絶対泣かない の商品レビュー

山本文緒(著者)

2011/02/14

様々な職種に就く女性の生活を覗き見できるようで、
とても楽しかったです。

1花のような人：フラワーデザイナー
2ものすごく見栄っぱり：体育教師
3今年はじめての半袖：デパート店員
4愛でしょ、愛：漫画家
5話を聞かせて：営業部員
6愛の奇跡：専業主婦
7アフターファイブ：派遣・ファイリング
8天使をなめるな：看護婦
9女神の職業：女優
10気持ちを計る：タイムキーパー
11真面目であればあるほど：銀行員
12もういちど夢を見よう：水泳インストラクター
13絶対、泣かない：秘書
14卒業式まで：養護教諭
15女に生まれてきたからには：エステティシャン

随分前に読んだので
はっきりとは覚えていませんが、
個人的に2・5・15が印象に残ってます。

こうして思い出してたら
もう一度読んでみたくなりました。

2012/03/16

面白い！色んな職業の女性のストーリー。職業の話だけでなく、私生活も描かれている。1人1人の話が短いので、「これで終わり？この後どうなるの？」と気になる部分もあるけれど、とにかく元気が出ます！

2011/05/30

日常で頑張って心が疲れちゃった時に読んで欲しい1冊。
読み終わった後に、少し肩の力を抜く事が出来る話がタクサン(#^.^#)
心が痛くなるけどホッコリする。

☆花のような人………フラワーデザイナー
☆ものすごく見栄っぱり………体育教師
☆今年はじめての半袖………デパート店員
☆愛でしょ、愛………漫画家
☆話を聞かせて………営業部員
☆アフターファイブ………派遣・ファイリング
☆天使をなめるな………看護婦
☆女神の職業………女優
☆気持ちを計る………タイムキーパー
☆真面目であればあるほど………銀行員
☆もういちど夢を見よう………水泳インストラクター
☆絶対、泣かない………秘書
☆卒業式まで………養護教諭
☆女に生まれてきたからには………エステティシャン

2011/02/04

日常にありそうで、きっと無い夢のようなエピソード。ささやかな幸運が訪れることを信じてしまいそうで、つらいときにまた読もうと思う。

2011/01/30

あなたの夢はなんですか？仕事に満足してますか？仕事に誇り、もってますか？お金のためでもあり、お金以外のためにも、ひとは働く。職場におこるさまざまな人間関係とハプニング、プライドにもまれて、ときには泣きたいこともある?。専業主婦から看護婦、秘書、エステティシャンまで、あなたにむいてるの職業のなかで、自立と夢を追い求める女たちの人知れね心のたたかいを描いた小説集。私自身も自立と夢を追い求める。けれど私は、その過程すらも幸せと感じていたい。けれど日々の葛藤は果てしない。振り返れば幸せだったものも、その瞬間を生きるということは大変なことだ。・・共感。けれど、泣いても弱音を吐いても、どうにもならないのなら、絶対泣かない！気持ちで覚悟を決めちゃうのも素敵かも。ナースの章は、現実を知っているだけに、何だかとても美しく描写しすぎてるように感じた。　

2010/12/19

16の職業のなかで、
自立や夢を追い求める人たちの話。

痛みに対して、
鎮痛効果のある脳内物質が分泌されていくように。

傷や炎症を癒そうと、
白血球が増殖をしていくように。

悲しみのさなかにある自分に対して、
まるで優しい守護霊さんのような、
優しい自分が登場してくる。

“自分はいったいどうしたいのか”

これからずっと問うべき質問ですね。

2019/01/16

さまざまな職業に就く女性の物語。
私は恋愛よりも仕事がその人となりがよく出るという考えなので
仕事を切り口にされると入って行きやすい。

ただし、短編としても一つ一つがさすがに短く、
飲み屋でつき出しを延々食べてる気持ちになった。

2010/10/10

「愚痴を言うのは嫌いだけれど、ただ誰かにそばにいてほしい時がある。誰かに思っていることを聞いてほしい時がある。」

他の人のレビューを読んで読みたいなぁ、となんとなく思って買ってみたら大正解。
めちゃ好みの作品でした・・・！！
どの短編でも、なんだか、心の奥底をちくんと突かれるようで、切なかったり、悲しかったり、、、そして嬉しかったり。
私ぐらいの年代の女性みんな読んだらいいって思ったのだ。

何よりも出版してかなりの時間が立っていることに驚き。
今も昔も女性の気持ちは変わらないんだなぁ。
なんて思ったりしたのだよ。

【8/15読了・初読・個人蔵書】

2010/09/20

一時期はまっていた山本文緒さんの短編集。
この人は一般OLの絶妙な気持ちを描かせるとうまいなぁ。
専業主婦から看護婦、秘書、エステティシャンまで、
15の職業の女性が、夢ややりがいやお金や愛を求めて働く。
ときに泣いたり傷ついたりしながら過ごす物語。
20代前半で読んだときは
「こんな状態や気持ちって大変よね」とヒトゴトだったけれど
30を迎えた今となっては、
「あぁ、そうそう、そうなんだよね」と共感に変わってしまった。
どれも不安感やモヤモヤ感が絶妙なんだけれど、
最終的には光の方向に向かう話が多いので、
すこーしだけ元気になる。
すごく軽く読めるので、
移動やお風呂に最適だな。

2010/07/26

ハッケンくんの表紙に釣られて買いました。
短編なので読みやすく、読後も爽快でした。
次は長編で山本さんを味わいたいなという気持ちがわきました。