白いメリーさん の商品レビュー
怖くて残酷な事をサラッと面白く…中島らもさんの本はどれも好きだ。 9編の短編集で、どれも短く完結していて、どのストーリーもオリジナリティがあって楽しめた。 残酷な事をサラッと面白く書かれると、あれ?読み間違えた?で思わず読み返してしまう。そこがまたいいのだ〜
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あからさまな表現もあり所々にらもみ(らもみ?)をちらつかせられるのに、端々に見える綺麗な表現にハッとさせられ、一編一編終わるたびの満足感が良かった。 後書きもかなり良い。 くっさいおっさんから湧き出るねっとり綺麗な作品たち
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とびきりな話も無かったが、楽しく読めた。 どこか不気味で、少しコミカルで全体に明るい感じ。 長さがまちまちでめくった瞬間にもう終わり?もうちょっと続けて、って話も有ったが。
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現実から一歩足を踏み外したような不思議な軽やかさ。 そうか、中島らもさんってこういう文体だったか、と久しぶりに読んで思い出す。短編で描かれる奇妙な物語は、夢で見るような、明日朝起きたら世界がそうなっていそうなお話。 中島らもさんの新作がもう読めないことを考えてしまう。そし...
現実から一歩足を踏み外したような不思議な軽やかさ。 そうか、中島らもさんってこういう文体だったか、と久しぶりに読んで思い出す。短編で描かれる奇妙な物語は、夢で見るような、明日朝起きたら世界がそうなっていそうなお話。 中島らもさんの新作がもう読めないことを考えてしまう。そして、また、読み返したい気持ちも。
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山内圭哉が、最後の書評で書いていたのだが、中島らもの文章には、不気味さと不可思議の向こうに透明感がある。 そのためか、昨今で流行りの嫌ミスにもかかわらず、読了後の嫌悪感が全く無い。言わば、爽やかに恐いのだ。 関西出身者独特の、バタ臭さもまた、彼の小説に色を加えていて面白い。
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日の出通り商店街 いきいきデー で掴まれ。タイトルも、読みはじめも何のことだか…。 短編集、どれも面白かった。
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17歳の無口な彼が筆談で教えてくれたオススメの一冊。 はじめて中島らも氏の作品を読むこととなりました。 いきいきデーからはじまる短編集。 なんとも驚きとともにスタート。 強いてあげれば、脳の王国が好きかな。 無事に読み終わってよかった。 さぁ、彼に感想を伝えよう。
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奇才、中島らものユニークなホラー短編小説。 「中年過ぎると、ぼんやり気づいてくるんだ。自分はもう用済みだってね。」(P30)→ふむふむ、納得。
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初らも。 短いけれど、ひとつひとつがおもしろくて怖くて最高だった! 夜走る人が意外なラストで驚いた。
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日の出通り商店街 いきいきデー・・・ まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う) ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。 白髪急行・・・不気味です。わずか10ページの...
日の出通り商店街 いきいきデー・・・ まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う) ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。 白髪急行・・・不気味です。わずか10ページのストーリーなのに、なんでこんなに不安になるのでしょう。 らも氏の作風の幅広さが見えます。 微笑と唇のように結ばれて・・・古典的なホラーと、静かなエロティックさで描かれています。情けない男の話なんだけれど、終始もの悲しさに彩られています。 白いメリーさん・・・かつて都市伝説となったいた、 「メリーさん」を題材にしているようです。 あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのですが このメリーさんの描かれ方が少々変わっています。 ラストの引き際には、呆然としてしまいました。 中島らもさんの小説は、初めて読みました。「奇才」と聞いていましたが、確かに、かなり独創的な発想をお持ちの方のようです。 不気味、ブラックユーモアに支配されているような 短編集です。 初めて読んだ、らも氏の小説がこれで良かったと思いました。なんというか、入りやすい。 他の作品も読んでみたいと思いました。
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