命売ります の商品レビュー
自殺願望の男が“命売…
自殺願望の男が“命売ります”と新聞広告を出したために様々な出来事に巻き込まれ…。不条理サスペンス風(?)、三島を敬遠していた人にもおすすめの作品。
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三島由紀夫と言えば…
三島由紀夫と言えば、本人が切腹で自殺をしたこともあり 一種独特の暗さがあるが、この作品は異色。彼には珍しいサスペンスもの でも彼の得意な不条理を描く。三島入門書といえばいいかな
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聞いたことの無い作品…
聞いたことの無い作品でしたが、やはり面白かったです。読みやすいサスペンス長編でした。
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面白かった。。 途中何度か主人公の気持ちが解り (本当の意味で解ったのかはわからない) 少しびっくりした。 人間を見れば何らかの組織に属していると考える その迷信を打破してやりたいんだ という彼の言葉が好きだった 命を売れるっていうのは 究極に自由な行為で 不自由な人から...
面白かった。。 途中何度か主人公の気持ちが解り (本当の意味で解ったのかはわからない) 少しびっくりした。 人間を見れば何らかの組織に属していると考える その迷信を打破してやりたいんだ という彼の言葉が好きだった 命を売れるっていうのは 究極に自由な行為で 不自由な人から見たら 脅威そのものなのかもしれないなぁ
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自殺に失敗し、自らに命を商品として仕事をし始めた主人公。購入者によってさまざまな危険に脅かされ、次第に命についての認識が変わっていく。人生が無意味であること。だから死ぬ。といった方程式が崩れていく。所詮人間、死の恐怖はコントロールできないのだと思う。
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自殺に失敗した青年、羽仁男は命を売る仕事を始める。お客は怪しい人ばかり。エンタメとしての面白さの中に、三島の死生観が伺える。三島作品は『潮騒』『金閣寺』を読みましたが、本作はとんでもなくぶったまげた。
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何年かぶりに再読。 結構忘れてて、ラストはどんなふうになるのか分からない状態で読めた。 でも初めて読んだ時よりも「えぇぇ、面白い!」の感動がなくて、それはやっぱり再読だからなのかな? 初めて読んだ三島由紀夫作品で、堅苦しかったり読みづらいのかなと思ってたけど全く逆でびっくりした。...
何年かぶりに再読。 結構忘れてて、ラストはどんなふうになるのか分からない状態で読めた。 でも初めて読んだ時よりも「えぇぇ、面白い!」の感動がなくて、それはやっぱり再読だからなのかな? 初めて読んだ三島由紀夫作品で、堅苦しかったり読みづらいのかなと思ってたけど全く逆でびっくりした。 昔ながらの言い回しや漢字はあるけれどすらすら読めて物語にのめり込む。 とても面白いストーリー。 初めて読んだ時なら星4だったけど、今読んだ後だと星3かなぁ。
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三島由紀夫の本を読むのは初めてだった。 難しい言い回しが多いのかと思ったけど、読みやすかった。 比喩表現が美しく、読みながらうっとりとしてしまった。誰にも真似できないと思う。 自殺に失敗したことにより、命を顧みず大胆な行動に出るものの、最終的には自分の命がいかに惜しいかを思い...
三島由紀夫の本を読むのは初めてだった。 難しい言い回しが多いのかと思ったけど、読みやすかった。 比喩表現が美しく、読みながらうっとりとしてしまった。誰にも真似できないと思う。 自殺に失敗したことにより、命を顧みず大胆な行動に出るものの、最終的には自分の命がいかに惜しいかを思い知らされる結果となった。 生きるってなんだろう。
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「考えてみると、生きることがすなわち不安だという感覚を、ずいぶん久しい間、彼は忘れていたような気がする。それは、しらずしらず、羽仁男が「生」を回復したしるしではないだろうか。」 三島由紀夫の不安について、生について、死についての洞察はここにあるのではなかろうか。
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三島由紀夫を初めて読んだのは、この本でした。 とても面白かった。 また必ず読むので読んだら追記します。
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