でランチタイム・・・やだなあ私?(知り合い全員の爆笑が聞こえる) 解説は田辺聖子、年配男性多数の直木賞選考委員から最も好まれたのは、ノリコという、能力値多方面に渡ってゼロ、できちゃった婚>家事能力0>浪費癖ありでDV>流産>離婚>年の離れた男と再婚という女である。頼りなさがたまらない、ほっておけないというのがおぢさんたちの琴線らしい。3高に憧れる女たちと大差ない件。
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いわゆるバブル期の頃あたりの男女差別的な価値観が描かれている。という事だけど、それほど登場人物の言動や描写に私は違和感を感じない。何故かと言うのを考えてみると、やはり私の職場にこのバルブ期的男女差別というものがかなり強く残っているからではという所にたどり着く。 ○○は女の子にやっ...
いわゆるバブル期の頃あたりの男女差別的な価値観が描かれている。という事だけど、それほど登場人物の言動や描写に私は違和感を感じない。何故かと言うのを考えてみると、やはり私の職場にこのバルブ期的男女差別というものがかなり強く残っているからではという所にたどり着く。 ○○は女の子にやってもらおう。女性の皆さんは手が空いたら○○の片付けをしていて。 「OLとは、あくまでオフィスにいる女性なのだ」という所にすべては集約される。
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