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ロシア紅茶の謎 の商品レビュー

3.5

232件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    83

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2022/10/26

推理小説の短編はあまり読んだことがなかったので(六枚のとんかつくらい)、新鮮だった。自分が名前と人物の一致が苦手なのに気づきました(笑) 学生アリスの双頭の悪魔までは読んでいたので、志度が火村のモデルになっているらしいことも気になっていた。 面白かった順に書くと、 ロシア紅茶の謎...

推理小説の短編はあまり読んだことがなかったので(六枚のとんかつくらい)、新鮮だった。自分が名前と人物の一致が苦手なのに気づきました(笑) 学生アリスの双頭の悪魔までは読んでいたので、志度が火村のモデルになっているらしいことも気になっていた。 面白かった順に書くと、 ロシア紅茶の謎、赤い稲妻、八角形の罠、動物園の暗号、ルーンの導き、屋根裏の散歩者 といった感じ。 トリックはありそうでなかったもので新鮮な驚きがあった。

Posted byブクログ

2022/10/20
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 流石有栖川有栖だなぁと思いました!同じくエラリークイーン好きとして、自分の国名シリーズがこんなに面白く作れたのならいいのにと作家さんの才能が羨ましいです...!  動物園の暗号 んんん!火村先生シリーズをはじめて読んだので、登場人物たちの様子がわかって楽しかったです。というか、作中の「有栖川有栖」ってあの月光ゲームの!?ええ〜、江上先輩といい、IQ高い人とばっかり会いますね(笑)  屋根裏の散歩者 へえ!実際そんなことしてる人がいたら怖すぎます。  赤い稲妻 正直この作品以降からが面白いなぁと思いました!成る程、イヤリングね。火村先生の観察眼が凄いです。  ルーンの導き これは面白い!普通の推理小説だとダイイングメッセージに凄く特殊な知識とかを入れたがるけど、これは被害者が出版社の人間ならあり得るものだし、石に書いていた文字までこの著に印刷されているのに、結局石自体の意味は関係なかったっていうところもいいです。エラリーの、題名は忘れてしまったんですけど、宝石店だかなんだかで男が宝石を掴んだまま息絶えてて、実はそれは犯人が偽装したものだったとかなんとかの話に、結論は違うけど推理の過程が似てるなーと思いました〜。  ロシア紅茶の謎 んー、大胆!それでいてちょっと切ないですね。   八角形の罠 これが1番面白かったです!まず舞台設定が面白くてローマ帽子の謎を思い出しました。けれど内容は全然違くて、エレベーター!って最後の推理が暴かれる時の高揚感はエラリーの小説を読んでいる時と一緒でした。タバコに触れるタイミングや注射器を捨てるタイミングの演繹的推理はXの悲劇さながらですね!まあ、有栖川有栖の小説はそれで一味違って面白いんですけどね!

Posted byブクログ

2022/10/10
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第1弾 「動物園の暗号」夜の動物園とか、魅力的な単語が出てくるが、暗号は難しい。 「屋根裏の散歩者」これはブラッキー。この暗号も難しい。解けるとくだらないのだけども。 「赤い稲妻」ある意味連続殺人。事故に見せかけるだなんて、同情の余地なし。 「ルーンの導き」謎の石と思ったらまさかの数。ISBNとは、わかってみれば明らかな名指し。 「ロシア紅茶の謎」犯人の執念を感じる。毒と氷と…想像しただけで怖い。 「八角形の罠」謎を解かれた時の犯人の様子が恐ろしい。怖がってないところが怖い。

Posted byブクログ

2022/09/21

気になってて鶴ちゃんおすすめにもなってたので。謎解きが好きな人にはいいかも。私は推理小説でも、謎を解こうって気はなくて面白ければいい(笑)

Posted byブクログ

2022/09/06

1994年刊行の作品。火村(この時は助教授)が謎解きをしていく。盛りだくさんなミステリーだ。臨床犯罪学者の火村をホームズとするなら、有栖川有栖本人が推理作家としてワトソン役といったところか。 有栖川有栖の出身が大阪で大学も京都なので、題名はゆかりのない海外かと思ったが、短編6作で...

