人生の目的 の商品レビュー
人はなんのために生き…
人はなんのために生きており、そして生きていくのかを考えさせられた。
文庫OFF
作者の体験も踏まえた…
作者の体験も踏まえた人生とは何かを語る本、重たい感じで年長者向けといった感じを受けました。
文庫OFF
過酷な青年期の体験が晩年の生き方に影響する描写がわかり易く表現されているのは良かった。 「人生の目的」と問われたら、確かに何だろうと思う。前半は読み応えがあったが、中盤以降、タイトルとあまり関係がなかった。タイトルからすると得られるものは少なかった。
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なんでか五木寛之さんに共感することが多い不思議。 人生の目的は常々欲しいなーと思いながら、悩むことも多々あり、寄り縋る宗教があればこんな悩みも無いのかなと思ったりもする。 まあでも五木寛之さんがつらつらとこの本を通してのんびり語られている様子を見て、そんなに焦らなくてもいいかと感...
なんでか五木寛之さんに共感することが多い不思議。 人生の目的は常々欲しいなーと思いながら、悩むことも多々あり、寄り縋る宗教があればこんな悩みも無いのかなと思ったりもする。 まあでも五木寛之さんがつらつらとこの本を通してのんびり語られている様子を見て、そんなに焦らなくてもいいかと感じたりする。
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人生の目的 →雨にも負け、風にも負け、それでも なおかつ生き続けるための心の中は何か →希望、人生の目的、信念とも呼ぶ →形あるものでは無い →絶対に負けないものでもない →第一歩は、生きること →何のためか、は後からついてくる そもそも人生に目的などない →上から押し付けられるような一定の目的はない →具体的な目標を持つ人はいる 努力の及ばない何かがある →体格、教師など 選ぶべき最も自然な道 →与えられた運命と宿命を 人生の出発点として素直に受け入れること →「受容」 生涯にただの1度も肉親の消滅を思い描くことなかった人は恵まれた、幸福な人 貧乏人ほど金を無駄に使い散らす 自分たちを後の世代に見せる →立派な言葉や強い励ましだけじゃない →何気ない仕草、人間のため息 →どのように生き、どのように死んだか →次の世代を目を意識しながら生きていく 人は子供に育てられる →そして父になる、的な発想 まとめ →人生の目的は自分の人生の目的を探すこと →そのためにも生きていかねばならない
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「いわゆる趣味と思われるようなものをたくさんもっている人ほど、ひょっとした、ぎりぎりのところで強い生き方ができるんじゃないか」(本文より) 私は読書のほかに、映画を観たり、音楽を聴いたりするのが好きです。 それらが日々の暮らしを豊かにするとは感じていましたが、「ぎりぎりのとこ...
「いわゆる趣味と思われるようなものをたくさんもっている人ほど、ひょっとした、ぎりぎりのところで強い生き方ができるんじゃないか」(本文より) 私は読書のほかに、映画を観たり、音楽を聴いたりするのが好きです。 それらが日々の暮らしを豊かにするとは感じていましたが、「ぎりぎりのところで強い生き方ができる」すべとなるとまでは思っていませんでした。暮らしを豊かにするとは思いつつも、たかが趣味と思っていた節があります。 私の人生、これからも困難なことが起こるでしょうが、趣味を続けることで困難を克服することに繋がればと思います。
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自殺者の増加などのデータを通して、人は皆、灯火なき暗夜に生き悩んでいると説く。そこで「人生には目的はあるのであろうか。」という問いが湧き上がる。 「人生に目的はあるのか」の問いに、著者は「私は、ないと思う」とする。 人生に決められた目的などというものはない。人間は、人生の目...
