すいかの匂い の商品レビュー
すべて『夏』に関するお話。短編集なので読みやすいです。 八王子〜新宿までの行き帰りの電車で読み終わってしまったくらい。 全部夏のことだけど、良い思い出がないのか、なんだか江国さんは夏が苦手みたいです(笑) でもねー、好き。こういう雰囲気と描写。
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短編集。夏を軸に展開される物語。 すべて物悲しい。この人夏が嫌いなんでしょうか(笑) でも不思議といやな感じがしない。。。これが江國さんが江國さんたるゆえんでしょうか。 なんだかんだ言って好きです。面白い!!!
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「すいかの匂い」「蕗子さん」「水の輪」「海辺の町」「弟」「あげは蝶」「焼却炉」「ジャミパン」「薔薇のアーチ」「はるかちゃん」「影」―2006.12.24.L2
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「すいかの匂い」の兄弟。「水の輪」の死ね死ね死ねとなくくまぜみ。「弟」のお葬式ごっご。こどものときの怖い気持ち、残酷な気持ちを思い出した。
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子どもの頃の、混沌とした感情が立ち上がってくる。 苦しいほどの濃密な、その感情が。 安西水丸氏の表紙のイラストレーションがすばらしい。線と線が生み出す、唯一無二の美。
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夏のちょっと気だるい空気とよく合う本。子供時代を思いだす。ゆったりと流れる時間。死体ごっこの話が好き。
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短編集。夏に読むと◎!小さかった頃の記憶が懐かしく思い出されます。特に好きなのは「水の輪」。つい繰り返し読んでしまう短編集です。
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中学生の頃ライトノヴェルの沼に浸かりきった私を綺麗にしてくれた短編集。夏に水風呂の中で読むと最高です。
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江國さんの作品で、初めて読んだ本です。 これで彼女に魅了されました。 誰でも通ってきた、幼い頃の自分。 それぞれの物語がすごく好きでした。 幼い自分はどんなだったかなあ。と、戻ってみたくなります。あの頃の私に。
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11の短い物語。こどもの頃の情景など。 こどもの頃のある一部分を取り出して覗いてみると そこはなぜかいつも ぱぁっと明るくはなく 高い壁に囲まれた感じがする。 充分しあわせなのだけれど どこかほの暗く解放されてはいない感じ。その微妙さがみごとに描かれていると思う。 ドキッと...
11の短い物語。こどもの頃の情景など。 こどもの頃のある一部分を取り出して覗いてみると そこはなぜかいつも ぱぁっと明るくはなく 高い壁に囲まれた感じがする。 充分しあわせなのだけれど どこかほの暗く解放されてはいない感じ。その微妙さがみごとに描かれていると思う。 ドキッとするような言い回しが そこここにあって あぁ江國さんだなぁ。。と 嬉しくなってしまう。 川上弘美さんが 解説の代わりに「江國さんのひみつ」という文章を載せているのもひと粒で二度美味しい気分。
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