ポケット詩集 の商品レビュー

田中和雄(編者)

2014/01/14

気に入った詩のメモ
大岡信 虫の夢
吉野弘 I was born
新川和江 わたしを束ねないで
栗原貞子 生ましめんかな

2013/03/19

（和田律子先生おすすめ）
　日本の有名な詩が集められています。小・中学校や高校の授業でとりあげられた作品もありますが、大学生になって改めて読むと、新しい世界がみえてきたという感想もあります。とくに、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩には、たくさんの共感が皆さんの先輩たちから寄せられています。

http://opac.rku.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB40029309&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

2012/12/25

「ポケット詩集」のまえがきより

子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。いい詩というのは、詩人 が自分の思いをどこまでも深く掘りさげて普遍（ほんとうのこと）にまで届いた詩のことです。詩人の仕事は、生きる歓びをうたうことです。いい詩はみな、生 きる歓びにあふれています。

2012/12/11

うさこ
　「ポケット詩集」
詩を書く、詩を読むのが好き。
「自分の感受性くらい」という詩がお気に入り。自分の感受性くらい自分で守れ！
　もっと自分のことを考え自分をコントロールしていかなくては。

2011/09/19

例によってブックオフ愛好家の私は1,313円のこの詩集を105円で購入しました。

出版元の童話屋さん江、いくら考えてもこの本の1,313円というのは高いです。そもそも詩集とは高いものですよ、なんて言わないで下さい、そんな調子だから読む人が少なくなるんです。どう高く見積もっても483円くらいだと思います。

それはともかく、内容は充実しています。

雨ニモマケズ・・・宮沢賢治
聴く力・・・・・・・・茨木のり子
くまさん・・・・・・まど・みちお
学校・・・・・・・・・・・・・・・辻往夫
虫の夢・・・・・・・・・・・・・大岡信
Ⅰ　ｗａｓ　ｂｏｒｎ・・・・・・・・吉野弘
系図・・・・・・・・・・・・・・・三木卓
ぼくが　ここに・・・・まど・みちお
秋の夜の会話・・・・・・草野心平
練習問題・・・・・・・・・・阪田寛夫
あいたくて・・・・・・・・・・工藤直子
さくらのはなびら・・・・まど・みちお
表札・・・・・・・・・・・・・・・石垣りん
言葉のダシのとりかた・・・長田弘
南の絵本・・・・・・・・・・・岸田衿子
便所掃除・・・・・・・・・・・濱口國雄
求婚の広告・・・・・・・・・山之口獏
汲む・・・・・・・・・・・・・・茨木のり子
なのだソング・・・・・・・・井上ひさし
鳩・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋睦郎
祝婚歌・・・・・・・・・・・・・・吉野弘
伝説・・・・・・・・・・・・・・・会田綱雄
わたしを束ねないで・・・新川和江
世界は一冊の本・・・・・・長田弘
ゆずりは・・・・・・・・・・・河井酔茗
峠・・・・・・・・・・・・・・・・・真壁仁
生ましめんかな・・・・・・・栗原貞子
君死にたもうことなかれ・・与謝野晶子
死んだ男の残したものは・谷川俊太郎
なぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・川崎洋
ぼろぼろな駝鳥・・・・・・・・高村光太郎
奴隷根性の唄・・・・・・・・・金子光晴
自分の感受性くらい・・・・茨木のり子

・・・暗誦できる詩もありますし、初めて出会った詩もありますが、一つ一つがどれもすばらしいものです。

読み終わったら、汚れた私の心が少しは綺麗になった気がしました。

編者の田中和雄がまえがきで、いい詩はみな、生きる歓びにあふれています、と言っていますが、そのとうりで読むと沈んでいた気持ちが明るくなったりという効用があります。

体裁は15、3㎝×11㎝とコンパクトなので、ジーンズのポケットに入れたりして、至って手軽に持ち歩くことができて重宝しています。

外出時のふとした時に開いて読んだり、周りに誰もいないことを確かめて朗読したり、ともかく見つけたら買っておくという風にしたら10冊にもなってしまいました。

そこで、私ひとりではもったいないとばかりに、夜な夜なじゃなくて昼間昼間ですが、気が向いたらわざと置き忘れたりする怪傑詩集置き去り魔人に化けて、誰かが見つけて読んで下さるのを期待したりして暗躍もしています。

2011/05/29

めったに読まないジャンル（汗

でも良かった。ちょっと弱っていた時だったのかも。
しみじみした気分になれました。

今の気分は「自分の感受性ぐらい」かな。

2011/05/29

図書館で借りました

　詩集。選集。
　宮沢賢治、茨木のり子、まど・みちお、辻征夫、大岡信、吉野弘、三木卓、草野心平……他。
　国語の教科書で、見かけたものが多い。
「生ましめんかな」栗原貞子
「ぼろぼろな駝鳥」高村広太郎
　ほかいくつも。
　記憶と違っているものもありました。
　読み返すまで、習ったのを忘れているのもありました。

　たまには心の浄化剤を（笑）

　「奴隷根性の歌」はなんかとても心理をついてて面白いです。

2011/03/28

まどみちおの「くまさん」が好きなので
それだけで嬉しい。
他にも、有名な詩人の聞いたことがあって懐かしくなったり、気持ちがほっこりしたり、励まされる詩があって私は好きです。

2010/12/30

てのひらにおさまるようなちいさな本。

おさめられたひとことのちから、に心が掴まれるのはなぜだろう

しん、としずまりかえったばしょで

わたしを束ねないで

などとくちずさむような凛としたひとでありたい

2010/09/11

ジブリ美術館にて購入。
何度も何度も読んで、大事にボロボロにしたい本。

大事な人に思わず勧めたくなる本です。

たくさん共感したし
たくさん汲み取ったし
たくさん考えたし
たくさん感動した。

普遍とは、「ほんとうのこと」に届いたものことなんだねぇ。

心の肥料になるような、、、とにかくいい詩がたくさん載っています。はい！