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文明の衝突 の商品レビュー

3.8

41件のお客様レビュー

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2018/10/28

【由来】 ・孫崎享「情報と外交」P88 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・糸井の柳井本でも。ちなみにビジネス本として売られてたんだって。

Posted byブクログ

2018/10/20

2018年10月のペンス米副大統領の演説の「衝撃」をどのように説明するのか、と考えたときに(本書に対してはさまざまな批判があることは承知の上で)読み返すべき一冊。 ペンス演説を聞いてしまうと『文明の衝突』を「いまさら」のひと言で片付けてしまうということが、これまでの本書への評価...

2018年10月のペンス米副大統領の演説の「衝撃」をどのように説明するのか、と考えたときに(本書に対してはさまざまな批判があることは承知の上で)読み返すべき一冊。 ペンス演説を聞いてしまうと『文明の衝突』を「いまさら」のひと言で片付けてしまうということが、これまでの本書への評価とは逆に時代錯誤に思えてしまう。もちろん本書のすべてが正しいとも本書だけで説明できるというわけでもないし、本書の予測とは異なっている箇所も多々あるが、それら「現在と異なっている」箇所を含めても本書は今こそ読むべき一冊だと思う。 ちなみに本書は昨年2017年に文庫版も出ているので、未読であればそちらが良い。

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2018/07/29

国際政治の基礎的な文献。もっと早く読めば良かった。冷戦後の世界の動きにについて納得できなかった点が、本書からいろいろと頷ける見方を得て助かった。1995年にこれを書いた見識はすごい。 以下のような記述は印象に残った。 ・イスラム原理主義ーこれらの動きは農村部の支配層、農民、高齢者...

国際政治の基礎的な文献。もっと早く読めば良かった。冷戦後の世界の動きにについて納得できなかった点が、本書からいろいろと頷ける見方を得て助かった。1995年にこれを書いた見識はすごい。 以下のような記述は印象に残った。 ・イスラム原理主義ーこれらの動きは農村部の支配層、農民、高齢者からはあまり支持されていない。他の宗教の原理主義運動と同じように、イスラム復興の大部分は近代化の動きに参加して、近代化の中から生まれた人びとなのである。(!) ただし後半は流し読みとなった。イスラム諸国についての分析が大雑把で浅い。後ろの方は読まずに終了。 さすがにそこは古くなったので仕方ない。

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2017/10/17

世界の断層を文明として捉えるというのは今となっては自然な考え方だけれども、98年にこの提言をしたというのは真新しかったのかどうかは知らない。ただ、9.11すら起こる前に今日のISの台頭や米朝の動きを適切に読んでいるのが凄いの一言。

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2017/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

単数形の文明(かつて言われてきたもの)と複数形の文明(著者の主張) イデオロギーによる紛争から文明に基づく紛争へと紛争の態様は移った。 文明の紛争では同族は同族の肩を持つので、紛争が他の同族国家やディアスポラ(移住者集団)を巻き込んで拡大しやすい。

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2014/09/27

1996年に書かれたということが今となっては驚きに感じるほど2014年から見て「あたっている」ことが多い。イスラムの異質感はもとより西欧の(経済的な面も含めた)衰退やロシアとウクライナの関係など18年前から十分に予測可能な事だったんだなとわかる。 確かに著者がアメリカ人であること...

1996年に書かれたということが今となっては驚きに感じるほど2014年から見て「あたっている」ことが多い。イスラムの異質感はもとより西欧の(経済的な面も含めた)衰退やロシアとウクライナの関係など18年前から十分に予測可能な事だったんだなとわかる。 確かに著者がアメリカ人であることから他の文明をステレオタイプで語り、特に日本についての書き方に違和感を感じる部分もあるが、外側から見るとこう見えているという事を理解すべきなのかもしれないし、今の冷え込んだ日中関係はこの本の中で示された脅威を排除するためにCIAの画策によるネガティヴキャンペーンが裏にあるのかもしれないと陰謀論を逞しくすることもできる。 長いけど読む価値のある本。

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2014/03/30

「冷戦後の世界では、イデオロギーではなく文明のアイデンティティが国際関係の決め手になる」という主張に立ち、あらたな世界の「読み方」を提起する本。邦訳初版は1998年だが、2001.9.11にはじまる一連のテロ・戦争によって、ふたたび話題となった本。注も含めれば500ページ以上ある...

「冷戦後の世界では、イデオロギーではなく文明のアイデンティティが国際関係の決め手になる」という主張に立ち、あらたな世界の「読み方」を提起する本。邦訳初版は1998年だが、2001.9.11にはじまる一連のテロ・戦争によって、ふたたび話題となった本。注も含めれば500ページ以上ある分厚さだが、明快な主張で1冊が貫かれていてリーダビリティは非常に高い。  複雑きわまる世界情勢を、1国1国の関係で見ていくのは、骨が折れるばかりか、文脈を見損なう可能性がある。世界を大きく8つにぶったぎって、そこに「文明」という観点を導入することによって、ずいぶん理解が早くなるし、ある程度予測も立てられるようになる。もちろん「真実」は別の所にあるかもしれないが、「道具」として使うにはこれはまことに便利なパラダイムである(振り回されないよう要注意)。  あまりに主旨が明確なので、手抜き読書術的に言えば……序章とあとがきを2回読んで、あとはパラパラと興味がありそうなところだけ目を通す、でもなんとかなるかんじ(笑)。著者は「文明」を西欧、中国、日本、イスラム、ヒンドゥー、スラブ、ラテンアメリカ、アフリカの8つに分類しているので、日本に関するところだけ拾い読みもたぶんできる。本書によれば、2010年ごろに勃発する世界戦争で、日本は中国側についてアメリカと腰の引けた戦争するハメになるらしいので……そのシナリオだけでも覚えておけばかなり「知ったか」できることは間違いなし。  まぁ、こんなに分厚い理由は、膨大な事例をていねいに解説してあるからで、さながら「三国志」ならぬ「八国史」的な側面も。「日本だけ拾い読み」では、もっともおいしい部分を読み逃すことになる。ことに「西欧vsイスラム」については詳細で、東欧の紛争を歴史的な民族の境界にまでさかのぼって分析しているところなど、とくに予備知識のない私でも興味深く読めた。  冷戦後、アメリカは唯一の超大国として、世界を市場経済と民主主義で塗りつぶそうとしている。しかし、そのやり方では文明間の戦争を避けられない。「文明に基づく世界秩序」を築くことが、世界戦争を防ぐ道である、と本書は結論づけている。果たしてイラクに「民主主義」を根付かせることは正しいのか、そもそもそんなことできるのか。本書を読んで「道具」を手にしたあと、考えられるようになることは多い。

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2014/01/20

大学生になって初めて読んだ本でした。日本のニュースで語られている世界がいかに偏っていて、その中での日本人の立ち位置がどれだけ珍しいものか、発見ばかりでした。いつか原書で読みたいな!

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2013/09/23

冷戦後の世界の動向が書かれている。 文明という新たな概念が世界を支配している。 世界の動向を知るには必要な本

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2016/02/01

合衆国国務省United States Department of StateのPR版みたいな本。 WASPの保守的な政治学者が書いたグダグダした文章。 くだらねえ。

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