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白いメリーさん の商品レビュー

3.8

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2014/03/29

おもしろくて怖い短編9編。 誰を殺してもいい商店街で行われる いきいきデー。 蛇女になってしまう姉妹。。 などなど 爆笑したりにやにやしたりゾクゾクしたり。 中島らも頭おかしい。いい意味で。 あーおもしろかった

Posted byブクログ

2013/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一応、怪奇小説系を集めたみたいだが、日の出商店街いきいきデーをはじめ、全く怖いことは無い。安心して楽しめました。

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2013/10/15

短編集。オモロかった。『日の出通り商店街~』と『クロウリング~』はアホ過ぎて好き。両方共、実際に目の前にしたら残酷やったり気味が悪かったりすると思うけど文章になってるとコミカルに感じる。姉者(あねじゃ)って呼ぶのはダジャレ? その他のも良かったです。エレベーターの話は100%に近...

短編集。オモロかった。『日の出通り商店街~』と『クロウリング~』はアホ過ぎて好き。両方共、実際に目の前にしたら残酷やったり気味が悪かったりすると思うけど文章になってるとコミカルに感じる。姉者(あねじゃ)って呼ぶのはダジャレ? その他のも良かったです。エレベーターの話は100%に近い確率で男は同じ様な事を妄想(期待)してる。 本格的なホラー以外は認めないって方以外にはオススメです。

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2013/03/11

「世にも奇妙な物語」に出てきそうな、不思議で恐かったり切なかったり、ドキッとする話ばかりだった。 (と思ったら、過去に「世にも奇妙な物語」で映像化されていたらしい) 「脳の王国」が、想像できそうでなかなかできない世界が巧みに描かれていて好き。

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2012/12/14

なんか俗っぽいんだけど、聖って感じ。これは一体……、っていう不思議な感じで読み終えた。 でも、こう…キラッとしてる? こういうの好きだな。 全部で9編ある。白いメリーさんとラブ・イン・エレベーターが気に入った。どう良かったかは説明しづらいけど。 らもさんはどんな人間なんだよ。

Posted byブクログ

2012/11/12

中島らもといえば、かつて朝日新聞に掲載していた「明るい悩み相談室」。 あのイメージが強くて、脱力系の文章を書く人だと思っていました。 タイトルから、割とありがちな話かしら~と、あまり期待せずに読み始めましたが、冒頭の『日の出通り商店街 いきいきデー』を読んで、戦慄が走りました。...

中島らもといえば、かつて朝日新聞に掲載していた「明るい悩み相談室」。 あのイメージが強くて、脱力系の文章を書く人だと思っていました。 タイトルから、割とありがちな話かしら~と、あまり期待せずに読み始めましたが、冒頭の『日の出通り商店街 いきいきデー』を読んで、戦慄が走りました。 日常に潜む異端。たいくつな平凡と見せかけて、シュールな物語が展開します。 なぜいきいきデーなのか。セール日ではありません。 どこにでもありそうな商店街の店主たちが死闘を繰り広げる日なのです。 店の主人たちが、それぞれの専門の道具で戦うというところに、ゲーム的なおもしろさもあります。 この日は人を殺しても罪にならず、犯罪を止めるべき現職警官も参加するというのがシュール。 ピストルが当たらないので強くなく、体育教師に殺されるというところが更にシュール。 医者や僧侶も参加しているため、誰が収集つけるのかわからないという、全てが捨て身の展開話。 著者は、昔ながらののどかな商店街を散策しながら、そんなバトルロワイヤルを想像し、構想を練っていたのでしょうか。 荒唐無稽な話の中に、現実の悲哀やせちがらさなどを織り交ぜているため、単なる絵空話ではない現実味も感じられます。 完全に意表を突かれ、(タダモノではない)と思いました。 『クロウリング・キング・スネイク』も、うなりたくなるほどいい作品です。 文章もこなれていて上手。 作品に流れる不条理さは、決して好きなジャンルではなく、むしろ敬遠したい類のものですが、そうした好き嫌いを越えて、彼の発想力はあっぱれだと思います。 平凡な日常の中で、裏をかくようなひやりとする感触。 表題の作品は、自分にはいま一つでしたが、普通に過ごしている中で、著者は人とは違うものの受け取り方や世界の眺め方をし、現実によく似たfククションワールドを堅固に作り上げているんだなあと感じられる作品ばかりでした。 著者は劇団「リリパット・アーミー」の団長という立場柄、舞台用の脚本を生み出す柔軟性を存分に生かしているのでしょう。 ただ、団長としてはあまり芳しくなかったようで、団員たちにより団長を下ろされ、代わりにわかぎ・えふが着任したとあとがきに書いてあり、(団長失格の烙印を押されるとは、どんな人物だったんだろう)と興味を持ちました。 あり得なさそうな物語を書くにあたって、きちんとした情報収集が行われているところも、安心して読み進められる由縁。 「口裂け女は1978年暮れに岐阜県の東部から中部で発生し、賀茂郡の八百津町で流れた噂。翌年6月には全国規模に広まり、マスコミがこぞって取り上げた。マスク姿で「わたし、きれい?」は伝播中についたオプションだ」ということを知りました。 彼の作品は、アニメやCGドラマにしたらとてもおもしろそうだと思います。 ほかの著書も読んでみたいと興味が沸きました。