自殺者の増加などのデータを通して、人は皆、灯火なき暗夜に生き悩んでいると説く。そこで「人生には目的はあるのであろうか。」という問いが湧き上がる。 「人生に目的はあるのか」の問いに、著者は「私は、ないと思う」とする。 人生に決められた目的などというものはない。人間は、人生の目的をもたなくても、生きていくことはできる。はっきりした生きる目的をもたずに、その日その日をなんとなくすごしている人たちは少なくない。また、生きのびるだけで精一杯で、なんのために生きるのか、自分の人生の目的は何か、などと考える余裕さえない人々もたくさんいる。 全く共感できる。人生の目的を考えずに毎日生きている人のいかに羨ましいことか、目的を問うことのいかに苦しいことかを考える。 金銭について著者は、金銭とは人生の目標ではあっても、目的ではないとする。ただし、金の世の中を馬鹿にしてはいけない。金は、名誉や権力と同じく、それを好む者のところへ集まってくる。 信仰について後半に語られるが、これが著者の伝えたいメインメッセージであろう。 本当の信仰を得て、敬虔な生活に入ると、人生の苦しみがなくなるのだろうか。答えはノーである。人生の苦悩はつきない。 では何が変わるのでだろうか。多分、苦しみつつも、それに耐えていくことができるということだろうか。 あとがきに加えてから。 人生に決められた目的はない、と私は思う。しかし、目的のない人生は寂しい。 人生の目的は、「自分の人生の目的」を探すことである。「生きる意味」を見出すことである。しかし、これはなかなか難しいことである。 そこで、自分でつくった物語ではなく、共感できる人々がつくった物語を「信じる」という道もある。 「悟り」「来世」「浄土」「再生」「輪廻」というそれぞれ偉大な物語。人が全身で信じた物語は真実となる。 本から入った信仰は続かない。人から入った信仰だけが変わらぬ人生の目的となる。 この信仰、人生の目的は、求めるものに自然と授けられるとする。 私は現状では無宗教、無信仰である。灯火なき暗夜にいる思いを抱いているが、人生の目的はいつ授けられるのであろう。
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雨にも負け、風にも負け、それでもなお生き続ける目的は⁉️すべての人々の心にわだかまる究極の問いを、真摯にわかりやすく語る人生再発見書。衝撃のロングセラー 内容)私もまた灯火なき暗夜に生き悩む人間の一人である。私たちがこの暗さに耐えて生きるためには、あたりを照らす灯火を探さなければ...
雨にも負け、風にも負け、それでもなお生き続ける目的は⁉️すべての人々の心にわだかまる究極の問いを、真摯にわかりやすく語る人生再発見書。衝撃のロングセラー 内容)私もまた灯火なき暗夜に生き悩む人間の一人である。私たちがこの暗さに耐えて生きるためには、あたりを照らす灯火を探さなければならない。それを『希望』と呼ぶか「人生の目的」と呼ぶか、または『信念』と呼ぶか、それは各人の自由である‼️雨にも負け、風にも負け、それでもなおかつ生きつづけるための心のなかの何かである(本文より)。人は何のために生きるのか。すべての人びとの心にわだかまる問いを、わかりやすく語る‼️
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15歳くらいまでの読書が、その人間の全生涯の教養を決めるんだそうだ。 イエスが惜しみなく愛を注ぐのは、病に悩む人、貧しさに苦しむ人、しいたげられ世間から蔑視されている無名の人たちである 阿彌陀佛がその慈悲によってあたたかく抱くのも、まずそのような人々であるのは当然だ。高い収入...
15歳くらいまでの読書が、その人間の全生涯の教養を決めるんだそうだ。 イエスが惜しみなく愛を注ぐのは、病に悩む人、貧しさに苦しむ人、しいたげられ世間から蔑視されている無名の人たちである 阿彌陀佛がその慈悲によってあたたかく抱くのも、まずそのような人々であるのは当然だ。高い収入を得ているベストセラー作家などでは、決してない。
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五木寛之 著「人生の目的」、1999.11刊行、2000.11文庫化。日本は世界に冠たる長寿大国であるとともに、世界有数の自殺大国である。(平成10年、自殺者3万人超)人は何のために生きるいるのか、人生に目的はあるのか。著者はないと。決められた目的も、万人共通の目的もない。大切なのは、自分の人生の目的、自分だけの生きる意味を探し出すことだと。哲学的、宗教的な作品です。
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