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ナイン・テイラーズ の商品レビュー

3.8

38件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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私にとってセイヤーズ…

私にとってセイヤーズは退屈な小説ばかりなのだが、これは傑作。屋敷の当主が亡くなって遺言で亡き妻の墓にに埋められることになるのだが、妻の墓からは見知らぬ死体が・・。教会の鐘に関する衒学的な薀蓄、鮮やかなトリックとストーリー、そしていつになく格好いいピーター卿の謎解き。1930年代の...

私にとってセイヤーズは退屈な小説ばかりなのだが、これは傑作。屋敷の当主が亡くなって遺言で亡き妻の墓にに埋められることになるのだが、妻の墓からは見知らぬ死体が・・。教会の鐘に関する衒学的な薀蓄、鮮やかなトリックとストーリー、そしていつになく格好いいピーター卿の謎解き。1930年代の最高傑作と言われるだけのことはある。本格好きな方は言うまでもなく必読!

文庫OFF

クリスティと並び称さ…

クリスティと並び称されるイギリスの古典ミステリー作家・セイヤーズの代表作。心情描写などに特徴のある重厚な味わいの作品です。

文庫OFF

2025/04/29

長かったけど秀逸な作品☆ 日本ではあまり馴染みのない、教会の鐘を鳴らす操術についてのお話。舞台となった地区では事あるごとに鐘を鳴らす。大みそかから新年にかけては9つの鐘を操りなんと9時間も鳴らす。 現代日本ではちょっと考えられない(^_^;) そして鐘がキーワードになる。 犯人・...

長かったけど秀逸な作品☆ 日本ではあまり馴染みのない、教会の鐘を鳴らす操術についてのお話。舞台となった地区では事あるごとに鐘を鳴らす。大みそかから新年にかけては9つの鐘を操りなんと9時間も鳴らす。 現代日本ではちょっと考えられない(^_^;) そして鐘がキーワードになる。 犯人・脇役すべてキャラが良い☆ただ、鐘の蘊蓄が長いのでこれが原因であまりメジャーな作品ではないのかも。 楽しかったのでもっとたくさんの人に知ってほしい作品の1つ☆

Posted byブクログ

2024/12/31

*:.。.*:+☆ 年末ひとり英国ミステリフェア第三弾*:.。.*:+☆ トリを飾るのは、ピーター卿シリーズ第九弾。 ーー(Ding Dong) 聖なる鐘の音が(Ding Dong)2人の思い出を素敵な夜だけ 残してくれた(©PRINCESS PRINCESS)ーー まさに...

*:.。.*:+☆ 年末ひとり英国ミステリフェア第三弾*:.。.*:+☆ トリを飾るのは、ピーター卿シリーズ第九弾。 ーー(Ding Dong) 聖なる鐘の音が(Ding Dong)2人の思い出を素敵な夜だけ 残してくれた(©PRINCESS PRINCESS)ーー まさに「鐘で始まり、鐘で終わる」物語。 年の瀬、雪道で動けなくなったピーター卿(withバンター)は、急遽近くの寒村・フェンチャーチ・セント・ポールの教区長夫婦の元に滞在する事に。 丁度大晦日の行事である、転座鳴鐘のメンバーが欠員したということで、ピーター卿が助っ人で参加し、夜通し鐘の音が響き渡ります・・。 そんな夜から数か月後、フェンチャーチ・セント・ポールの〈赤屋敷〉のお墓から、見知らぬ死体が発見されるという事件が発生。 途方に暮れた教区長は、年の瀬に縁を持ったピーター卿に助けを求めますが・・。 前作『殺人は広告する』のクリケットの助っ人でも大活躍していたピーター卿ですが、今回の飛び入りで見せてくれた"転座鳴鐘術"の心得まであるとは・・どこまでマルチやねん!って感じですよね。 "大晦日の鐘"というと日本でも「除夜の鐘」がありますが、本書に描かれる「転座鳴鐘術」はまた全然違うもので("除夜の鐘のド派手バージョン"?)とりま、この英国特有の鐘の鳴らし方である「転座鳴鐘術」が話の核となってくるのです。 なので、かなりのページを「鐘」に割いているのはしゃーなしと言ったところでしょうか(若干斜め読みになってしまう部分も・・(^^;)。 で、謎解きの方は、まず発見された死体が誰なのか、誰が殺した(?)のか、何故関係ないお墓に入れられていたのか?等々・・過去に起こった窃盗事件も含めて、一体この村に何が起きたのか?という、ピーター卿が追っていく謎に惹き込まれたのは勿論ですが、個性的な村の人々とのやり取りが楽しくて、特に純朴な教区長夫妻の"ええキャラ"っぷりには癒されました。 そして、個人的な注目事項は、この度も"グッジョブ"だった我らがスーパー従僕・バンターが、教区長の家の女中・エミリーが"やらかした”時、「つい、我を忘れて・・(略)・・言葉に少なからぬ怒りが籠ってしまった」事ですね~・・あのバンターがキレるなんて超レアですよね。 と、またキャラばかりに注視してしまいましたが、真相を追う過程で明らかになってくるドラマにページを繰る手が止まらない程夢中で読ませて頂きました。 特に終盤で、村が災害に襲われる中、鳴らされまくる警鐘の場面は圧巻でしたし、この時ピーター卿が"最後まで残っていた謎"の答えに、"身をもって"いきつくという展開も、「さすが、セイヤーズ」といいたくなる着地点だったと思います。 ということで、何だか一本の映画を見終わったような、味のあるストーリーでございました。 明日は大晦日、日本各地で"除夜の鐘"が鳴らされる(撞かれる)かと思いますが、英国でも転座鳴鐘でド派手に(?)鐘の音が響き渡っているのかな・・と思いをはせた私です~。 それでは、良いお年を~♪

