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竜馬がゆく 新装版(八) の商品レビュー

4.6

230件のお客様レビュー

  1. 5つ

    149

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

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2015/01/05

さすがに最後、締めるところがビシッと締まってます。歴史小説は、必然的に主人公の死をもって幕引きとなるから、そういう意味ではハッピーエンドではあり得ない。でも成すべきことを成し遂げた男の輝かしい生き様が、余すところなく書き切られていて、いまだ熱烈ファンが絶えることない理由を思い知ら...

さすがに最後、締めるところがビシッと締まってます。歴史小説は、必然的に主人公の死をもって幕引きとなるから、そういう意味ではハッピーエンドではあり得ない。でも成すべきことを成し遂げた男の輝かしい生き様が、余すところなく書き切られていて、いまだ熱烈ファンが絶えることない理由を思い知らされた気がしました。幕末の歴史に疎くて、これまでちょっと敬遠していたけど、人物関係とかもそれなりに見えてきたし、俄然興味が沸いてきました。まずは他の幕末司馬作品からいってみようと思います。

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2015/01/03

維新回天は、成った。そしてこの男は死んだ。終生のこの国に、神が遣わした使者だったのかもしれない。 なにゆえこの男は、土佐にいたときからこの幅の大きな思想を持ち得たのだろう。その答えは筆者にもついに出なかった。僕は歴史の奇跡だと信じたい。エンタメだとしても。ありがとう。

Posted byブクログ

2015/01/03

遂にその生涯を終えてしまった。この悲しみに言葉を失った。歴史を知るも、そういう感覚に陥った。 竜馬が大政奉還の成就を確認した情景に、目頭が熱くなった。竜馬が慶喜を思い、その後慶喜が竜馬を知った時に抱いた感情に、再び熱くなる。人の思いというものは、強く抱けば伝わるものなのだと思う。...

遂にその生涯を終えてしまった。この悲しみに言葉を失った。歴史を知るも、そういう感覚に陥った。 竜馬が大政奉還の成就を確認した情景に、目頭が熱くなった。竜馬が慶喜を思い、その後慶喜が竜馬を知った時に抱いた感情に、再び熱くなる。人の思いというものは、強く抱けば伝わるものなのだと思う。 何かを成し遂げようとする度、必ず試練が待ち受ける。いろは丸然り、英国人殺傷事件と事欠かない。その度試練ではなく、将来への投資へと変えていく姿には頼もしさ等という陳腐な表現では足りるはずも無い。 人生のドラマのクライマックスを告げるかの様に、土佐に舞い戻り家族と再会する。出来過ぎ、と思う程にドラマチックである。

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2014/12/02

最初から最後まで最高に面白かった! 確かに「天に意思がある」としか思えない最期に感動した。 学生時代に読めてよかったと思う。

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2014/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2014年28冊目「竜馬がゆく〈8〉」読了。 大政奉還を実行するため、薩長を抑え、土佐を動かし、幕府をも動かした巻。まさに竜馬の集大成。 きっとこの本を読んだ人たちはずっと、(竜馬が生きていたら…)と思いながら読んだろうし、読み終わってからも、(もしあの時こうだったら…)と考えてしまうのだろう。 私もそういう人の一人。 特に、副関白に徳川慶喜…が実現していたら、どうなっていたのか?が気になるところ。 本巻にはさまざま良いシーンがあるが、 「海の仕事がやれるためには統一国家をつくらねばならなかった」 「海の仕事をしようとする竜馬にとっては、ときに革命は片手間の仕事であった」 「世界の海援隊でもやろうかのう」 などなど。もうこれだけで竜馬の偉大さがわかる。何かを成す人は無私なのだろうなと。全8巻。非常に面白かった。

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2014/09/30

【5分間れびゅー】 やっと竜馬がゆくシリーズ読了!実に2ヶ月間、読書タイムが幕末トリップであった。 現代の言葉に置き換えると、竜馬はグローバル思考だなと率直な感想。 先へ先へ、物事を見据えて考えている。 飄々としながらも、成すべきことは成し、人々の弱点や敵意さえも個性として性格を...

【5分間れびゅー】 やっと竜馬がゆくシリーズ読了!実に2ヶ月間、読書タイムが幕末トリップであった。 現代の言葉に置き換えると、竜馬はグローバル思考だなと率直な感想。 先へ先へ、物事を見据えて考えている。 飄々としながらも、成すべきことは成し、人々の弱点や敵意さえも個性として性格を受け止め、人の懐へどっしり収まる土佐っ子。 時代を超えて、こうして坂本龍馬の人柄に惚れ込み、私もまた一人の竜馬の生き方が刻み込まれた人間として、現代を精一杯生き抜こうと思えた。

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2014/09/25

およそ1カ月かけて全8巻を読了。 最期の場面はあっさりなのね。 次に読むときは4巻か5巻あたりからで良いような気かがする。 それにしても物語の本筋から外れた記述が多い本だった。

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2014/09/11

http://hinbeee.blog31.fc2.com/blog-entry-1666.html

Posted byブクログ

2014/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

竜馬と乙女姉さんの喧嘩は微笑ましい。 イギリス人を仲間が斬ったと疑われても信じぬく竜馬は好かれるはずだわ。結果無罪放免、良かった。 維新が成ったのに竜馬は暗殺されちゃうし。本人はそれでいいと思っていても、惜しい人を亡くしたというのが感想。

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2014/03/23

大政奉還の工作からその実現、そして暗殺まで。凄く心に残った文書がラストの部分。「天に意思がある。としかこの若者の場合、おもえない。天が、この国の歴史の混乱を収拾するために、この若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした」。「竜馬」から「この若者」に変化...

大政奉還の工作からその実現、そして暗殺まで。凄く心に残った文書がラストの部分。「天に意思がある。としかこの若者の場合、おもえない。天が、この国の歴史の混乱を収拾するために、この若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした」。「竜馬」から「この若者」に変化してるところも気になるが、竜馬の生まれた意味は「新しい時代への橋渡し」と思ってしまう。仮に竜馬がいなければ、薩長同盟はない。すると、徳川幕府に対抗する大勢力もできてない。徳川幕府が政権を朝廷に返すことは当然なく、統一国家もできず、そうなれば、弱腰の幕府を操り人形にして外国から侵略された可能性もあるんじゃないかな。そうすれば今の世の日本ももしかすると変わっていたかもしれないな。そういう意味では竜馬が生まれて行ったことの功績は計り知れない。何事も、ものの本質を把握して、しっかりとしたビジョンを持って事にあたる、これは本当に見習わないとと思った。このシリーズ、読んでよかった、8冊、約3ヶ月で読めました。

Posted byブクログ