復活の日 の商品レビュー
よんでみてまずインパ…
よんでみてまずインパクトを感じました。衝撃の一冊です。
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ウイルスによる人類滅…
ウイルスによる人類滅亡・・・現実に起こっても不思議ではない話。超大作。
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地球上で繁栄していた…
地球上で繁栄していた人類がウイルスによって絶滅の危機に・・。総体的に見て人類も地球上に生息している生物の一種にすぎない。心に残る作品です。
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繁栄の頂点を極めた文…
繁栄の頂点を極めた文明社会が、ある日突然崩壊する。このモチーフはSF小説の定番といえるだろう。崩壊の理由は核戦争からポールシフトまで左右さまざまだが、本書は宇宙由来型生物兵器の流出と核爆弾ネットの自動発射のドミノ連鎖によって、人類が絶滅の危機に瀕する様を描いている。日本SF史に残...
繁栄の頂点を極めた文明社会が、ある日突然崩壊する。このモチーフはSF小説の定番といえるだろう。崩壊の理由は核戦争からポールシフトまで左右さまざまだが、本書は宇宙由来型生物兵器の流出と核爆弾ネットの自動発射のドミノ連鎖によって、人類が絶滅の危機に瀕する様を描いている。日本SF史に残る名作。
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映画も大ヒットしまし…
映画も大ヒットしましたね。「日本沈没」と並び、誰でも知ってる名作です。原作を読んでこそ映画の理解も広がります。未見の人は是非お読み下さい。
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コロナに乗っかって新装版がでましたね。読み終わった後で、もうこの本を読む前の自分には戻れない…と思える一冊。 ハードSFだと思いますが、とっかかりで挫折しかけた人も、第三章の日本のとこからでよいので読んで欲しい。そこから急にわかりやすく面白くなる。 それにしても、50年以上前のも...
コロナに乗っかって新装版がでましたね。読み終わった後で、もうこの本を読む前の自分には戻れない…と思える一冊。 ハードSFだと思いますが、とっかかりで挫折しかけた人も、第三章の日本のとこからでよいので読んで欲しい。そこから急にわかりやすく面白くなる。 それにしても、50年以上前のものとは思えない。全く古びていない…と書きながら、多分作品の主題は、科学じゃなくて、哲学とか宗教なんだな、だから普遍的なんだなと思いました。
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「復活の日」小松左京著、ハルキ文庫、1998.01.18 454p ¥861 C0193 (2020.09.06読了)(2012.01.26購入)(2008.06.28/4刷) 【目次】 プロローグ(1973年3月) 第一部 災厄の年 第一章 冬 第二章 春 第三章 初夏 第四...
「復活の日」小松左京著、ハルキ文庫、1998.01.18 454p ¥861 C0193 (2020.09.06読了)(2012.01.26購入)(2008.06.28/4刷) 【目次】 プロローグ(1973年3月) 第一部 災厄の年 第一章 冬 第二章 春 第三章 初夏 第四章 夏 インテルメッツオ 第二部 復活の日 第一章 第二の死 第二章 北帰行 エピローグ 復活の日 初版あとがき 昭和39年8月 小松左京 巻末インタビュー 平成9年10月21日 解説 昭和50年 渡辺格 ☆関連図書(既読) 「小松左京スペシャル」宮崎哲弥著、NHK出版、2019.07.01 「戦争はなかった」小松左京著、新潮文庫、1974.05.25 「日本沈没(上)」小松左京著、小学館文庫、2006.01.01 「日本沈没(下)」小松左京著、小学館文庫、2006.01.01 「ゴルディアスの結び目」小松左京著、角川書店、1977.06.30 「首都消失 上」小松左京著、徳間書店、1985.03.31 「首都消失 下」小松左京著、徳間書店、1985.03.31 「虚無回廊(Ⅰ)」小松左京著、徳間書店、1987.11.30 「虚無回廊(Ⅱ)」小松左京著、徳間書店、1987.11.30 「虚無回廊(Ⅲ)」小松左京著、ハルキ文庫、2008.10.18 (「BOOK」データベースより)amazon MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。
