女たちのジハード の商品レビュー
図書館で。 タイトルだけは知っていたので借りてみたのですが読み切れませんでした。なんだろう、なんとなくタイトルからノンフィクションだと思っていたのが敗因か。でもこれ、直木賞作品なんですね。 とりあえず最初の1、2編ぐらいは読んだのですが…なんというか出てくる女性たちが痛々しい。...
図書館で。 タイトルだけは知っていたので借りてみたのですが読み切れませんでした。なんだろう、なんとなくタイトルからノンフィクションだと思っていたのが敗因か。でもこれ、直木賞作品なんですね。 とりあえず最初の1、2編ぐらいは読んだのですが…なんというか出てくる女性たちが痛々しい。身につまされるようで読みたくないと思ったのか…考え方が狭量でオイオイ…とツッコミを入れたくなるというか… まあ無理して読むものでも無いし、と早々に断念しました。 そしてやっぱり時代を感じますね。20年前に書かれた作品らしいので古いのは当然なのですが… 時代を越えて読まれる作品とその当世だから受ける作品とあると思うのでこれは後者かなぁ…なんて思いました。
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自分も登場人物と同時代にOLだったけれど、こんなに野心を持って極端な女たちばかりだったかな?20人居たら、こういう女いるよな、と納得するけど。
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内容は少し林真理子の描く女性たちの人間模様・人生観ににている部分があるなぁと思った。どの女性も結婚適齢期を迎え、何としてでも良い相手を見つけるという強迫観念にとらわれているような… しかし、篠田節子さんが文章にすると、それはそれは下品なものではなく、一生懸命に生きている女性達の純...
内容は少し林真理子の描く女性たちの人間模様・人生観ににている部分があるなぁと思った。どの女性も結婚適齢期を迎え、何としてでも良い相手を見つけるという強迫観念にとらわれているような… しかし、篠田節子さんが文章にすると、それはそれは下品なものではなく、一生懸命に生きている女性達の純粋な姿として浮かび上がってくる。 どの女性の話も良かった。サクセスストーリになっているから、後味が良いのかもしれない。 田辺聖子さんがあとがきで、男性に一番人気だったのは紀子と書いてあった。 うへぇ、しんじらんねー。私には無理。 篠田節子さん、好きだな。読みやすさと娯楽性の中にも少し知性を感じられる様な文章。 他にも読んでみる事にします。
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分厚い本だけどどんどん読まされてしまう。面白い! タイトルと装丁と篠田節子の他の作品からしてとっつきにくいイメージだけど、内容はそうでもない。唯川恵が好きな人なら絶対楽しめると思う。ストーリーが丸く収まるかと思いきや、そう簡単には行かないところが何度も出てきてリアル。
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20160814 ここ数ヶ月、慣れない仕事に終われ、せっかく買ったこの本も読むのに数ヶ月もかかった。 久しぶりに纏まったお休みが取れたから、後半から一気に読破。だから、後半部分しか印象に残ってない。 沙織の、「自分が求めていたものがわかりかけてきた。それは漠然とした英語力でも、...
20160814 ここ数ヶ月、慣れない仕事に終われ、せっかく買ったこの本も読むのに数ヶ月もかかった。 久しぶりに纏まったお休みが取れたから、後半から一気に読破。だから、後半部分しか印象に残ってない。 沙織の、「自分が求めていたものがわかりかけてきた。それは漠然とした英語力でも、キャリアを誇れる仕事でもなかった。情熱をぶつけられる何か…。生きている証となるものだった。」という言葉。私は何かに情熱をぶつけているだろうか? 康子の、「世の中に普通のOLなどという人種はいないし、普通の人生もない。いくつもの結節点で一つ一つ判断を迫られながら、結局、たった一つの人生を選び取る。」という言葉。私は判断を迫られるような行動をしているだろうか? 二人に共通する部分は行動力。 仕事は上手く行ってても、それ以外でだらだらすごしてるだけじゃダメだなー
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僕はバブル世代じゃないけどこの本に出てくる女性たちの話はなかなか良くできていて楽しめた。 ほとんどのキャラが最後は明るい未来へ向かってエンドな感じですがすがしいね。
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ジハードっぽさは特になかったです。 OLって時代を超えてなにか共通点みたいなの、ありますよね 比べたり焦ったり 消耗したり持て余したり 結局は今の自分と妄想の自分で 勝手に戦いを繰り広げて苦しんでいる気はする。 それがジハードというものなのかしら? そこに聖なるものはない...
ジハードっぽさは特になかったです。 OLって時代を超えてなにか共通点みたいなの、ありますよね 比べたり焦ったり 消耗したり持て余したり 結局は今の自分と妄想の自分で 勝手に戦いを繰り広げて苦しんでいる気はする。 それがジハードというものなのかしら? そこに聖なるものはない気がするけど・・ 心の中の苦しみや葛藤から 行動を生み出すのは卒業しようと思ったのでした
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初篠田節子!面白かった。解説に直木賞選考委員の男性の間で1番人気だったのは紀子だって書いてあったけど信じられない。なにもできなくて現実を直視しようとしない態度にめっちゃ腹立ってたのに1番人気か。守りたくなる女ってこういう女のことなの。理解できない好みだわ。
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たぶん賞を受賞したばかりの頃にハードカバーで読んだ記憶はあったものの、内容は忘れていたので文庫で再読しました。 最初に読んだ時は「面白かった」と単純に思っただけですが、自分自身年齢を重ね彼女たちの境遇がより一層理解できるようになった分、面白さの中に人生の機微のようなものを感じた。...
たぶん賞を受賞したばかりの頃にハードカバーで読んだ記憶はあったものの、内容は忘れていたので文庫で再読しました。 最初に読んだ時は「面白かった」と単純に思っただけですが、自分自身年齢を重ね彼女たちの境遇がより一層理解できるようになった分、面白さの中に人生の機微のようなものを感じた。 まだインターネットも携帯電話も普及していない時代の話で、古さを感じる記述はあるものの、セクハラやらマタハラなど現代の女性も仕事をする上での苦労は多く、根本的なところはあまり変わっていないのかなあと思った。
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時代背景が違うせいか、それとも全てがドラマチックな生き方だから、やや大げさなストーリー展開に冷めた目でみてしまった。読後感は、少し物足りない。
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