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もう、きみには頼まない の商品レビュー

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36件のお客様レビュー

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2014/12/06

万博公園には何度も行っているのに、石坂泰三の像には気づかなかった。日比谷の第一生命ビルも、今度、見に行こう。まなぶところの多い、昭和の気骨人の生涯です。

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2014/04/28

facebookの記事で知り購入。 どれだけ厳しく、勤勉な人なのかと思い読み進めたが、人生に芯・筋が通っており、厳格で正義感があり、かと思えばユーモアと知性も兼ね備え、また勤勉で素直、愛情豊かな方であった。 読み進むにつれて石坂氏の人物像に惹かれていくし、憧れ、理想像であるこ...

facebookの記事で知り購入。 どれだけ厳しく、勤勉な人なのかと思い読み進めたが、人生に芯・筋が通っており、厳格で正義感があり、かと思えばユーモアと知性も兼ね備え、また勤勉で素直、愛情豊かな方であった。 読み進むにつれて石坂氏の人物像に惹かれていくし、憧れ、理想像であることに確信をもった。他の石坂氏関連の本も読み、人生の教科書としたい。

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2014/11/09

城山三郎が描く経済人の物語はやはり面白い。第一生命、東芝社長を歴任、経団連会長を6期12年、大阪万博会長を務めた石坂泰三。「権力に近づかぬこと、自ら権力を持たぬこと」「経済界は自主自立に徹し、自由経済の原則に則ること」「少年のように健全に成長し、立派に国際社会の仲間入りをすること...

城山三郎が描く経済人の物語はやはり面白い。第一生命、東芝社長を歴任、経団連会長を6期12年、大阪万博会長を務めた石坂泰三。「権力に近づかぬこと、自ら権力を持たぬこと」「経済界は自主自立に徹し、自由経済の原則に則ること」「少年のように健全に成長し、立派に国際社会の仲間入りをすること」など、今聞いても納得することばかり。スタンフォード大学には「イシザカ・ルーム」があるということを、恥ずかしながら知りませんでした。また、上智大学元学長であるピタウ神父が、著者からのインタビューに対し、日本に来て良かったと思う点に「石坂泰三氏と本田宗一郎氏に出会えたこと」と答えており、これも知らなかったなあ。

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2013/07/11

石坂泰三。 「日本の陰の総理」「財界総理」と謳われた、財界人のお話しです。 次男と妻を早くに亡くした哀しみを忘れず、頼まれた厄介事には「男が社会で仕事をしていると、しんどいことでも引き受けざるをえないことがある」と立ち向かう姿。 政や官にも全く媚びない姿勢は、自己保身の強い現在、...

石坂泰三。 「日本の陰の総理」「財界総理」と謳われた、財界人のお話しです。 次男と妻を早くに亡くした哀しみを忘れず、頼まれた厄介事には「男が社会で仕事をしていると、しんどいことでも引き受けざるをえないことがある」と立ち向かう姿。 政や官にも全く媚びない姿勢は、自己保身の強い現在、別な世界の人の様。 それでも若干読みにくさを感じ、ペースが上がらなかったのは移動時間が少なかったからだけではなく、本人に会わずに書かれた小説だからかもしれません。 「官僚たちの夏」を超える城山作品は無いのかな…

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2013/05/05

「2013年本屋大賞」に百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」が選ばれました。出光興産の創業者出光佐三をモデルにした小説で私も昨年読んだのですが、確かに気持ちの良い物語でしたね。芯の通った経営者の生き様はとても刺激的です。  本書もそういうテイストの本として手に取ってみました。  主...

「2013年本屋大賞」に百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」が選ばれました。出光興産の創業者出光佐三をモデルにした小説で私も昨年読んだのですが、確かに気持ちの良い物語でしたね。芯の通った経営者の生き様はとても刺激的です。  本書もそういうテイストの本として手に取ってみました。  主人公は、第一生命・東芝の社長を歴任、その後長年にわたり経団連会長も務め“財界総理”との異名もとった石坂泰三氏です。石坂氏もやはり極め付けの“頑固者”でした。  出光氏の経営者・財界人としての苛烈な生き様とその中での亡き妻への思いのコントラストが印象的です。

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2013/04/20

初めて城山作品を読了。明治生まれの人柄と戦後高度成長を遂げる黎明期の日本の様子と石坂の人柄影響力がよく分かった。後書きを読むと著者は石坂は書くつもりはなかったよう。それは本文中に、石坂が高度成長時の環境問題に対する感性の乏しさを一行で表現したことにもある。

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2013/01/17

読むまでまったく知らない人物であったが、面白かった。 状況を大づかみにを捉え、本質的な勘所を逃さない、 偉人に共通する慧眼か。 そうした姿と家庭での姿のギャップは面白く、 先立たれた妻に対する思い、詠んだ歌にじんわりとした温かさが感じられた。

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2013/01/12

城山さんの伝記シリーズは取材量もすごいが、いいこともそうでないことも時代のヒーローに仕立て上げてしまうので最近読んでいないが久しぶりに手にとってみた。 第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期に長年経団連会長を務め、「日本の陰の総理」「財界総理」と謳われ、万博協会会長を務め成功に導い...

城山さんの伝記シリーズは取材量もすごいが、いいこともそうでないことも時代のヒーローに仕立て上げてしまうので最近読んでいないが久しぶりに手にとってみた。 第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期に長年経団連会長を務め、「日本の陰の総理」「財界総理」と謳われ、万博協会会長を務め成功に導いた「石坂泰三」の生涯。政治・官僚嫌いで「東芝の再建は他では勤まらないが、大蔵大臣なら他にも候補がいるだろう。」と吉田茂からの大蔵大臣就任を断る気骨の人。 今の日本の迷走を見ていると、あの時代に「子供だと言っても乳母車に乗って風車廻して喜んでていいのか」と保護勢力を一喝し「自由と自立、産業保護政策からの脱却、資本・技術・商品の自由化」を推進したようなビジョンのある人がいなくなったのか。 ちなみに、経団連会長をいつまでやる気だという声に「老人はわがまま適齢期」というのには、苦笑いせざるを得ない。

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2013/01/03

新年一冊目の読書。気骨ある生き方をすることと、日々某の一日を大事に送ることとは、表裏一体なのだろうと。

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2018/03/10

石坂泰三の世界を読む。 「無事是貴人」を哲学とする。 石田禮助、五島昇らに囲まれる。 60才すぎて、経団連会長をひきうけ、 本格的な仕事をして、 80才前で、万国博の会長を引き受ける。 老人といわれる頃から本当の人生が始まる。

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