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死刑執行人の歌(下) の商品レビュー

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2026/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ますます登場人物が増えて、米法曹の描写やらワンポイント登場の人物が増えていたりして、読みにくくなる。なるべく、その時にあったことをただ描写したいのだと思うが、とっちらかって、ただ読みにくい。だが、刑執行というラストシーンに向かっていくにつれ、涙が出る。被害者や被害者家族の方が辛いとわかっているのに、感情が揺さぶられる。前作の実弟が書いた本を読んでいたこともあるだろうが、塀の中にいる受刑者は罪人なのに、罪など犯していないかのようにただ人間が生きているだけだった。 以下多少のネタバレ? 恋人の名前と自分の母の名前をタトゥしている彼は、母(や家族)に対して世間から守っていたのだろうかと思う。この本の中で実の兄弟も母も、あまりにも出番がない。矢面にたっている叔父やその家族の方が彼を支えている。これは彼と適度に距離があるからこそなせることなのか、真の家族のような絆があるからなのか。

Posted byブクログ