すいかの匂い の商品レビュー
夏に読むべき短編集。21年の人生を振り返ると、やっぱり小学生のときの夏休みが、一番、わくわくして、どきどきして、終わってしまうのが嫌だったと思う。そして、その終わりを知っていたせいか、どことなく切ない気持ちをずっと纏っていた。この小説を読んで、その切ない感じを思い出した。好きな話...
夏に読むべき短編集。21年の人生を振り返ると、やっぱり小学生のときの夏休みが、一番、わくわくして、どきどきして、終わってしまうのが嫌だったと思う。そして、その終わりを知っていたせいか、どことなく切ない気持ちをずっと纏っていた。この小説を読んで、その切ない感じを思い出した。好きな話は「すいかの匂い」と「ジャミパン」。
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なんかなんか.. 1話目読んだ時に 何だこれは! て思った グロテスクな怖さじゃなくて、 小さい頃に怖い話を聞いた時のような感じで 言う程怖くないけどひんやりする どれも大して好きじゃないな
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短編集。遠足行く途中の電車の中で読みきったやつ。いつもの雰囲気も確かにあるんだけど、いつものふんわりと切なかったり愛しかったり優しかったり激しかったり、そんな雰囲気の中に時々はっと突いてくるような終わり方の話があった。いつものように撫でるように、物足りなさ(それは不満に思うような...
短編集。遠足行く途中の電車の中で読みきったやつ。いつもの雰囲気も確かにあるんだけど、いつものふんわりと切なかったり愛しかったり優しかったり激しかったり、そんな雰囲気の中に時々はっと突いてくるような終わり方の話があった。いつものように撫でるように、物足りなさ(それは不満に思うようなものではないけれど)を残して終わるんじゃなくて、何かを突き出されるように。単に私の受け取り方が違っただけかもしれないけど。"あげは蝶"が好き。
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こういう話は嫌いではないけども、 「で、だから?」 とひとつ読み終えるたびに言いたくなる。 何を伝えたいの? そこが分からなかった。 こちらに訴えかけてくるものがなかった。
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【メモ】少女が主人公の短編11編・夏・理不尽・残酷・読む時の季節や気分によって嫌悪感を抱いたり陶酔したりする作品
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夏をテーマにした、11の短編が入っている一冊。なので、ひとつひとつが短いです。どれも、江国ワールド。特に『弟』がなんとなく好きかな。どれも夏のけだるさと懐かしさがなんとなくにじんでいて、それに生生しくて、綺麗です。
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短編集です。 ちょっと奇妙な物語だったり、ちょっと変わった人の話だったり。だいたいが、大人になった女性が小さい頃を振り返りながら、お話が進む。
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11人の少女の夏の思い出。怖かった。特にセミの章。そこだけが頭に残って、夢に出てきそうで、怖かった。湿気の高い一冊。
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中学の時に読んだ短編集。この短編集好きです。今までに書かれた江國作品の中に出てきそうな少女たちが出てきたようで。懐かしく感じる好きな短編。
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まったく重なる訳じゃないけど、同じ様な体験や感覚を持った事がある気がするような、既視感を引き出すお話。だった。としか覚えてない。ペドフィリアって、正直無理だ…
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