マーチ博士の四人の息子 の商品レビュー
帯に逆に惑わされてしまった。 4人の息子がいるマーチ博士の家の家政婦ジニーがある日、その息子のうちの誰かが書いていると思われる日記を家のなかで見つけてしまう。そこから、ジニーによる犯人探しと、そしてジニーが日記を読んでいるということに気付いている犯人との、日記を介してのやりとりが...
帯に逆に惑わされてしまった。 4人の息子がいるマーチ博士の家の家政婦ジニーがある日、その息子のうちの誰かが書いていると思われる日記を家のなかで見つけてしまう。そこから、ジニーによる犯人探しと、そしてジニーが日記を読んでいるということに気付いている犯人との、日記を介してのやりとりがはじまる。 果たして犯人は誰なのかと必死に推理しながなら、日記をこっそり読んでいるような気になって読めるので面白い。
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有隣堂限定復刊。 殺人者とメイドの日記が交互に語られることでストーリーが進む。構造としては書簡体小説の変型か。 真相はややアクロバティックな感があるが、面白かった。 2人の翻訳者による共訳だが、メイドの日記パートと殺人者の日記パートに担当を割り振ることで、訳文の違いを明確にするア...
有隣堂限定復刊。 殺人者とメイドの日記が交互に語られることでストーリーが進む。構造としては書簡体小説の変型か。 真相はややアクロバティックな感があるが、面白かった。 2人の翻訳者による共訳だが、メイドの日記パートと殺人者の日記パートに担当を割り振ることで、訳文の違いを明確にするアイデアがいい。 帯に『アゴタ・クリストフ絶賛』とある。『悪童日記』もミステリ的な構造を持っているので、ある種の共通点はあると言える。
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殺人鬼と、犯罪に気づいたメイドの交換日記形式で物語は進む。メイドが仕えてる家には医者の父と病気で伏せがちな母、4人の息子の6人がいて、殺人鬼はこの4人の息子のうちの誰かなのだけど、なかなか正体がつかめない。 犯人は一人じゃなくて、息子4人全員なのかとか、メイド本人が殺人鬼なのか...
殺人鬼と、犯罪に気づいたメイドの交換日記形式で物語は進む。メイドが仕えてる家には医者の父と病気で伏せがちな母、4人の息子の6人がいて、殺人鬼はこの4人の息子のうちの誰かなのだけど、なかなか正体がつかめない。 犯人は一人じゃなくて、息子4人全員なのかとか、メイド本人が殺人鬼なのかと思ったけど違った。
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うすうす感じていたが、最後の写真の表現でゾッとした。犯人との攻防が少し長過ぎと感じた。真相が見えそうで見えない、ギリギリの所でチラチラされている様。良ミステリー。
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引き込み方が上手い! 日記形式で、殺人者(しかも誰だかわからない)とメイド ジニーの日記が同じ時系列で進んでいく。 ジニーは犯人に近づきつつあり、また犯人もジニーに近づきつつあるこの緊迫感。 結論としては正直あっけないし、「えー・・この人が犯人かぁ」といっといったところが残念。 また4人の息子については、なぜか犯人の可能性があるのに4人が4人とも没個性で頭に入ってこない。むしろ犯人が灰汁が強すぎたのか?? ただ、重ねてこの進み具合と読者の引き込み方は本当にうまいです。
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家政婦と殺人鬼の日記が交互に繰り返されていく構成。 二人の心理(特に家政婦)がしっかり描かれていて、緊張感が伝わってくる。 また、二人のやりとりも面白いし、結末にも驚かされた。 ただ、結末がエピローグという形でさーっと明かされるのがもったいないと感じたのと、殺人鬼の正体に繋がるよ...
家政婦と殺人鬼の日記が交互に繰り返されていく構成。 二人の心理(特に家政婦)がしっかり描かれていて、緊張感が伝わってくる。 また、二人のやりとりも面白いし、結末にも驚かされた。 ただ、結末がエピローグという形でさーっと明かされるのがもったいないと感じたのと、殺人鬼の正体に繋がるような伏線があまり無かったことが残念。
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正体半不明の殺人者と家政婦の日記が交互にくる。 いやぁ、怖い。 ずっと怖い。 深夜のお風呂で読み終えた時は怖くて早々に湯船から上がった。 怖いけど、よんじゃう。 他の作品も読んでみたい。
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おもしろかった。 殺人者と、家政婦の日記が交互に書かれていて、だんだんと話が進んでいく。 最後は全部家政婦の妄想だったというどんでん返しがあった後に、実は5人目の兄弟が生きていたという鬼の大どんでん返し。 頭がおかしいときには読まないほうがいいくらいこわいけど、ミステリーってこれくらいトリッキーで変なほうがおもしろい。 ブリジット・オベールさんの本もっともっと読みたい。 「鉄の薔薇」「森の死神」「ジャクソンヴィルの闇」「カリブの鎮魂歌」 など。 探してみよう
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家政婦が仕えている家の4人の息子の誰かが殺人鬼である旨を綴る日記を発見してしまい、また犯人も家政婦がその日記を盗み見てる事に気付いてしまうというのが大筋で、物語は犯人と家政婦の日記を交互に読ませる書簡形式。犯人の日記部分では盗み見てる家政婦気分で今にも背後に殺人鬼の息遣いを感じる...
家政婦が仕えている家の4人の息子の誰かが殺人鬼である旨を綴る日記を発見してしまい、また犯人も家政婦がその日記を盗み見てる事に気付いてしまうというのが大筋で、物語は犯人と家政婦の日記を交互に読ませる書簡形式。犯人の日記部分では盗み見てる家政婦気分で今にも背後に殺人鬼の息遣いを感じるかのようなスリルがあって面白かった。
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殺人鬼は四人のうち一体誰なのか…? 「おおっ」と思った記憶はあるのに、真相をすっかり忘れている。 いずれ再読しよう。
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