白いメリーさん の商品レビュー
「日の出通り商店街 いきいきデー」「クロウリング・キング・スネイク」「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」「掌」「微笑と唇のように結ばれて」「白いメリーさん」「ラブ・イン・エレベーター」 が読めます。 どうしてこんなに切ないんだろう笑。 笑っちゃうんですよ、なんか、こう、切なさを...
「日の出通り商店街 いきいきデー」「クロウリング・キング・スネイク」「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」「掌」「微笑と唇のように結ばれて」「白いメリーさん」「ラブ・イン・エレベーター」 が読めます。 どうしてこんなに切ないんだろう笑。 笑っちゃうんですよ、なんか、こう、切なさを感じる自分に。 解説に山内圭哉が透明感があるとかいてあるけど、 本当にその通りだと思った。 えげつなさの中に透明感のある、本当に不思議な話たちだと思った。 前よりも、中島らもを好きになる。
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短編集。全9話収録されているが、一話一話がほんと短い。でもその一つひとつに中島らものエンターテイナーとしての要素がぎっしり詰まっている。 「いきいきデー」なんかはもう少し話を膨らませれば、ホラー映画の一本でも撮れるんじゃないか? 個人的に好きだったのは「夜走る人」の車さん(笑)
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短編集。いろんな話。 商wwwww店wwwwwww街wwwwwwwwwwwww いや、全部面白いよ?面白いけど商店街ずば抜けてるだろwwwwwwwww
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コメディ的だったり幻想的だったり陰鬱だったり、中島らもの魅力がたっぷりつまった短編集でした。 「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」が特によかった。 脳の王国は本当に怖いけど。 「日の出通り商店街いきいきデー」は世にも奇妙な物語で実写化されてたやつかなぁ?
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奇想天外過ぎる! 蛇女にしろいきいきデーにしろ、題材は<恐怖>なのにブラックジョークというか、ゆるいというか、陽気。明らかな非日常なのに、淡々と受け入れてしまうような説得力がある。その溝が面白い。 全てが馬鹿話(けなしてない)かと思いきや表題作の「白いメリーさん」だけやるせなさ...
奇想天外過ぎる! 蛇女にしろいきいきデーにしろ、題材は<恐怖>なのにブラックジョークというか、ゆるいというか、陽気。明らかな非日常なのに、淡々と受け入れてしまうような説得力がある。その溝が面白い。 全てが馬鹿話(けなしてない)かと思いきや表題作の「白いメリーさん」だけやるせなさ、「夜走る人」の幻想的な空気、「ラブ・イン・エレベーター」で“恋人の全容を知るにつれ恋愛的興味も無くす”というなかな頷いてしまうようなキッツイ含み、アクセントになっててるせいか印象も強い。 これだけのショートサイズで特濃の空気感を出すのも凄い。なんかジャンル分けしようとすると非常に困る小説です。
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一時期我が家のパソコンのデスクトップを飾っていたらもさん。初めて読みました。すきすぎる。このテンションすきすぎる。
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ジェットコースターで一瞬ふわっと浮くときのような、読後感。不快ともいえないが、すっきりもしない。けど次の話が読みたくなってしまう。怖いもの見たさのようなものか。
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母が運転中にラジオから聴こえてくる らもさんの声が好きで、 最初は母と一緒に「ガダラの豚」から入りました。 でも、高校生当時の私には理解するのに時間がかかり、 遠ざかっていましたが、同級生の友人が、 らもさんが旗揚げした『リリパットアーミー』の映像を 見せてくれたことがキッカケで...
母が運転中にラジオから聴こえてくる らもさんの声が好きで、 最初は母と一緒に「ガダラの豚」から入りました。 でも、高校生当時の私には理解するのに時間がかかり、 遠ざかっていましたが、同級生の友人が、 らもさんが旗揚げした『リリパットアーミー』の映像を 見せてくれたことがキッカケで、原作を読みました。 もう らもさんには会えないけれども、 らもさんが残した本や、お芝居は残っていて…。 初めて、人の死に対して、考えさせられたのが らもさんでした。
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恐怖・コミカル・ラブ どの言葉で表現したらいいだろう。 個人的にオススメなのは『ラブ・イン・エレベーター』男女関係の縮図。まぁ、こうはなりたくないですね、状況も感情も…
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中島 らもの【白いメリーさん】を読んだ。 表題作の「白いメリーさん」を含む9編の短編集だ。 永遠の不良オヤジのらもさん、またまた恐ろしい作品を世に残してくれてしまった。 もう完全にイッちゃってます。 色々と私生活においてやらかしてくれたらもさんだが、この作品も「なんかヤッ...
中島 らもの【白いメリーさん】を読んだ。 表題作の「白いメリーさん」を含む9編の短編集だ。 永遠の不良オヤジのらもさん、またまた恐ろしい作品を世に残してくれてしまった。 もう完全にイッちゃってます。 色々と私生活においてやらかしてくれたらもさんだが、この作品も「なんかヤッてる時に書いたんじゃね ぇの?」と疑いたくなるほどのキマりっぷり。 しかし、それがらもさんの魅力であり(当然、創作中はキマってなどいないと思うが)良さなのだと思 う。 「日の出通り商店街 いきいきデー」という作品はその名の通り、日の出通り商店街で繰り広げられるデ スマッチ。年に一度の「いきいきデー」というお祭りの日は商店街の中であれば殺し合いをして構わない という世にも恐ろしい物語だ。 そうかと思えば、「白髪特急」という作品のようにシリアスな作品もあったり、「脳の王国」なんかは哲 学的要素たっぷりの作品である。「夜走る人」や「掌」なんかはホラーでサスペンス、「微笑と唇のよう に結ばれて」や「ラブ・イン・エレベーター」は摩訶不思議なラブストーリーだ。「クロウリング・キン グ・スネイク」は何故か蛇女がパンクバンドを組む話だし、「白いメリーさん」はどことなく切ない親子 愛の物語なのである。 なんだかてんでバラバラのように思えるが、これがそうではなく読み終えると「あ〜、らもワールドだ な」と妙に納得してしまう。 つまりは色んな角度かららもワールドを楽しめる作品集なのだ。 当たり前の平凡な日常にあきあきしてしまった人には、ぜひ読んでもらいたい。常識という設定を無視し た小説世界の醍醐味をたっぷりと堪能できること間違いないだろう。 小説とは虚構の世界の物語である。そういう事をとてもわかりやすく教えてくれるのが中島らもなのだ。 子供にはあまり読ませたくない残虐なシーンや危ない世界もらもさんが書くとなぜか不快にならない。 これはある意味、大人の嗜好品である。
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