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つきのふね の商品レビュー

3.8

85件のお客様レビュー

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2009/10/04

中学生のさくらと、元親友の今では口も聞かない梨利と、梨利を好きなストーカーのような勝田君と、さくらを助けてくれたちょっと風変わりな智さんの話し。少しずつ壊れて行く智さんを救おうとさくらと勝田君が駆け回る。言葉が胸にストレートに響いてくる。さくらと梨利の確執にも、それらの言葉は響い...

中学生のさくらと、元親友の今では口も聞かない梨利と、梨利を好きなストーカーのような勝田君と、さくらを助けてくれたちょっと風変わりな智さんの話し。少しずつ壊れて行く智さんを救おうとさくらと勝田君が駆け回る。言葉が胸にストレートに響いてくる。さくらと梨利の確執にも、それらの言葉は響いていく。「会いたい」の一言が泣ける。ラスト、智さんを救うために、幼い頃心が壊れてしまった時に、智くんからもらったという手紙を、智さんの親友が今度は智さんへプレゼントする。この手紙が泣ける。ボロボロ泣ける。そんなつもりなかったのに、、、最後の1行だけで、涙が止まらなくなった。この手紙があれば、こんな手紙を送ってくれる人が一人でもいれば、人は生きていけるのだと思う。

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2009/10/04

最初のフレーズがいい。「このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって、人間をやってるのにも人間づきあいにも疲れてしまって、なんだかしみじみと、植物がうらやましい。」ひとは簡単にこわれる。いつでもどこでも誰にでも起こること。でも自分だけがひとりだと思わないこと。そういうのが伝わ...

最初のフレーズがいい。「このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって、人間をやってるのにも人間づきあいにも疲れてしまって、なんだかしみじみと、植物がうらやましい。」ひとは簡単にこわれる。いつでもどこでも誰にでも起こること。でも自分だけがひとりだと思わないこと。そういうのが伝わってくる。思春期の子が読むのにいい本。でも同じように生死のことを書いている本で「カラフル」のほうがわたしはからっとしていて好きかな。

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2009/10/17

2007.08. 中1に読んで以来。森さんは、小学生の頃からずっと好きで、児童小説時代にリアルタイムで読んでいて。あの頃の方が、感性が豊かだったんだろうな。その感覚に戻れるかと思って読んでみたんだけれど、そこまで感動できなかった。でも、”植物になりたい”というフレーズに、とても心...

2007.08. 中1に読んで以来。森さんは、小学生の頃からずっと好きで、児童小説時代にリアルタイムで読んでいて。あの頃の方が、感性が豊かだったんだろうな。その感覚に戻れるかと思って読んでみたんだけれど、そこまで感動できなかった。でも、”植物になりたい”というフレーズに、とても心惹かれた。私もよくそう思う。表紙は桜沢エリカさんだったよ。

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2009/10/04

繊細なとしごろ。いつだってそっちがわにいってしまえる不安定さ。 なんだかむねがいっぱいになるはなし。 森絵都だいすき

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2009/10/04

070603読了。最近新.サンイチオシの森絵都を借りてみました。中学生の「さくら」「梨利」「尚純」と24歳でノアの箱舟的「月の船」の設計をしている「智(さとる)さん」が、世紀末と思春期を乗り切ってゆく話。最後が良かった。「ぼくわ小さいけどとうといものでしょうか。ぼくわとうといでし...

070603読了。最近新.サンイチオシの森絵都を借りてみました。中学生の「さくら」「梨利」「尚純」と24歳でノアの箱舟的「月の船」の設計をしている「智(さとる)さん」が、世紀末と思春期を乗り切ってゆく話。最後が良かった。「ぼくわ小さいけどとうといものでしょうか。ぼくわとうといでしょうか。」

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2009/10/07

自分だけがひとりだと思うなよ! 死ぬことと生きることについて考えてた。どっちがいいか、どっちがらくか、どっちが正解か。今までずっとそういうこと、考えてきた気がする。 あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。 ちゃんとした大人になれるのかな。 ちゃんと生きていけるのかな。

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2009/10/04

森さんの作品にはグレてる子多いなぁ・・・なんてことはどうでもいいとして(笑)やはりなかなか共感できました。 ただ、最後がなんかちょっと弱かったかな。という気がします。

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2009/10/04

まさにその、思春期のころの「あの感じ」が詰まっている本。 生きていくことに精一杯で、先のことがとにかく不安だったあのころ。 あのころに読むべきだったのかな。 もったいないことをした。

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2009/10/04

面白くて読みやすかった。この本からは「自分の人生を辛くても一生懸命生きて欲しい」という想いがストレートに伝わってくる。『人より壊れやすい心にうまれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時にうまれもってるもんなんだよ。』

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2009/10/04

  この表紙の絵と   始めのぶんが   思春期ぽくて   設定も当時近くて   処女で死ぬのは厭よね   ってゆー少女達の会話が   印象にある

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