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共生生命体の30億年 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2019/04/12

現代では定説となった「細胞内共生説」の提唱者として有名な生物学者のエッセイ風の本。著者の身の上話から始まるので興味の無い人には入りにくいかもしれないが、彼女の元夫であるカール・セーガンの本も読んでる身としてはそれなりに興味深い。あとは彼女の専門分野である微生物に関して、その分類や...

現代では定説となった「細胞内共生説」の提唱者として有名な生物学者のエッセイ風の本。著者の身の上話から始まるので興味の無い人には入りにくいかもしれないが、彼女の元夫であるカール・セーガンの本も読んでる身としてはそれなりに興味深い。あとは彼女の専門分野である微生物に関して、その分類や共生説に関するさまざまな主張など。生物分類については現代は3ドメイン説が基本だと思うので、その部分の記述については注意が必要。私は細胞内共生説は今後より一層重要視される理論になると思っているので、彼女の本を読む事は意味深い。

Posted byブクログ

2015/01/29

まず全体観を持っている視点に圧倒される内容である 生物学者とは思えないほど視野が広く文章もうまい 訳者のあとがきを読むと同じ人の文かと疑いたくなるような テニヲハの使い方までが違う 原文が在っての訳文なのだということを 改めて考えさせられた 競争する姿と切磋琢磨する姿を見極める...

まず全体観を持っている視点に圧倒される内容である 生物学者とは思えないほど視野が広く文章もうまい 訳者のあとがきを読むと同じ人の文かと疑いたくなるような テニヲハの使い方までが違う 原文が在っての訳文なのだということを 改めて考えさせられた 競争する姿と切磋琢磨する姿を見極めるのが難しく 見る視野の深さと角度によって読み違えるのと同じで 今を学ぶか過去に逃げ込んでいるかの違いで 現状をどう理解できるかも変わるものだと思う 力尽くなネオダーウィニズムに支配されている 部分論的で物質至上主義な現状が 時代遅れなのもいずれ歴史が証明するだろう

Posted byブクログ

2014/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 遺伝子の突然変異だけでは、生命の進化は説明できない。 そこには細菌細胞の融合と合体、共生というじつに生きものらしい過程があった! ヒトの細胞内にあるミトコンドリア、植物の光合成をになう葉緑体、神経や精子のしっぽまでが、遠い昔に合体した共生細菌だという―。 生物学の常識に立ち向かい、ついに認められた「共生説」の第一人者が、生命の誕生、性の起源の謎に挑む。 いま「共生」は生命観を支えるキーワードだ。 [ 目次 ] 1 共生はいたるところに 2 正統に逆らう 3 取り込みで生じる個体 4 ブドウの名前 5 浮きかすから生まれた生命 6 受け継がれてきた性 7 上陸 8 ガイア [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2010/12/25

20101116 サイエンスマスターズシリーズ 細胞内のミトコンドリアや鞭毛は、別の細胞生物と共生合体したもの。 ミトコンドリアの遺伝子は母系遺伝なので進化や人類の移動のマーカーに 利用されているのは有名ですが、起源はこういうことだった。 ちょっととんがったおばちゃんなのでウザイ...

20101116 サイエンスマスターズシリーズ 細胞内のミトコンドリアや鞭毛は、別の細胞生物と共生合体したもの。 ミトコンドリアの遺伝子は母系遺伝なので進化や人類の移動のマーカーに 利用されているのは有名ですが、起源はこういうことだった。 ちょっととんがったおばちゃんなのでウザイ記述もありますが、 内容はばっちり最先端

Posted byブクログ

2010/10/03

1 共生はいたるところに 2 正統に逆らう 3 取り込みで生じる個体 4 ブドウの名前 5 浮きかすから生まれた生命 6 受け継がれてきた性 7 上陸 8 ガイア

Posted byブクログ

2009/10/04

NDC468.4 2008年12月8日読了。 私は、進化にものすごく興味がある。昔からである。学生の頃はDNAと自然淘汰という二つに注目していて、それらの本を徹底的に読んだものだ。しかし、この分野の発展はすさまじい。分子生物学がいよいよ生命の神秘を解き明かそうとしている。この本...

NDC468.4 2008年12月8日読了。 私は、進化にものすごく興味がある。昔からである。学生の頃はDNAと自然淘汰という二つに注目していて、それらの本を徹底的に読んだものだ。しかし、この分野の発展はすさまじい。分子生物学がいよいよ生命の神秘を解き明かそうとしている。この本は、細胞共生説の教科書である。著者は、この理論の第一人者だ。私たちの、体は多細胞からなる生命である。しかし、原始地球の頃は単細胞が主な生命体だったらしい。で、今、興奮しているのは、こうした細胞内器官である。誰でも知っている葉緑体とか、ミトコンドリア。これらは、核内DNAとは別個のDNAを持つことで知られている。遺伝子の本体がDNAであることがわかり始めた当初より、方々の学者はこの核外のDNAの存在理由の説明に苦慮したそうな。この本の内容は、ずばり、こうした細胞内器官の核外DNAがあるのは、元々これらの細胞内器官が独自の生命体であって、それらが何かの拍子に一つの細胞内に取り込まれていっしょに共生するようになったと…。そして、お互い役割分担するようになり、ひとつの生命体に進化した、っていうのがその理論です。すごいね。今まで、自然淘汰などの外的環境要因がずばり進化の真骨頂みたいに思い込んでいたけど、どうやら主役はこっちの方みたい。共生っていうのは、こういう細胞内に規定したものだけでなく、生態学でいう別個の生命どうしがうまく一つの環境内でやっていっている事例なんかもあって、私は、今後、こういう生物同士の多様性に自然と目が向いておるわけです。とにかく、進化に興味のある人は一読をおすすめします。

Posted byブクログ