夏のレプリカ の商品レビュー
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複雑な謎が出てこなくて、シリーズの中では比較的地味な印象を受けた。トリック云々より物語重視的な。 そして、やはりこういう系のトリックは、ちょっと卑怯だと感じてしまうなー。
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まさかの展開にびっくりです。後半は目が離せませんでした。今回は出番の少なかった犀川先生ですが、やはり天才なんだと思わされました。このコンビ…心底いい関係なんだと思います✨シリーズがどう終結するのか楽しみです。 …感想でもなんでもないなコレ笑
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すべてがつまびらかになることなんてない、犀川先生ならきっとそうおっしゃるはずですね 得てしてミステリィ小説というものは「動機」あるいは「トリック」が重視されるわけだが 本作の著者の作品はそこから一歩引いた地点に焦点を合わせていて、それがなによりも魅力なんだと改めて感じられる作品...
すべてがつまびらかになることなんてない、犀川先生ならきっとそうおっしゃるはずですね 得てしてミステリィ小説というものは「動機」あるいは「トリック」が重視されるわけだが 本作の著者の作品はそこから一歩引いた地点に焦点を合わせていて、それがなによりも魅力なんだと改めて感じられる作品だった 「つまり、私のまえの…」 たったそれだけのはずなのに、なぜ、そのような行為に及んでしまったのか 萌絵が自らの手で真相に辿り着くケースが多く、彼女もまた成長しているのだなぁ、と 素生と杜萌の"関係"はなんとなく察することができたけれど、そこから更にもう一つ展開があり、しかしながら本筋には関係がなく…と思えばやっぱり…
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赤松の存在がどういうものか、という点がひとつのポイントになることは予想がつくところだと思うけど、彼のキャラクターが全くといっていいほどみえなかったのは最後の最後で犯人のキャラを際立たせるため、だったのかもしれないなぁ。 その一方でその他の登場人物たちは揃いも揃ってみんな役者かよと思うほどに不自然な立ち振る舞いで、シェイクスピアみたいだった(笑) さて、ミステリーにおいて何が伏線になるかは終わってみなければ分からない。今回、「幻惑の死と使徒」の同時並行という仕掛けは伏線になったのかというとなっていない。どういう意味があったのかというと別段大きな意味を見いだせない。事件は待ってくれないしね、という氏からの呼びかけも必要の度合いはそんなに大きくない。穿った見方をすればエクスキューズなのかもと思うほど。 ミステリーの伏線としてというより、登場人物たちの心情を揺さぶる要素としてこうしたテイストを用意したというのが一番大きなところか。もえが変わり始めていることをクローズアップするための前作・今作だったなぁ。
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210824*読了 数ヶ月ぶりにめぐってきた何度目かの森博嗣さんブーム。 今回のブームで「S&Mシリーズ」は読み終えてしまうぞ、と決意。 今作は「幻惑の死と使途」の裏版に位置づけられます。 「幻惑の死と使途」は奇数章だけ、こちらは偶数章だけ、という構成がおもしろい。 ...
210824*読了 数ヶ月ぶりにめぐってきた何度目かの森博嗣さんブーム。 今回のブームで「S&Mシリーズ」は読み終えてしまうぞ、と決意。 今作は「幻惑の死と使途」の裏版に位置づけられます。 「幻惑の死と使途」は奇数章だけ、こちらは偶数章だけ、という構成がおもしろい。 先に「幻惑の死と使途」を読んでいただけに、あの事件の裏側でこんなことが起きていたのか、という楽しみ方ができました。 萌絵の親友である、杜萌ちゃんが東京から愛知に帰省中に巻き込まれた事件。 いったい誰が犯人で、どんな仕掛けがあるのだろう…と予想しても、毎度のことながら、全く気づけませんでした。 しかも、まさか…という展開だった。 森博嗣さん、さすがでございます。好きです。 本当に毎日読み進めるのが楽しみで、寝る前の至福でした。 続巻の3冊もすべて買ったので、一気に読むぞ!
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犀川と萌絵があまり出てこない、シリーズの中でもちょっと異色の作品。 クライマックスは邦画でありそうな独特の緊張感と生温かさであった。 しかしそれはさすがに無理があるのでは?
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実家に帰省したT大大学院生が仮面の男に実家で誘拐された。他の家族も誘拐されるが、誘拐犯2人の死亡で誘拐事件は突然終わる。しかし、実家にいたはずの盲目の兄が消えていた。 N大助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が不可解な誘拐事件の謎に迫ります。 S&Mシリーズの第7作。...
実家に帰省したT大大学院生が仮面の男に実家で誘拐された。他の家族も誘拐されるが、誘拐犯2人の死亡で誘拐事件は突然終わる。しかし、実家にいたはずの盲目の兄が消えていた。 N大助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が不可解な誘拐事件の謎に迫ります。 S&Mシリーズの第7作。本作は、前作『幻惑と死と使途』と同じ時期に起こった事件を描いています。
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「僕を追わないで」大好きなSMシリーズ、第7弾。1998年に刊行された作品。今読んでも全く遜色なくむしろ鮮やかに心に届く。誘拐事件、殺人事件。犯人は、、。【現実は、常に複雑を装った単純なのだ。】今回も萌絵ちゃんと犀川先生の会話ににんまり。「ええ、先生には、少しくらい私のことで苦しんでもらわないと困ります」
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今回は前の巻と同時進行で起こった、萌絵の友人宅での事件。 単純なようで不可解な事がチラホラと出てきて、やっぱり簡単には解決しない。 最後に萌絵が事件の真相を突き止めた時には悲しくなった。 最後の最後に少し救いがあってほっとした。 犀川先生の登場が少なかったけれど、人伝に事件の...
今回は前の巻と同時進行で起こった、萌絵の友人宅での事件。 単純なようで不可解な事がチラホラと出てきて、やっぱり簡単には解決しない。 最後に萌絵が事件の真相を突き止めた時には悲しくなった。 最後の最後に少し救いがあってほっとした。 犀川先生の登場が少なかったけれど、人伝に事件の話を聞いてトリックが分かるって本当に凄い。 いつの時点から分かっていたのかな? 萌絵の叔母さんと犀川先生の会話シーンは面白かった。 また、犀川先生の妹の世津子さんに良い出来事があってほっこりした。
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