Posted byブクログ

2012/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

簡単にコメントなど。 たぶんネタバレ 日の出通り商店街 いきいきデー *世にも奇妙な物語で見て、全く意味わからん。微妙って思ったやつだったけど…やっぱり謎だ。 皆面白い!!というけど、どうだろ。 でも、商売道具を武器にっていうのはいいね! クロウリング・キング・スネイク *急にぶっ飛んだ内容 タイトルの通りスネイク あねじゃっていうのが気になるな。 でも、何か前向きになれる話だった。 白髪急行 *雰囲気は好きだけど、文字びっしりすぎてちょっと読み辛かった。 夜走る人 *なるほどー。 車さん。 脳の王国 *心をよめる 面白くはなかったかな。 設定はすごい! 植物状態の人の心が読めたらって、考えてしまうと思う。 「フニャチン!」 掌 *ホラーか?!と思いきや。 ひとすじなわじゃいかないね。 微笑と唇のように結ばれて *スネイクと脳の王国、そしてこの話が一族もの。 なんだかなー。 白いメリーさん *表題作 パチンコのネタ、魔法陣ぐるぐる(笑) どっちが先なんだろ?(まあ、微妙に違うけどね) うわさのことについての内容が、リアルだった。 ラブ・イン・エレベーター *分かりやすい そんな、世にも奇妙なお話の短編集。 独特な文章。シュールっていうか…。 それが、合うか合わないか。 私は最初微妙だった。 でも、何度も読んでたら味がででくるっていうか、不思議な感覚におちいってきた。変なの。なんだろこれ? また読も。 評価の星は★2と3の間。 とりあえず3に。

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2012/09/28

爽快なホラーあり、切ない系のホラーあり、ちょっと艶っぽい感じのホラーあり(要は全部ホラー)、と、中島らもっぽさを存分に堪能できる短編集。 仕事が立て込んで立て込んで仕方なかった時、寝起きの一服のお供にチビチビ読み進めたのですが、そういう隙間の時間にジャストフィットする軽やかさで...

爽快なホラーあり、切ない系のホラーあり、ちょっと艶っぽい感じのホラーあり(要は全部ホラー)、と、中島らもっぽさを存分に堪能できる短編集。 仕事が立て込んで立て込んで仕方なかった時、寝起きの一服のお供にチビチビ読み進めたのですが、そういう隙間の時間にジャストフィットする軽やかさでした。 「日の出通り商店街 いきいきデー」が面白過ぎる。

Posted byブクログ

2012/08/06

横浜のメリーさんの本だと思ったら、全然違う。そこからイメージを、とったかな、という程度。誤解したことが面白かった。内容は良いけど、好みではない。

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2012/04/08

今までに読んだ中島らもは「カポエラをする人」くらいかな.たぶんそれ一冊くらい.だから自分の中で中島らもの作風というのはそれ.ユーモアを追求していて、楽しませることのみに重点を置く. 「白いメリーさん」は同タイトルの短編を含む短編中編の集. 最初の「いきいきデー」は「世にも奇妙な...

今までに読んだ中島らもは「カポエラをする人」くらいかな.たぶんそれ一冊くらい.だから自分の中で中島らもの作風というのはそれ.ユーモアを追求していて、楽しませることのみに重点を置く. 「白いメリーさん」は同タイトルの短編を含む短編中編の集. 最初の「いきいきデー」は「世にも奇妙な物語」で見た.これは中島らもが書いてたのか.そう言われたらモウそうだとしか考えられない.かなり中島らもらしい作品だもの.この本の中の小説はどれも割りとキレイに書かれているけど、その「いきいきデー」なんかはホントにアホな設定でオチまで笑える.でも根底にあるのは中々深いテーマなんじゃないか. 「白髪急行」なんてすごく短い小説で、これはまあ割とありふれたテーマであるけれどこんなにキレイな話を仕立て上げるのはやはりすごい. 「夜走る人」、こういうのが自分は一番好きだ. 「クロウリング・キング・スネーク」「微笑と唇に結ばれて」、これはちょっと寒かった.

Posted byブクログ