Posted byブクログ

2024/06/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

乱歩ベスト最後の一冊。身元不明の死体をめぐるミステリーだが、最初の奏鐘術の部分と、最後の洪水の部分が印象的だった。トリックというようなものはないが、様々な登場人物の思いが交錯して難事件になったいるという印象である。英国の田舎でどのように人々が暮らしているのかということがよく書かれていると思う。 翻訳は文学作品の引用の注釈、聖書や詩編などを組み合わせた「もじり」の注釈など、訳者は相当調べたあとを残している。方言を再現するために、田舎っぽい口調にしているが、やや読みにくい。この点は問題だと思った。

Posted byブクログ

2024/05/21

シリーズ9冊目▲冬の沼沢地の村に弔いの鐘が響いた。故人の希望は亡妻と同じ墓に葬られること…見知らぬ遺骸が発見され⁉▼今回の主人公は御前でなく「鐘」だ!本格推理だが後の社会派のようなのりで、ミステリよりも文学面の要素が多く、どっしりと腰を据えて楽しむ作品。欧州大戦後の雰囲気が良く出...

シリーズ9冊目▲冬の沼沢地の村に弔いの鐘が響いた。故人の希望は亡妻と同じ墓に葬られること…見知らぬ遺骸が発見され⁉▼今回の主人公は御前でなく「鐘」だ!本格推理だが後の社会派のようなのりで、ミステリよりも文学面の要素が多く、どっしりと腰を据えて楽しむ作品。欧州大戦後の雰囲気が良く出ているし、ラストの世界が滅ぶかの如く感じさせる展開など美しい。御前自身がシェルショックだったのだから、この結末も…ありだ。迫力ある鳴鐘シーンはYouTubeで確認するとよい。教会の鐘が支配する世の末期、右往左往の悲劇(1934年)

Posted byブクログ

2024/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリの古典である「ナイン・テイラーズ」。全く予備知識なく読み始めたので、いきなり転座鳴鐘術といわれても???となる(ここだけの話、9つの連作短編集と勘違いしてた!)。それ以外にも教会建築の複雑な構造や装飾などにも拘り尽くした描写にビビりながらも、意外とサクサクと読み進めることができたのは、ひとえに愉快で魅力的な人物たち(悪者でさえも)が沢山出てきたり、あと場面切り替えの速さ、もったいぶらない推理展開が小気味良かったからでもある。 そしてなんていってもこの話の中心は、最初から最後まで8つの「鐘」たち。まるで生き物のように、時には不気味な雰囲気を漂わせてしまう存在感。事件の最後は嵐の中の水門決壊による、村を襲う大洪水の中、狂ったように鐘が打ち鳴らされ、そこで初めてピーター・ウィムジー卿は事件の真相に気付く。いやあ、こんなミステリ読んだことなかったですよ。 余談だが、最近読んだピーター・スワンソンの「8つの完璧な殺人」で、文中に「ナイン・テイラーズ」が何回が出てきており、そこでネタバレされてしまわないかとメチャクチャ焦った。

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2024/02/05

舞台設定や演出はこだわりが効いてて面白かったが、自分には鐘の意味が難しかった。長編で登場人物も多く、かなり重厚感のある作品だった。

Posted byブクログ

2023/02/17

有栖川有栖先生の「学生アリス」シリーズにも名前が出てきた名作です。 イングランドの沼沢地方の教会の鐘が主人公と、解説に語られています。大晦日に、9時間にもわたって鐘を奏鳴するシーンの迫力がすごいですね。(お寺の除夜の鐘とは全く別の世界!)その鐘の複雑な響きのように、重なり合う盗難...

有栖川有栖先生の「学生アリス」シリーズにも名前が出てきた名作です。 イングランドの沼沢地方の教会の鐘が主人公と、解説に語られています。大晦日に、9時間にもわたって鐘を奏鳴するシーンの迫力がすごいですね。(お寺の除夜の鐘とは全く別の世界!)その鐘の複雑な響きのように、重なり合う盗難、流感、殺人、怪しい余所者、失踪…

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2024/09/05

たぶんこれは年末がちかい今、読んだらぴったりだと思うんですよね。 9人の洋服やさん?って思わないでください。(私は思ったんですけど) 舞台は年の瀬のイングランド沼沢地方の雪深い小村。 弔いの鐘「九告鐘」にちなんで起こる事態。 ミステリーがなんとも面白くて不思議は不思議なんです...

たぶんこれは年末がちかい今、読んだらぴったりだと思うんですよね。 9人の洋服やさん?って思わないでください。(私は思ったんですけど) 舞台は年の瀬のイングランド沼沢地方の雪深い小村。 弔いの鐘「九告鐘」にちなんで起こる事態。 ミステリーがなんとも面白くて不思議は不思議なんですが、読み終わった時、頭のなかで鐘が鳴り響いて止みません。「カーン、コーン、カラーン、コローン、ガーン、ゴーン、ガラーン、グウォーン、...」って。 ドロシー・L・セイヤーズの最大傑作、不朽の名作だそうです。 1930年代英国の最高探偵小説とも。 おさだまり、ピーター・ウイムジー卿の推理の醍醐味。 ほんとにピーター卿は理想の趣味人です。 パンター氏というこれまた誰でも欲しくなる付き人がいーんですよね。 この本には登場しませんが、ハリエット・ヴェインという恋人との掛け合いも面白く、ピーター・ウイムジー卿ものは飽きさせません。 やはり、ドロシー・L・セイヤーズさんは全部読まなくっちゃと私は思います。

Posted byブクログ