1994年刊行の作品。火村(この時は助教授)が謎解きをしていく。盛りだくさんなミステリーだ。臨床犯罪学者の火村をホームズとするなら、有栖川有栖本人が推理作家としてワトソン役といったところか。 有栖川有栖の出身が大阪で大学も京都なので、題名はゆかりのない海外かと思ったが、短編6作で初っ端から舞台は大阪だった。国名は入っているが紅茶だ。これが題名になっているのは、読み終えたらわかった。 動物園の暗号は、暗号を解いていくプロセスが興味深い。 屋根裏の散歩者は、店子を覗いていた殺された大家が残した変わったニックネームが誰を指すのか?楽しめる。クスリと笑える。 赤い稲妻は、火村の教え子が目撃者で、向かいのアパートから女性が転落死する。密室を解くことが鍵。 ルーンの導きは、4つの石を握りしめた被害者、それはダイイングメッセージ。 ロシア紅茶の謎は、ロシア紅茶を飲んだ作詞家が毒殺される。動機、方法、チャンスのうち、方法に不確実性がある。 八角形の罠は、読者への挑戦状だ。 全てが秀逸なトリックで楽しめる作品集だった。

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2022/08/15

トリックは非現実的なところもあるけど、伏線もしっかり敷いてあって挑戦しがいがある…!個人的に江戸川乱歩を踏襲した「屋根裏の散歩者」がお気に入り。国名シリーズほかも読みたい!

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2022/07/08
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連作短篇集。国名シリーズ第一弾。 火村助教授と作家の有栖川有栖が主人公となり、警察の手助けをして事件解決をする話。 一つ一つどれも考えられていて面白かったが、物語として単純すぎてこの評価にした。 本格推理小説は短編と相性が悪いのではないかと考えさせられた。

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2022/06/26

2022.06.26 予期せぬ入院生活の相棒になってくれた本 ドラマのイメージがあって手に取ったけど、由緒正しきザ・ミステリ(たぶん)

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2022/06/22

'22年6月22日、Amazon audibleにて、聴き終えました。 いやぁ…素敵!大好き!とくに表題作が!あと、断然、「屋根裏〜」。初読み時に大笑いしたのを、懐かしく思い出しました。 美しいロジックで、犯人を追い詰める、火村…久々に読み返し(聴いたんだけど)、凄...

'22年6月22日、Amazon audibleにて、聴き終えました。 いやぁ…素敵!大好き!とくに表題作が!あと、断然、「屋根裏〜」。初読み時に大笑いしたのを、懐かしく思い出しました。 美しいロジックで、犯人を追い詰める、火村…久々に読み返し(聴いたんだけど)、凄く楽しめました! 僕は…冷徹な火村、激しく怒る火村が、どちらも大好きです!「氷のような、怒り」って、毎回思えてしまいます。まるで、漫画の主人公に恋する少女のようですね…トホホ┐( ˘_˘)┌ ここ最近、綾辻行人さん、有栖川有栖さんと、読み返して…やはりもうひとり、想うのは…法月綸太郎さん!僕にとっての「新本格」の三巨塔!法月さんは、何を読み返そうかな…やはり、「生首」か、「キング」かな…?

Posted byブクログ

2022/06/21
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久々に有栖川作品を手にしてみましたが、いやぁ〜ハマりそうです♪ 国名シリーズ(ん?どこがで聞いた気が...)第1弾となる短編集。 巻頭におさめられていた「動物園の暗号」でガッツリ虜になりました。 短編とは思えない謎解き。 犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビ、今後も活躍が楽しみです♪ 説明 内容紹介 国名シリーズ、第1弾! 奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む! 内容(「BOOK」データベースより) 作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。 著者について 1959年大阪市生まれ。同志社大学在学中より推理小説研究会に所属して創作等で活躍。処女作は『月光ゲーム』(東京創元社刊)。他に『マジックミラー』『46番目の密室』(以上講談社文庫)などがある。最新刊は『英国庭園の謎』(講談社ノベルス)。

Posted byブクログ