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復活の日、という題名から希望を持って読まなければ、パニック小説で2ヶ月で人類絶滅という凄惨な小説だった。 コロナでまた日の目をみて、ということで本棚から引っ張り出してきたけど、死滅のストーリーが早すぎてそこまで関連は見出せなかった。あるとすれば、ガラガラの憂鬱な通勤電車、新聞の見出しと経済の下落ぐらい…。そしてギリギリまで自国の優位性と秘密保持しか考えられていない関係者に、今の状況を省みてギョッとする。 医学も科学も発達したこの現代に、たかがウイルスで人類があっという間に滅亡するなんて信じられない…と思うけど、現にコロナに太刀打ちできてないし、文明の発達、ウイルスの発見なんてたかだか数百年前の話なんだものなぁ。 P290人類は「文化」の名をあたいするものをもつには、まだ若すぎたのだ。類としての全体意識が普遍化されてすらいないのだ。集団の中の個と全体の、原初的な調和段階にさえ達しておらず、つい二千年ほど前に、ようやくぬけ出しかかったばかりの野獣状態にまだクビまでつかっており、かみあいや、とも食いや、集団殺戮の血のさわぎに、ともすればのみこまれてしまう。 ーーあと十万年も生きのびれば、人類もようやく「文化」の名に値いするものをもちうるだろう。十万年ーーそれ以下ではとてもだめだ。 だが、若いだけに無限の可能性もあった。蜂の「文化」は、すでに完成されていて身動きもできない。人類はそのあらあらしい未完によって、よりかがやかしい未来を約束されていたろうにー、もし生きのびさえすれば……。
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映画は学生時代に草刈正雄主演で観ていた。1998年に820円の定価だったものが今回1500円以上になっていました。 コロナだったから購入したのか、何なのか動機は忘れましたが、映画の原作でもありますし、読むことにしました。今のコロナ騒ぎと本当にリンクしてびっくりです。終わり方は映画...
映画は学生時代に草刈正雄主演で観ていた。1998年に820円の定価だったものが今回1500円以上になっていました。 コロナだったから購入したのか、何なのか動機は忘れましたが、映画の原作でもありますし、読むことにしました。今のコロナ騒ぎと本当にリンクしてびっくりです。終わり方は映画と原作では大分違いました。 付箋 ・「祖国」を口笛で ・ウイルス! この世の中の宰相の生命体。物質と生命との境界領域にひろがる、極微の謎。解明のメスが進むにつれ、そのはらむ複雑性はますます深まって ・「人類」にとって、災厄というものは、常に一過性のものにすぎない 小ぢんまりとした「文明」を享受してきた日本の人々には、文明と国土に対する無条件の信頼があった ・だれかがそれをやらねばならないから、やむを得ずそれをやるのだ。 ・弾き語りで低く「パリに帰る」をうたった ・セックスは人間にとってそれほど本質的なものじゃないですよ セックスが人生の重大事みたいに考えるのは 小説家の冥蒙ですよ ・人はのどもとすぎれば、たやすく熱さを忘れる 人間は子孫に追憶をおしえることができ、記憶を伝えることができる いきいきとした事実を才能ある人人の手によって再現しそれを通じていきたものとして教えて行けるだろう 再び同じ愚をくりかえさないために ・疫病とか伝染病といったって、人類が完全に制覇できるかと言ったらとんでもない話 ・MM菌の存在は単に空想小説上のことではなく、本当に起こり得ることで、そえがまだ起っていないことにむしろ感謝すべきではないか ・一人で研究していないということは大きな救い ・科学者とくに生命科学の研究者は、結果の報告だけではなく、何をやりたいのか、何を妄想しているのかを、予め公開しておくべきではなかろうか
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前からおすすめされてて、(コロナのこともあり) 読んでみました! わたしが読んだのはこれじゃなくて 新版でもなく、わりと古いやつ(古本屋で買いました) むずかしいパート(細菌の説明とか)は飛ばし読みだったけど、これが50年以上前に書かれたなんてすごい! 当時の医学とかそういう研究がどこまで進んでたのか(今も)全くわからないけど、今読んでも全然古く感じない! ただ、今のウイルスより感染力やばい(気づいたらみんな咳してる‥)し、防ぐ方策は特に描かれてなくて、 それであっという間に次々と死んじゃって あっという間に滅亡しちゃうから、パニックや余韻があんまりない こんなヤバイウイルスじゃないけど まさに今を予知というか描いてるみたいで面白いといってはなんだけど面白かった 5歳の子の、無線のくだりが泣ける‥ あと、講義のシーンが興味深い(つまり、人類みんなもっと仲良くってことかな?)
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